一気に氷点下の朝、

中国にいってるお父さんから電話。

「きのう刺身を食ったら・・・・きょう、すごく腹が痛い・・・・」

行く前に、とにかく食べ物には気をつけるように、くどいくらい言ったのに、
生ものや鶏肉は食べないほうがいいって言ったのに、元来食い意地がはってるから、そんな言葉は豚に真珠、猫に小判みたいなものだ。

だいたい、中国に行ったら中華料理だろうが・・・
お刺身は日本料理だよ、
郷にいったら郷にしたがえ・・という言葉だってあるでしょ・・・

お父さんは何度も中国で食べ物にあたって、病院にいって点滴を受けている、
それでも懲りずにあまり考えずに生ものでも食べちゃう・・・
その図太さが理解できないよ。

中国の病院には慣れてるから、わたしもあまり心配はしてない。
痛い、とか痒いとかは完璧に中国語でしゃべれるぐらいの会話力はあるし・・・・


今、中国も物価がどんどんあがって、普通の人の給与はあがらないので、生活は大変になっているそうだ。
一時期、飛ぶように売れたマンションも、ここのところまったく売れなくなってきて、建設ラッシュだった中国も、買い手の無いマンションが増えているのは、日本と同じみたいだ。

夏ごろに行ったときにくらべて、元安なので、行くほうはよかったけれど・・・

本当に経済が悪化しているのは、世界同時に起こっていることを痛感する。


きょうはとても寒くなった。

寒いけど、冬は好きだ。
夏のぼやけた生ぬるい空気に包まれているより、頬をひっぱたくぐらいの勢いのこの刺すような空気のなかにいた方が、緊張してぴんと張った弦を持つ弓になったようで、けっこうそんな緊張感が好きだな。