AKB48グループ&坂道グループ情報ブログ

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櫻坂46齋藤冬優花『卒業セレモニー』全員で「BAN」「手を繋いで帰ろうか」披露 小池美波へ「最後の一期生、頼みます」

2024年12月06日 20時32分00秒 | 櫻坂46
こ~んばん~わ



櫻坂46『10th Single BACKS LIVE!!』


 櫻坂46の10thシングル『I want tomorrow to come』の“BACKSメンバー”による単独ライブ『10th Single BACKS LIVE!!』が、3日~5日に千葉・幕張イベントホールで開催された。事前に卒業が発表されていた一期生の上村莉菜、齋藤冬優花にとっては櫻坂46として最後のライブとなるが、公演直前に上村がけがのため休演を発表。これにより、2日目となる4日公演に予定されていた2人の卒業セレモニーは「齋藤冬優花 卒業セレモニー」として行われることとなった。

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 この日は齋藤にとって、アイドルとして最後のステージ。自身が「櫻坂46の楽曲で一番好き」と公言する三期生楽曲「何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう」でセンターに立ち、約9年にわたるアイドル人生の集大成のようなパフォーマンスで観客を圧倒させる。アンコールでは齋藤の卒業セレモニーも実施され、まずは選抜組を含む三期生とともに「BAN」をパフォーマンス。途中から一期生、二期生も加わり、齋藤との最後のステージを繰り広げた。

 その後キャプテンの松田里奈が、上村から預かったという手紙を代読。「今日を楽しみにしてくださっていた方の気持ちを考えると、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。今まで私のことをたくさん応援していただき、支えていただき、本当にありがとうございました。皆さんのおかげでここまで続けることができました」と上村の気持ちを伝えた。続けて、森田ひかるや小田倉麗奈、山﨑天、井上梨名、小池美波といったメンバーが、思い出の写真とともに齋藤との忘れられないエピソードを明かす。

 そして、ネイビーのドレスを着た齋藤がステージにひとり登場すると、約9年間分の思いをしたためた手紙を読み上げる。「高校3年生の夏、進路に迷って塾を抜け出してオーディションを受けに行ってくれてありがとうと言いたいです」と過去の自分を振り返りつつ、「欅坂46と櫻坂46をほぼ同じぐらいの年月過ごしたのですが、欅坂46はグループと向き合う日々で櫻坂46は自分と向き合う期間。どちらも本当に大切な時間でした」と思いの丈を吐露した。

 また、三期生に対して「私が櫻坂46で夢の続きを見ることができたのは三期生が入ってきてくれたから」、二期生には「あのとき欅坂46を選んで入ってきてくれてありがとう。私が櫻坂46を大好きになれたのは二期生たちのおかげ」、一期生の上村や小池には「莉菜、ここまでいろいろな感情を共有してくれてありがとう。みいちゃん、(休業から)帰ってきてくれてありがとう。最後の一期生、頼みます」とメッセージを届け、ファンには「数え切れないくらいほどのアイドルがいる中で、齋藤冬優花という人間を見つけて、それぞれの愛や形で応援してくれてありがとうございました」と感謝を伝えた。そして最後に「ここで見た景色や学んだことすべてをこれからの人生に活かして、新しい道へ歩もうと思います。私をアイドルでいさせてくれて本当にありがとうございました」と、スピーチを締めくくった。

 松田から「9年間で一番思い出に残っていること」を尋ねられると、齋藤は「いろいろ迷うけど…今年の東京ドームの景色にすごい感動して。櫻坂46がここまで歩んできた結果が確実に見えた気がした」と回顧。そして、欅坂46時代の「手を繋いで帰ろうか」がスタートすると、齋藤はトロッコに乗って会場を1周しながらBuddies(=櫻坂46のファンネーム)との別れを惜しみつつ「この曲を櫻坂46で、笑顔でできたことに意味があった」という言葉を残す。最後は笑顔が入り混じる中、「櫻坂の詩」で卒業セレモニーを終えた。

■櫻坂46『10th Single BACKS LIVE!!』【DAY2】2024.12.4 セットリスト
00. Overture
01. 19歳のガレット
02. 恋が絶滅する日
03. それが愛なのね
04. 無念
05. 確信的クロワッサン
06. 君と僕と洗濯物
07. 何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう
08. ソニア
09. イザベルについて
10. 真夏に何か起きるのかしら
11. 恋は向いてない
12. 心の影絵
13. 車間距離
14. 無言の宇宙
15. もう一曲 欲しいのかい?
16. 愛し合いなさい
17. 油を注せ!
18. 僕は僕を好きになれない
19. I'm in

<アンコール(齋藤冬優花卒業セレモニー)>
EN1. BAN
EN2. 手を繋いで帰ろうか
EN3. 櫻坂の詩
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『FNS歌謡祭』第2夜も超豪華アーティストが大集結 B’z・松本孝弘×GLAY・TERUが吉田拓郎の名曲「落陽」を披露【出演者一覧】

2024年12月05日 21時13分00秒 | 櫻坂46
こ~んばん~わ



『FNS歌謡祭』第2夜も超豪華アーティストが大集結


 フジテレビは、人気グループ・嵐の相葉雅紀が司会を務める音楽の祭典『2024FNS歌謡祭 第2夜』(後6:30~後9:54)を12月11日に生放送で放送する。香取慎吾が9年ぶりに『FNS歌謡祭』生放送のスタジオに登場し、主演ドラマの主題歌『Circus Funk(feat. Chevon)』をテレビ初披露するほか、TERU(GLAY)、松本孝弘(B’z)、幾田りら、平手友梨奈、SixTONES、なにわ男子、ら超豪華アーティストが出演する。

 『FNS歌謡祭』の恒例企画、アーティスト同士の一夜限りのコラボレーションでは、なにわ男子・大橋和也とJAEJOONG(ジェジュン)がレミオロメンの『粉雪』を、SUPER EIGHTは今年リリースした楽曲『ハリケーンベイべ』を、楽曲提供者の岡村靖幸とコラボする!さらに、宮本浩次と渋谷龍太(SUPER BEAVER)が『今宵の月のように』をパフォーマンスすることも決定。すでに解禁している松本孝弘(B’z)×TERU(GLAY)の超豪華コラボで送る吉田拓郎の名曲『落陽』のパフォーマンスなど、『FNS歌謡祭』でしか見ることができない豪華セッションが盛りだくさん!『FNS歌謡祭』ならではのステージに注目だ。

 世界的アーティストで、音楽プロデューサー、トラックメーカー、作曲家、編曲家、ソングライター、そして、DJとして活躍するゼッドが初出演。ジャスティン・ビーバーやレディー・ガガ、アリアナ・グランデなど数々のトップアーティストの楽曲制作に携わり、世界で最も権威ある音楽賞、グラミー賞を受賞したこともある超大物が、現在放送中のアニメ『ドラゴンボールDAIMA』<毎週金曜23時40分放送>のオープニング主題歌『ジャカ☆ジャ~ン』をC&Kと、エンディングテーマ『NAKAMA』をAIとの共演でお送りする。

 中島健人・キタニタツヤからなるユニット・GEMNはTVアニメ『【推しの子】』(2024年/TOKYO MX 他)の第2期オープニングテーマ「ファタール」を、羊文学がエンディングテーマ「Burning」を、アニメ映像と共にスペシャルパフォーマンス!さらにaikoが今年大ヒットをよんだ劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』の主題歌『相思相愛』を披露する。

今や音楽をバズらせる上で欠かせないコンテンツになった“TikTok”。Z世代を中心に共感を集め“TikTok”で大バズりを起こしたアーティストたちが登場。FRUITS ZIPPERが『NEW KAWAII』、コレサワが『元彼女のみなさまへ』、乃紫が『初恋キラー』、Mega Shinnosukeが『愛とU』を披露する!

 また、2025年に再演予定の高畑充希が主演を務めるミュージカル『ウェイトレス』から、『パイの中は? What’s Inside』『始めよう Opening Up』を高畑、ソニン、LiLiCoが、日本初演から20年目を迎えるミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』から、『抑えがたい欲望』を城田優が披露する。このほか、生田絵梨花が全世界で観客総数1億3000万人を突破したミュージカル界の金字塔『レ・ミゼラブル』より『夢やぶれて』を歌唱するなど、『FNS歌謡祭』恒例ミュージカル企画も展開する。

【第2夜 出演アーティスト】12月11日 後6時30分~9時54分

AI
INI
IMP.
aiko
生田絵梨花
幾田りら
HY
AKB48
香取慎吾
King & Prince
コレサワ
櫻坂46
THE ALFEE
C&K
JAEJOONG(ジェジュン)
GENERATIONS
GEMN
SUPER EIGHT
SUPER BEAVER
Superfly
SixTONES
ゼッド
タイトル未定
TERU(GLAY)
なにわ男子
新浜レオン
乃紫
羊文学
平手友梨奈
FRUITS ZIPPER
宝鐘マリン
僕が見たかった青空
マカロニえんぴつ
松本孝弘(B’z)
宮本浩次
ミュージカル『ウェイトレス』(高畑充希・ソニン・LilLiCo)
ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』(城田優)
Mega Shinnosuke
RIIZE
LiSA
Little Glee Monster
LE SSERAFIM
(50音順)

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櫻坂46・守屋麗奈、香港でも笑顔でパフォーマンス!美麗ステージSHOTに反響「すごく輝いててかっこいい」「優勝です」

2024年12月05日 20時42分00秒 | 櫻坂46
こ~んばん~わ



櫻坂46・守屋麗奈


 12月4日、櫻坂46・守屋麗奈がInstagramを更新した。

 11月30日に、香港にて開催された『Clockenflap Music & Arts Festival 2024』に櫻坂46として出演した守屋。今回の投稿では、「Clockenflap」といったコメントと共に、同イベントのステージSHOTや、笑顔のオフSHOTなどを公開した。

 この投稿に対し、SNS上のファンからは「カワイイがいっぱいですわ」「巻き髪めっちゃ似合ってて可愛い」「すごく輝いててかっこいい」「香港でも優勝です」などの反響が寄せられていた。

 櫻坂46の5thシングル表題曲「桜月」でセンターを務めるなど、人気メンバーとして活躍中の守屋。11月23日と24日には、櫻坂46「4th YEAR ANNIVERSARY LIVE」が千葉県・ZOZOマリンスタジアムにて開催された。

 




 
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櫻坂46守屋麗奈、“100万ドルの夜景”香港での思い出SHOTにファン悶絶「彼女感というより彼女」「大変美しい」

2024年12月03日 23時30分00秒 | 櫻坂46
こ~んばん~わ


櫻坂46・守屋麗奈


櫻坂46・田村保乃


櫻坂46・山﨑天


 12月2日、櫻坂46・守屋麗奈がInstagramを更新した。

 守屋は、自身のInstagramアカウントにて、11月29日~12月1日に香港にて開催された『Clockenflap Music & Arts Festival 2024』に出演したことに触れつつ、「香港のBuddiesの方もあたたかく 迎え入れてくださり嬉しかったです」「#100万ドルの夜景」などとコメント。

 あわせて、メンバーの田村保乃や山崎天と衣装姿で撮影した笑顔2SHOTや、タピオカドリンクを手にしたカメラ目線のキュートSHOT、夜景をバックにした微笑みSHOTなどを掲載した。

 この投稿に、SNS上のファンからは、「彼女感というより彼女」「ほのれな大天使すぎる」「可愛すぎる!!!」「お顔が100万ドル級」「大変美しいです」「推し×推し=神」といった反響が寄せられている。

 櫻坂46の5thシングル表題曲「桜月」でセンターを務めるなど、人気メンバーとして活躍中の守屋。11月23日と24日には、櫻坂46「4th YEAR ANNIVERSARY LIVE」が千葉県・ZOZOマリンスタジアムにて開催された。


 




 
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櫻坂46、“個の確立”を強く打ち出した4周年ライブ 現在のフェーズで結果を残し、限界を超えた2日間

2024年12月03日 23時00分00秒 | 櫻坂46
こ~んばん~わ





 櫻坂46の周年ライブ『4th YEAR ANNIVERSARY LIVE』が11月23日&24日、千葉・ZOZOマリンスタジアムにて開催された。昨年に引き続き同会場で行われ、両日合わせて約7万2000人というZOZOマリンスタジアム史上最大動員数を記録。特に今回は、開催前から「チケットがまったく取れない」という声を多方面から耳にしており、昨年以上のチケット争奪戦が繰り広げられたことは想像に難しくない。



 事実、2024年に入ってからの櫻坂46のライブ人気は高まる一方で、春の『4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?』やその追加公演として東京ドームで行われた2DAYS公演『4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?- IN 東京ドーム』に対する反響は、昨年以上だったと実感している。また、セールス的にも6月リリースの9thシングル『自業自得』は過去最大の売り上げを記録し、続く10月発売の10thシングル『I want tomorrow to come』もそれに匹敵するセールスを打ち出したばかり。最近では韓国や香港での音楽フェスにも出演するなど、国内のみならずグローバルな活躍ぶりを見せている。





 そんな彼女たちの4周年ライブ。筆者には“個の確立”を強く打ち出したステージだったと感じられた。もちろん、活動歴の長い一期生や二期生の多くはすでに各々の個性を手にしているだろうが、ここにおいて特筆したいのは2023年初頭にグループに加入した三期生について。同年11~12月に初の期別単独公演『新参者 LIVE at THEATER MILANO-Za』で着実に実力を付け始め、2024年に入ると『自業自得』や『I want tomorrow to come』といったシングル表題曲で山下瞳月がセンターに抜擢されたほか、多くの三期生が選抜メンバーに選出。また、2024年1月から再開された『BACKS LIVE!!』に初めて三期生が参加するようになり、ライブ経験を着実に重ね始めたほか、石森璃花や村井優がBACKS楽曲センターや『BACKS LIVE!!』座長にも就任し、活躍の場を増やしている。







 その一方で、毎シングル収録されている三期生楽曲では村山美羽(「何度 LOVE SONGの歌詞を読み返しただろう」)、向井純葉(「引きこもる時間はない」)、遠藤理子(「本質的なこと」)がそれぞれ初センターに選ばれ、個性を発揮。今年9~10月には東京と大阪でのアリーナ公演『櫻坂46 三期生ライブ』も行われ、大盛況ぶりを見せたばかりだ。同公演を観ても感じたが、もはや三期生の誰がセンターに選ばれても不思議ではないほどに個々が実力と個性を身に付け、櫻坂46にとって欠かせない戦力にまで成長したのだ。







 2023年の『3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE』は、初代キャプテン・菅井友香の卒業(2022年11月)や2022年末の『NHK紅白歌合戦』落選などを経て、新しい戦力となる三期生を迎えて再出発を図っていた最中。グループとしての一体感や突破力を強化していく過程でのひとつの集大成であると同時に、グループとしての多様性を含むオリジナリティを確立させる上で、その時点での“答え”を提示したステージだったと筆者は捉えている。そこを踏まえて、今年の『4th YEAR ANNIVERSARY LIVE』はさらにこの2点を強化させつつ、三期生が一人前のメンバーとして一期生や二期生と肩を並べたことを証明するための、重要な2公演にしたかったのではないだろうか。今年8月から始まった四期生オーディションの結果発表も控えている中だからこそ、その前に現在のフェーズとして“結果”を提示しておくことは、絶対に必要なことなのだ。







 昨年はDAY1に土生瑞穂の卒業セレモニーをフィーチャーするなど、2公演で異なる演出やフォーメーションが用意されたが、今年は2公演を通じて一部日替わり曲は用意されたが、大まかな流れは一緒。DAY1では客電がついたままの状態で、メンバーがステージ上のみならず客席からも次々に登場するオープニングなど昨年の公演を踏襲する演出を交えつつ、不吉の前兆のような赤い月に導かれるようにスタートした「嵐の前、世界の終わり」でガラリと空気感を変え、「何歳の頃に戻りたいのか?」「BAN」でギアを上げていく緩急に富んだ構成は、もはや櫻坂46ならではと言えるもの。





 これに加え、オンラインミニライブを除けばライブ初披露である「縁起担ぎ」や「イザベルについて」といったユニット曲、前述の赤い月と対照的な演出を見せる「ブルームーンキス」、久しぶりの披露となった初期楽曲「最終の地下鉄に乗って」、そして今年のライブを通して“鉄板曲”へと育った「マンホールの蓋の上」やフェスなどを通じてその“鉄板曲”へ仲間入りし始めている「もう一曲 欲しいのかい?」、さらに「承認欲求」「自業自得」を経てクライマックスで披露される新曲「I want tomorrow to come」と、初日だけでも見どころ満載で、これまでの櫻坂46のライブと比較しても非常に高水準なクオリティだった。当の三期生も、向井センターの「引きこもる時間はない」や小島凪紗センターの「マモリビト」といった期別曲や、シングル表題曲やカップリング曲で先輩メンバーに負けず劣らずの存在感を発揮していた。



 ところが、DAY2ではメンバーが放つ気迫や熱量がDAY1とは大きく違い、両公演を観覧した筆者の目にはまるで異なる内容の2公演のように映った。もちろんこれは、決してDAY1がDAY2に劣っていたという意味ではない。『3rd YEAR ANNIVERSARY LIVE』や『4th ARENA TOUR 2024 新・櫻前線 -Go on back?- IN 東京ドーム』という伝説に残るステージを経験してきた彼女たちだからこそ、『4th YEAR ANNIVERSARY LIVE』DAY1を終えたことで「もっと上を目指せる」「まだまだやれる」という意識が芽生えた結果が、DAY2で見せた破壊力だったのではないだろうか。と同時に、さまざまな経験を通じて急成長し続ける三期生の姿が、先輩たちの心に火をつけたという想像もできなくはない。



 DAY2も序盤は前日と同じ構成で進行したが、オープニングの「ドローン旋回中」&「Anthem time」マッシュアップメドレーから空気を一変させる「嵐の前、世界の終わり」でのセンター・山下の気迫は前日以上のものがあったし、それに続く「何歳の頃に戻りたいのか?」で放つ山﨑天のオーラ、「BAN」で見せる森田ひかるの誇り高き佇まいは、DAY1を凌駕するものがあった。かと思えば、「一瞬の馬」では藤吉夏鈴が温かみやしなやかさを伴う動きや表情で観客を惹きつけ、ライブ初披露となる「本質的なこと」では初めてセンターを担う遠藤理子が堂々としたパフォーマンスと憂いに満ちた表情で、唯一無二の世界観を構築する。特に遠藤に関しては加入当初、ダンスの面でほかの同期より悪目立ちしてしまう場面もあったが、『BACKS LIVE!!』などで積み重ねた経験がいい方向に作用し、今やほかのメンバーにはない魅力を持つ個性的な存在にまで成長したことがこの曲からは窺えた。









 「TOKYO SNOW」は繊細さが強調された山下による冒頭ポエトリーパートから、徐々に温かみを強めながらドラマチックに展開していく。雪を彷彿とさせるような、観客による白のペンライトも曲の世界観を作り上げる大切な要素として作用。今後、この季節に行われるライブで欠かせない1曲になりそうだ。その美しい世界観を名曲「桜月」が引き継ぐと、披露するたびに表現力や説得力が増し続けている守屋麗奈の華麗なパフォーマンスとともに、会場が満開の桜(=桜色のペンライト)で埋め尽くされていく。



 また、前日はMCとアンコールのみの出演だった小田倉麗奈が、ユニット曲「標識」で本格的にライブ参加。怪我のため10thシングル活動期間を休養中だった彼女だが、こうしてパフォーマンスに参加できたことは次に繋げるための大切な一歩となったことだろう。昨年の同会場でのライブでも、当時休養中だった遠藤光莉がステージ復帰を果たしたり、同じく休養中だった小池美波が一部参加したが、こうした“誰ひとり置いていかず、一緒に手を繋いで前へ進む”姿勢も実に櫻坂46らしい。



 松田と井上梨名のオリジナルメンバーで披露されるのも久しぶりだった「On my way」や、本ライブが初パフォーマンスとなった「今さらSuddenly」といった選曲、そのあとに「ブルームーンキス」「思ったよりも寂しくない」「最終の地下鉄に乗って」といったムーディーな楽曲が並ぶのも、今年の『アニラ』の特徴と言える。序盤の「何歳の頃に戻りたいのか?」や「BAN」以外は、後半戦まで彼女たちらしい激しく攻めるダンスナンバーは控えめで、どちらかといえば柔らかさが伝わる楽曲が多く用意された印象が強い。



 
しかし、そうしたナンバーを通じて伝わったメンバーの“個”も確実に存在しており、今回のような緩急の付け方ができるようになったことで櫻坂46のメンバー層の厚みを今まで以上に実感することもできた。そう考えると、昨年の『アニラ』で提示された“グループとしての多様性を含むオリジナリティを確立させる”という課題もついに今年でひとつ結果を打ち出すことができたのではないだろうか。

 だからこそ、「Start over!」から始まる攻めの後半戦はより強く響くものがあった。DAY1の時点から強烈な構成だと感じていたが、DAY2は前日以上の気迫が加わり、観ている側も息をするのを忘れそうになるほど見入ってしまう瞬間が多々あった。「Start over!」ではかつて土生が担った支柱的役割を村山が担い、小林由依のパートに村井が入ることで、初期のオリジナルに近いフォーメーションで展開。そこから昨年の『アニラ』を踏襲する演出の「静寂の暴力」へと繋ぐという、動と静の対比が際立つ並びも実に櫻坂46らしい。





 そして、「マンホールの蓋の上」以降の怒涛の畳み掛けは圧巻の一言で、本編ラストを飾る異端の1曲「I want tomorrow to come」で櫻坂46が作り上げるひとつの物語は幕を下ろす。もはや音楽ライブの域を超え、1本の映画か演劇作品かと錯覚するような激怒の2時間強は、櫻坂46だからこその個性だと断言したい。



 この完成された物語があるからこそ、アンコールの「Buddies」や「櫻坂の詩」ではホッとした空間を心の底から満喫することができる。これは観る側のみならず、演者側も同様なのだろう。ライブ本編以上にリラックスした笑みを浮かべるメンバー、観客の声援に涙するメンバーなど、彼女たちが素に戻る瞬間も多々目撃でき、MCでは本編ラストの「I want tomorrow to come」で圧倒的なパフォーマンスを見せたセンター山下が、緊張の糸が切れたかのように涙をこぼす場面もあった。プロとしてステージに立つ者と、等身大の少女としての姿、その両方を目にすることで、我々は櫻坂46という存在にどんどん惹きつけられていくのだと、この日改めて実感することができたのも筆者にとっては大きな収穫だ。



 2024年は前年以上にライブの数が多かった櫻坂46だが、それがすべていい方向に作用し、迷いのなさを見せつけたのが『4th YEAR ANNIVERSARY LIVE』だった。ある種、ウィニングランのような2日間を経て、グループはスピードを緩めることなく、まだまだ前進を続けていく。充実の1年を経て、また新たなフェーズへと突入するであろう2025年はどんなトピックで我々を楽しませてくれるのだろう。奇しくも2025年は櫻坂46の5周年であると同時に、前進グループ・欅坂46の結成10周年という大きな節目を迎える。そんなタイミングだからこそ、我々の想像を遥かに超えるような活動で楽しませ、あるいは驚かせ続けてくれることを願ってやまない。






■櫻坂46『4th YEAR ANNIVERSARY LIVE』
2024年11月24日(日)@ZOZOマリンスタジアム
<セットリスト>
M0.Overture
M1.ドローン旋回中・Anthem time
M2.嵐の前、世界の終わり
M3.何歳の頃に戻りたいのか?
M4.BAN
M5.一瞬の馬
M6.本質的なこと
M7.TOKYO SNOW
M8.桜月
M9.標識
M10.On my way
M11.今さらSuddenly
M12.ブルームーンキス
M13.思ったよりも寂しくない
M14.最終の地下鉄に乗って
M15.Start over!
M16.静寂の暴力
M17.マンホールの蓋の上
M18.もう一曲 欲しいのかい?
M19.承認欲求
M20.自業自得
M21.I want tomorrow to come
EN1 Buddies
EN2 櫻坂の詩

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