先日、中古で買われたというリールのメンテを。
カバーをあけてみると、何やら黒い異物?が・・。
ベアリングを外して超音波洗浄すると結構な量の
黒い異物・・・。
よーく観察すると少し上等なグリスでした。
たぶん、前のオーナーさん?がオーバーフォールして
安価なグリスよりマシだろうと判断されたようです。
このグリスなんですが、スピニングならOKなのです。
実際にD社のリールには使われています。
しかしながら、ベイトリールにはNGなのです。
黒いグリスは安価な黄色のグリスをさらに潤滑性をアップするために
黒い粒子が混ぜられています。
その分価格も高いのですが、スプールの回転をベアリングでキープする
ベイトリールには使わないほうがいいのです。
その粒子が悪さをすることが懸念されるのです。
こういう知識がリールメンテには重要です。
このような事が個人レベルならまだしも、いわゆるプロショップの場合は
やっかいです。
当方での作業は
理にかなわない手法は採用しませんので
ご安心のほどを。
このリールも中古ショップで買われたとのこと。
オークションなどで入手された場合は、注意が必要みたいです。