今日は在宅ホスピスを応援している診療所・訪問看護ステーションでの勉強会に参加してきました。参加者はケアマネさん、ボランティアさん、お坊さん、病院のPTなどなど・・・・
「がん性疼痛に有効な理学療法」というテーマでした。
疼痛コントロールをする上でPTが行うアプローチの仕方はどのようなものか聞きたくて・・・・・
でも今回の内容は直接疼痛に対する徒手的な方法というよりは、どうすれば日常の生活で余計な筋緊張をしないで過ごせるかという内容でした。筋緊張をしないことで余計な痛みや辛さから解放できると言うわけです。
私たちは普段の生活で筋緊張をした後にその緊張をほぐすために自然と楽な姿勢をとったり、動かしたりしています。でも痛みや麻痺で自分で自由に体を動かせない方はうまく筋肉を緩ませる事ができません。
訪問看護していた頃、ケアした後、ベッドアップしたりして、「これで終わりました。また来ますね~」と言って帰ってきました。
これではいけませんね。
ベッドアップするときも必ず背抜きをする必要があります。何故なら自力で動けない方はこれをしないと上背部に緊張が入り、ベッドに座っていててもとても疲れるからです。そしてひどくなると痛みが出ます。今までそんな事考えずベッドアップしていました。
帰る前に無理な姿勢で筋緊張している部分はないかな?緩んでいるかな?(このチェックがとても大切!)
ちょっとした事で楽に過ごせる。とても大切な事ですよね。
今日の勉強会は期待していた内容と違いましたが、筋肉を緊張させない方法を教えてもらったり、そのような姿勢をとることがいかに大事か!ということが分かりとても勉強になりました。