S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

最期の別れのかたち

2008-02-25 16:38:56 | Weblog
きのうの夜、NHKスペシャルで在宅ホスピスをしているお医者さんに密着した番組を視ていた。

もう病気で助からない人をお家で看取るというケアを手助けしている先生や看護士さんに、わたしは尊敬の念をいだきます。

仙台の父もこの番組に出てきたような在宅ホスピスの先生にお世話になって、最期は家で息をひきとった。


きのうの番組のなかの先生も、こういう患者さんと丁寧に接することによりその人の心の中の哀しみ、孤独、恐怖、を少しでも取り除き、家族の苦しみも少しでも和らぐようにと働いている。

そして先生はいつも涙を流してしまう。
話をしているだけで、先生は泣いちゃうのでした。
家族や患者の苦しみを先生は自分のことみたいに受けとめてしまうからだろうと思う。


これから病院の受け入れもだんだん厳しい状況になってきていて、こういう風に家族が支えてあげて看取ってあげるという最期を迎える人がたくさんでてくるだろうと思う。
そんな時、こうしてサポートしてくれる先生や看護士さんがいてくれたら本当にうれしいと思った。

仙台の父もいつも先生が一生懸命支えてくれていたんだろうと思う。


先生が言ってた言葉がとても印象的だった。
「いい別れをするために・・・」と。
人間は愛する家族や愛する人とどうしても別れることに直面しなければならない、
だからこそ命を大切に生きていかなきゃいけないんだと痛感した。

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