S家の別宅

夫婦ふたりきりになりました。ふたりの生活をこれから楽しみたいなと思います。

「夜」の思想がなくなったということ。

2010-09-01 16:28:54 | Weblog
カンさん、総理になって初めてやっと自分の言葉でしゃべったじゃん・・・今まで下を向いてしゃべって生気がなかったからやっときのう生き生きしてたように見えた。

正々堂々と政策で勝負してください。
まったくま逆だからわかりやすい。

官僚主導VS政治主導
普天間問題辺野古VS国外移設
消費税増税VS特別会計、埋蔵金にメスを入れ消費税増税はしない
アメリカに従属VSアメリカから自立した真の日米関係の構築

マスコミを使ったネガキャンなど、姑息な手段を使っていたらそれこそ国のトップともあろう陣営の恥の上塗りを繰り返すだけですからね。今まで利権をむさぼってきたマスコミ、官僚、財界・・・・・死に物狂いの小沢総理阻止にうごくんでしょうねえ。
でもそれが自らの墓穴を掘るというリスクも考えた方がいい。


きのう読んでいた辺見庸・吉本隆明対談集「夜と女と毛沢東」はなかなかおもしろい。

「夜」のなかで吉本さんも辺見さんも今日本は「夜」というものがなくなってしまったとなげく。
昔の文学者はみんな夜ものを書いていたから闇の世界の人間の想像力は、悪も善も見通せ、そして人間というものを深く見つめられたけれど、今は健康的すぎる文学ばかりでつまらないと言っていた。

おもしろいなあと思った。

辺見さんはメディア・ファシズムということも言ってた。
社会を覆う意味の一方的な支配がどんどん進んで、ある方向のみの意味を許して、それ以外を認めないという気配。
メディアが意味総体を収奪して、無化してしまう、これも闇の夜がなくなったせいかも?と。

小沢さんのこともそうだ、「政治とカネ」とばあちゃんや子どもまで言うけれど、しかしその「政治とカネ」は実際国民に何か被害を与えたわけではない。農地転用に時間がかかるので、期ずれで処理しただけのような問題の小沢さんを秘書まで逮捕することで、執拗にメディアは小沢さんのイメージをすりこんできたここ何年も・・・これこそがファシズムと呼ばずしてなんと呼ぶんだろう・・


政治家にクリーンさばかり求める国民はあり得ない、田中真紀子さんじゃないけど「洗濯屋」じゃないんだから・・

クリーンな政治より人間味のある「国民生活第一」の政治をわたしは求める。



文学の世界はこういう世界を絶対にゆるせない。

人間が人間を断片的にしか見られないほど、貧しい思想はない。

みんなで袋叩きのようにバッシングする、かつてはオウム事件などもそうだ。

想像力がなさすぎる・・・・

全てのものは表もあり、裏もある、そして全ての人間が善も悪もあわせもっている。



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