以前に三浦しをんさんの「まほろ駅前多田便利軒」という直木賞受賞作の本を読んでいましたが、この「舟を編む」は前作品とは違って、本屋に勤める馬締光也(まじめみつや)の、新しい辞書『大渡海』編纂メンバーとして辞書編集部で個性的な面々の中で、馬締は辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく。しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか──。言葉への敬意、人間たちへの愛おしさがえがかれている。
辞書がこんなに時間をかけて創っていく過程がよくわかります。
昨年映画を見損ねましたが・・・あれば見に行きたいと思います。