日本で一番長い路線バスが奈良県の近鉄の大和八木駅から和歌山県のJR紀勢本線の新宮駅まで、約6時間半、167km、走っています。
ずっと以前、十津川村が、この路線バスを利用して十津川村に宿泊した場合、その路線バス料金を無料にするというキャンペーンがありました。十津川村の宿を事前に予約した証拠明細を提示してバスを降りるようになっていました。
その企画を利用して十津川村に宿泊し、熊野古道の小辺路をほんの一部を歩いた時の写真です。
朝9時過ぎ、近鉄・大和八木駅の前からラッピングバスに乗りました。
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路線バスなので、乗客が下車のランプを押していなくても、乗りたい人が待っているかもしれないので、すべてのバス停の前を通ります。車窓から見た十津川沿いの村。
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乗車時間が長いので、途中でトイレ休憩がありました。上野地というバス停では20分止まってくれるので、すぐそばにある谷瀬のつり橋へ行って急いで往復してきたり、トイレへ行ったり、土産物を買ったりする時間がありました。
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若い頃、一度この橋に挑戦しましたが、恐ろしくて足が前へ進みませんでした。たぶん10mくらいは歩いたと思うのですが、足がすくんで、這うようにして戻ってきたのを覚えています。
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長さ297m、高さ54m、自分の体の動きがつくる揺れと他の人の動きがつくる揺れが縦横に新しい揺れをつくりました。橋の板の隙間から谷底が見えるし、細いワイヤーは隙間が大きく振り落とされてしまいそうな感覚がしました。
若い頃には渡れなかった橋を渡り切り、向こう岸にタッチして戻ってきました。近くで年配の人が「若い時には渡れへんかったのに、感覚が鈍くなったんやろか?今日は渡れた!」と話されているのが聞こえてきて、自分のことのように思えて可笑しかったです。
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この橋の高さや揺れと比べたら、徳島県の祖谷のかずら橋などその比ではありません!
十津川村に着いたのが午後1時半くらいでした。
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熊野古道の高野山から熊野本宮大社へ行く小辺路ルートが十津川村を通っているので、少しだけでも小辺路を歩きたいと思って、山の方へ入って行きました。
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柳本橋:長さ90m、高さ10m。
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石畳道を登り、天空の果無集落を歩いて、小辺路を離れ、十津川村の舗装路へ下りてきました。果無集落で撮った写真が見つかりませんでした。
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野猿と呼ばれる橋を渡る乗り物です。これは古くなって使われていないものですが、観光用に作られたものに別のところでは乗ることもできるようでした。
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小辺路はほんの一部を歩いただけですが、中辺路はかなりの距離を歩きましたので、また投稿します。
予約していた温泉宿に宿泊して、次の日、同じバスで大和八木駅へ戻りました。帰りにも、谷瀬のつり橋でもう一度スリルを体験しました。
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