雲九のもくもく覚書

2005年からだらだら今年も書いてます…

映画「ヴェニスの商人(The merchant of Venice)」入場券

2006年01月11日 | 購入品’(映画券)
今年最初の映画です。シェイクスピアって面白いんですねぇ。ヴェニスロケも満喫できてとても満足しました。あの街並みにはちょうちんブルマーがやっぱりしっくりくるんだなぁ。
英国には専門のロイヤルシアターまであることに驚きつつも、舞台はもちろん見たことがなく「ロミオとジュリエット」を映画で見たことがあるくらい。たまに悪徳ユダヤ人高利貸しシャイロックが、作品を離れて何かのステレオタイプのように語られているのを耳にしていましたが、話の筋は全く知りませんでした。
アル・パチーノがどれだけ悪役ぶりを見せてくれるかと思っていましたが、今回はダニー・デビートくらい小さく見えた彼、傲慢なキリスト教徒によってたかっていじめられて同情を禁じえなかったです。最後に娘がトルコ石の指輪をまだ持っていたことがせめてもの救い。
そうした同情も解釈によっては全く変わってくるのでしょうか。いい機会なので本をのぞいて見たいと思っています。今月はシェイクスピア月間…だと推進できなさそうなのでヴェニス月間にしようかしら。あの街角の誘惑おねえさんや仮面常備など不思議な部分はいろいろありました。
対するジェレミー・アイアンズ。精神的にやばい役が多いイメージでしたが、イギリスのテレビで「ハリー・ポッター」のパロディーをやっていたときに、なんと彼がスネイプ役のアラン・リックマンの意地悪な物真似をしているのを見て涙が出るほど爆笑してからというもの、いつ見かけても思い出し笑いをしてしまいます。いかん、いかん。キスシーンはとてもはまっていましたねぇ。
ポーシャ役の女優さんも現代劇が想像できないほど役に似合っていて、眼福でした(予告を見たとき、彼女の男装に気づかなかったのは私だけ?)。



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3 コメント

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TBありがとうございました (ミチ)
2006-01-13 09:02:47
こんにちは~♪

雪もひと休みでありがたいですね。

大寒前にこんなに降るなんて、すでにうんざりしています。

「ヴェニスの商人」見てこられたんですね。

結構人が入っていたでしょう?

あの映画館にしては珍しくたくさんの観客でした(笑)

アル・パチーノはホントに小さく見えました。

同じ本でも時代により、監督により解釈が全く違ってくるみたいですね。

今さらながらシェイクスピアのすごさを思い知りました。
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TBありがとうございました! (charlotte)
2006-01-13 19:55:46
こんにちは。



>彼がスネイプ役のアラン・リックマンの意地悪な物真似をしているのを見て涙が出るほど爆笑



…ジェレミーの隠れファンの私としても、それは笑えますねぇ~(*^_^*)

それにしても衣装の面など映像はとても楽しみました。でも、解釈が従来のものと少し違うのでしょうけど後味悪かったです←何度も言ってます(^^ゞ
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こんばんは (cloud9)
2006-01-13 21:54:52
ミチさんTB+コメントです。

平日の午前中に行ったんですけど、結構な人出で驚きました。それでもあそこは閉館の危機!せめてもコミュニティー映画館の署名をしましたが、街の中心部に一つしかない映画館、もっと賑わうといいですね。映画館で見るのは自分と違う人の反応を密かに楽しむためでもありますから。

charlotteさん

TB+コメントありがとうございます。映画を見た後いろいろ関連本をつまみ読みしていますが、この作品は悲「喜」劇として名高いということで、完全に悲劇の後味を受け取った私はびっくりしました。喜劇っぽかったのはアラゴン公くらい?

アメリカのヤフー映画評を見ると「可もなく不可もなく」って感じのクールなB評価だったので、最近ではこういう解釈が一般化してきているのかも知れないですね。
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