こ~んばん~わ
12月14日、乃木坂46の公式サイトにて5期生・菅原咲月の副キャプテン就任が発表された。ちなみに乃木坂46が副キャプテン制を初めて導入したのは2021年。同年11月29日に開催された28thシングル『君に叱られた』発売記念のオンラインミニライブで、梅澤美波が副キャプテン就任が伝えられた。梅澤は2023年2月23日、3代目キャプテンに就くまで副キャプテンを担当。以降、乃木坂46では同ポストの不在が続いていた。今回は、約1年10カ月ぶりの副キャプテン制復活となった。
12月14日、乃木坂46の公式サイトにて5期生・菅原咲月の副キャプテン就任が発表された。ちなみに乃木坂46が副キャプテン制を初めて導入したのは2021年。同年11月29日に開催された28thシングル『君に叱られた』発売記念のオンラインミニライブで、梅澤美波が副キャプテン就任が伝えられた。梅澤は2023年2月23日、3代目キャプテンに就くまで副キャプテンを担当。以降、乃木坂46では同ポストの不在が続いていた。今回は、約1年10カ月ぶりの副キャプテン制復活となった。
坂道グループでは日向坂46が11月7日、YouTubeチャンネル『日向坂ちゃんねる』の生配信にて三期生・髙橋未来虹の副キャプテン就任が伝えられた。同グループで副キャプテン制が導入されたのは、前身のけやき坂46時代も通して初めてのこと。日向坂46になって節目の5年目にあたる2024年、グループとして“改革”に着手した。
ここであらためて副キャプテンの役割について考えたい。乃木坂46の梅澤は副キャプテン就任当時、公式ブログで「キャプテンに就任してから2年間、真夏さん一人に全てを背負わせてしまっていた事に申し訳なさを感じています。目に見えない重圧や背負わなければいけない責任は莫大にあったはずですがそんなものを感じさせずにメンバーを明るく引っ張ってくれていました」とキャプテン(当時)だった秋元真夏のことを思いやった。さらに「こんなこと言うのは烏滸がましいですがこれからは真夏さんが背負うものを少しでも一緒に背負えるように、私なりに副キャプテン像を探しながら 精一杯努めさせて頂きます」と綴った(※1)。
日本を代表するアイドルグループを牽引するキャプテンの重圧は、私たちの想像以上に重いものなのだろう。秋元はグループ初期を知る1期生としてあえて“昔の話”をしていると明かし、「『昔の話いっぱいしてくる人』って絶対ウザいじゃないですか(笑)」と嫌われる覚悟も持ちながら、それでもグループを前に進めるため、そしてキャプテンとしてその役割を買って出ていると語っていた。
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秋元真夏を支えた、“副キャプテン・梅澤美波”の存在
アイドルグループに限らずどんな環境であっても、人に何かを指摘するのは勇気と体力がいること。むしろ、波風を立てずにやった方が気楽だ。ましてや秋元は「私、これまでの人生ずっと“誰にも嫌われずに生きていたい”って生きてきた人なんで」(※3)という人柄の持ち主。相当なストレスもあったはず。そんな秋元の様子を間近で見ていたからこそ、梅澤には心苦しさがあったのだと想像できる。
秋元真夏を支えた、“副キャプテン・梅澤美波”の存在
アイドルグループに限らずどんな環境であっても、人に何かを指摘するのは勇気と体力がいること。むしろ、波風を立てずにやった方が気楽だ。ましてや秋元は「私、これまでの人生ずっと“誰にも嫌われずに生きていたい”って生きてきた人なんで」(※3)という人柄の持ち主。相当なストレスもあったはず。そんな秋元の様子を間近で見ていたからこそ、梅澤には心苦しさがあったのだと想像できる。
しかし梅澤が引き受けた“副キャプテン”という役割は、その後、グループに好影響を与えた。秋元が抱え込んでいたものを一緒に背負ったり、時には、秋元がそれまで一人で演じていた“嫌われ役”を引き受けたりしたこともあったのではないか。事実、秋元は自身の卒業コンサートで、梅澤に「私が大変なとき、何度も助けてくれた感謝の気持ちはいくら伝えても伝えきれないけど、この先、何があっても私は一生梅の味方です」(※4)と口にしたほど。つまり梅澤は、秋元にとって数少ない心許せる存在だった。
さらに梅澤は情報番組『THE TIME,』(TBS系/2023年3月20日放送回)で、秋元が過去のインタビュー記事で「(梅澤は)後輩というよりも同志という感覚に思える」(※5)と発言していたことを回想。それは副キャプテン就任前のインタビュー記事だが、それでも“副キャプテン・梅澤美波”の存在は、秋元にとってとても心強いものだった。そういった点で今回の菅原、髙橋も、キャプテンを支えることでグループを良い方向へと導いていけるはずだ。
櫻坂46、“今”が副キャプテン復活に最適な理由
ここで気になるのは、同じ坂道グループの櫻坂46にも再び副キャプテン制が導入されるかどうかである。櫻坂46では2021年1月に松田里奈が副キャプテンに就任し、2022年11月のキャプテン昇格まで同ポストを務めあげた。以降、副キャプテンは不在だ。
ここで気になるのは、同じ坂道グループの櫻坂46にも再び副キャプテン制が導入されるかどうかである。櫻坂46では2021年1月に松田里奈が副キャプテンに就任し、2022年11月のキャプテン昇格まで同ポストを務めあげた。以降、副キャプテンは不在だ。
乃木坂46の流れからも、副キャプテンは“次期キャプテンの第一候補”と考えていいだろう。櫻坂46がこの約2年間、副キャプテンを設けてこなかったのは“次期キャプテン”に関する早急性がそこまでなかったからと言える。ただ何度か副キャプテン制を導入してきた乃木坂46を例にすれば、秋元のキャプテン就任から約2年3カ月後に梅澤が、そして梅澤がキャプテンを引き継いでから約1年10カ月後に菅原が副キャプテンとなったことから、タイミング的に櫻坂46も“そろそろ”と言える。
特に櫻坂46は、12月21日に新メンバーオーディション4次審査、22日に研修生最終審査を終えたばかり。グループにはこれからまた新たなメンバーが加入する見込みだ。そうなると松田が背負うものはさらに大きくなる。そして2025年は、前身グループである欅坂46から10年、櫻坂46になってからも5年にあたる。グループの厚みが増すことに加え、メモリアルイヤーを迎えることも踏まえると、副キャプテン制という新たな要素を設ける可能性はきわめて高いのではないだろうか。
筆者は2023年、欅坂46&櫻坂46の初代キャプテン・菅井友香にインタビューを行ったが、やはりその際「その責任の重さに押しつぶされそうになることもありました。でも、楽しいだけではなくそういう苦しさもあったからこそ、今の自分が存在すると考えています。『あのとき乗り越えられたのだから、きっとやれる』という自信につながっているところもあります」と、相当な重圧があったと語っていた(※6)。
松田も、新メンバー加入でグループが勢いづくにつれ、キャプテンとして抱えるものが増えることは間違いない。そういったことも考えると、新たな副キャプテンの存在は櫻坂46にとって必須であると言えるだろう。
※1:https://www.nogizaka46.com/s/n46/diary/detail/64263?ima=5313
※2、3:https://r25.jp/articles/928885030179635200
※4:https://www.oricon.co.jp/news/2269350/full/
※5:https://mdpr.jp/interview/detail/1841167
※6:https://spice.eplus.jp/articles/314782
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