自走式移動胃袋 ~ The nomadic stomach ~

遍路物語 2008 (完結編・最終回)

(遍路物語 オリジナルトップはこちらから…)
(遍路物語 2008 トップはこちらから…)

宿坊に泊まっているので朝の勤行に参加するべく5時に起床。
久しぶりのお勤めなので正座がつらく、勤行を終えてもしばし立ち上がれないという醜態をさらしてしまったのはご愛敬ということで…お師匠様、ごめんなさい。

しかし、高野山の朝は清々しく気持ちがよい♪



朝ゴハンも当然ながら精進料理です。



朝食後は、朱印をいただくべく一人でサクサクと奥の院へと歩いて向かう。
高野山そのものも結界という感じではあるのだが、奥の院へと行く道は、また一段上というか、森閑として厳かな気持ちになる。



高野山には数多くの墓地や慰霊碑が置かれているので、フムフムとうなづきながら歩いていくのも楽しい。
前職の会社の慰霊碑などもあるので、毎回軽く頭を下げて通り過ぎていく。
結構な距離を歩いて、いざ奥の院という手前に橋があり、ここからは撮影禁止になる。



奥の院は弘法大師が休まれているところで非常に荘厳な雰囲気の場所であるのだが、この時期というか、大概は団体観光客が多くざわついている。
信仰はどのような形でもよいと思うが、彼らに対してはついつい「もしもし、長く生きてきてそれなりに礼節を学んできたのだろうからそれを実践しなさい」と助言を差し上げたくなる。

早朝か、夕暮れ時はこういった団体さんがいないので、その時は本当に「聖地」だなぁと思う雰囲気がある。
とにもかくにもお参りを済ませ、朱印もいただき今回のワシの目的は無事に達成できました。

その後は再び師僧と合流して写真撮影隊&運転係の役目を果たしつつ、金剛峰寺や大伽藍などクルッとひとまわりする。



次回は我妻と共にのんびりと散策したいと思いつつ、ビデオカメラを背負って走り回るワシのまわりだけ慌ただしく時が過ぎていく。
しかも、その合間に我妻指令による高野豆腐調達作戦も展開しなければならない。
ちなみに、高野山の高野豆腐は「ピンク」がお奨めだ!



しかし、大伽藍とか他の寺院は、奥の院にいた団体はどこに行ってしまったのかと思うくらいヒトがいないのだが、まあそれはそれでよしとしよう。



午前の部というか、ワシの担当部については全日程が無事に終了して宿坊に戻って昼食をいただいて解散の段取りとなる。
3食目の精進料理なので美味しくいただきつつも、途中で入った我妻からのメールに「夕食は動物性蛋白質希望」などと返信してしまう(笑)



師僧と別れ、一人で帰路につく。
関空から飛行機とも考えたのだが、丁度よい便がないので行きの逆コースで横浜に向かう。

お昼もしっかりいただいたので、大阪ゴハンというわけにはいかないが、とりあえずなんばの地下街=なんなんタウンにある会津屋に立ち寄る。
元祖といわれるたこ焼きは、生地に醤油味を混ぜ込んであるので、マヨネーズだのソースだのは不要とのこと。
途中の味変にポン酢醤油など使ってみたが、そのままが一番美味しく感じられる。
外側カリッ、内側トロリッって、やはり、大阪粉モノ文化は偉大だ!



新幹線に乗れば座って寝ているだけで横浜まで連れて行ってもらえるのだが、それでも高野山~横浜だと6時間はかかる。
つまり、出発から32時間中12時間が移動ということなので、さすがにしんどかったなぁ~

お礼参りもできたし、師僧のお手伝いも(役に立ったかは知らないが…)できたし、よしとしましょう。

さてさて、長らく続いた遍路物語2008もこれにて終了いたします。
ワシの旅はまだまだ続きますが…巡礼は…ひとやすみかなぁ…

皆さんもよい旅をお続けください♪

合掌

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

とも2
あはは…
パッケージの彩色のことですよ(笑)
高野山では名物として高野豆腐が数多く売られていますが、メジャー系は「ピンク」「オレンジ」「無色」の3種類で、その中のピンクは肌理が細かく、おまけの出汁も美味しいのです。
一度、お試しください♪
まるこ
そんなのあるんだ!
とも2さん、知りませんでした!
ピンクの高野豆腐ですか?さくら風味かな?
興味津々です♪
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

最新の画像もっと見る

最近の「旅 ~ 遍路物語」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事