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第7戦:アメリカ、インディアナポリス・スピードウェイ。
気温35℃、路面温度54℃のドライコンディション。
Openning LapでL・ハミルトン、F・アロンソ、F・マッサまではスムーズなスタートを切るが、K・ライコネンは出遅れ、BMWザウバーのN・ハイドフェルド、ルノーのH・コバライネンに割り込まれて6番手に後退する。
ポールスタートのL・ハミルトン、F・アロンソのマクラーレン勢、F・マッサ、N・ハイドフェルドまでのタイム差がそれぞれ3秒以内、やや遅れて5番手H・コバライネンと6番手K・ライコネンが1秒以内で続く。SUPER AGURIの佐藤琢磨に、イエローフラッグ中の追い越しがあったとしてペナルティ審議対象になるが、14周目に佐藤琢磨はスピンからコースオフを喫し、グラベル上でストップ。第3戦バーレーンGP以来、今季2度目のリタイアとなる。また、4番手を走行していたN・ハイドフェルドが大きくオーバーラン。5番手に後退する。
20周目を過ぎ、1度目のピットストップが始まる。上位勢はF・マッサまでの順位は変わらない。H・コバライネンがピット作業を終え出口に向かうと、1秒以内で5番手争いをしていたN・ハイドフェルド、K・ライコネンの2台との1コーナー勝負となる。K・ライコネンはストレート上でN・ハイドフェルドをオーバーテイクし、ピットから出てきたH・コバライネンも抑え、5番手に浮上。一方、トップを行くマクラーレン勢はチームメイト同士のバトルが激しくなる。団子状態の周回遅れを交わす間にトップのL・ハミルトン、2番手F・アロンソのギャップが1秒以内に縮まり、38周目にF・アロンソはストレートでL・ハミルトンのスリックに入り、side by sideからオーバーテイクを仕掛けるが、L・ハミルトンは譲らない。
1ストップ作戦を採用し、ここまで4番手を走行していたウィリアムズのN・ロズベルグがピットに入ると、代わって4番手となったK・ライコネンはファステストラップを叩き出す勢いで、3番手を走行するF・マッサに追いついていく。2回目のピットストップを終え、L・ハミルトン、F・アロンソ、F・マッサ、K・ライコネンの順位になると、マクラーレンとフェラーリ、それぞれチームメイト同士がバトルを繰り広げる。トップのL・ハミルトンとF・アロンソの差は2秒以内、3番手F・マッサとK・ライコネンの差はわずか1秒以内。2番手F・アロンソ、4番手K・ライコネンは隙あらば前に出ようとするが、トップのL・ハミルトン、3番手F・マッサは自分のポジションを守り切ってチェッカーを受けた。
大型ルーキーL・ハミルトンは終始安定した走りで、2戦連続のポール・トゥ・ウィン。
デビュー以来7戦連続入賞の新たなF1新記録を樹立している。
2位はアメリカGP初表彰台のF・アロンソ。
マクラーレンにとっは2001年M・ハッキネン以来のアメリカGP優勝を、
今季3度目のワン・ツーフィニッシュで決めた。
3位F・マッサまでが表彰台に上がり、
今季2度目のファステストラップをマークしたK・ライコネンは4位。
R・クビサに代わり急遽出場しているBMWザウバーのS・ベッテルが
8位でデビュー戦入賞。19歳349日での初入賞は、
2000年にJ・バトン(当時BMWウィリアムズ)がマークした
20歳67日を上回るF1史上最年少記録となった。
今回、佐藤琢磨はペナルティーを受けずにリタイヤを喫した。
そのため、次戦のフランスGPにおいては10番グリッド降格処分が科せられた。
この件に関しては様々な議論が挙げられている。
佐藤琢磨がイエロー区間で抜いたのではなく、
J・バトンが追い越し、イエローに気付いて順位を戻したなど。
この行為がFIAには佐藤琢磨が追い越したと見えたのではないか。
勿論、人間なので完璧なことを要求することは、難しいが適切な裁定が望まれる。
次戦はフランスGP。
第2章のヨーロッパラウンドの開幕です。
シーズンを通してのChampion shipでは、この第2章のヨーロッパラウンドは最重要。
ここでフェラーリがマクラーレンに追いつけるか…
それともマクラーレンの圧勝か…
そろそろK・ライコネンも表彰台の真ん中に立たなければ今シーズンは厳しい状況。
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