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山形駅に到着しても降車客の数は疎らです。 例年であれば帰省のピークなのに寂しい限りですが、やむを得ないのですねぇ… ちなみに、夜のニュースで観た山形新幹線の乗車率は5~10%とのことでしたから、車両貸し切り状態にもなるはずです。
さて、山形は父系の親戚が多いエリアなのですが、トーゼンに事前に打診をいたしました。 ちなみに、近しい親戚は5家族で自営系が多いのでパラパラと3店舗を展開しております。
「夏休みなので旅に出るついでに山形に立ち寄ろうと思っているのだが…」
「えっ、とも2だから正直に言うけど、来てほしくないなぁ…」
「関東のヒトビトはバイキンだと思われているのは分かっているよ」
「まぁ、ウチ(某店舗)に来るのはかまわないけどね…」
「もとよりそのつもりなので、土産だけ預かってほしいのだよ」
「うっ、東京からの土産は嫌がられるなぁ…」
「いんや、〇〇町の経済に微力でも貢献したいので地元調達するよ」
「ゴハンは行かないよ」
「ゴハンどころか、家庭訪問もしないから安心したまへ」
「田舎は世間というか隣近所の目が厳しいからなぁ」
お宿もローカル資本狙いで選んだので「駅チカって言ってたけど、まさかアソコじゃないよねぇ」と、我妻からは軽く引かれたというのはココだけの秘密です。
写真で撮ればほど良き感じですが、ナカナカの年代モノではありました。
でもって、お宿に入ってワシはベッドでゴロゴロ&我妻は駅チカの探索に出かけます。 時間を見計らって…というか、予約してある居酒屋へ出向いてのバンゴハンとなります。 かような時期ですから、新型感染症対策をソレナリ以上にやられている小規模なチェーン店から選択しています。
とりあえず、だだちゃ豆(注1)とだし豆腐(注)です。
注1:だだちゃ豆(枝豆の一種)は、山形県鶴岡市の特産品で、土壌が砂質系で昼夜の寒暖差があることが、適している理由とされています。 普通の枝豆より小ぶりで、凝縮された濃い感じの枝豆でです。「だだちゃ」とは庄内地方の方言で「主人」「お父さん」を意味する言葉です。
注2:ナス、長ネギ、キュウリ、大葉などを細かく刻んで粘りを出したものを豆腐にかけた「だし豆腐」。山形では、夏の食卓の定番料理です。野菜を刻んだものを山形では“だし”と呼んでいます。ビタミンとたんぱく質を合わせてとれるメニューです。
ビールをキリっと飲み干した後は、山形の地元メシを肴に日本酒も2合ばかりいただけば… 我妻とのフワッとした時間を楽しみます。
遅ればせながらという感じでの海老と帆立の焼き物は突き出しだそうですが、青菜(注3)と一緒にいただけば日本酒が進みます。
注3:山形の冬の味覚として観光に訪れる人々に大変喜ばれている青菜漬。青菜を軒下に干している風景は山形の初冬の風物詩となっています。
独特の香りとパリッとした歯ざわりが好評です。
独特の香りとパリッとした歯ざわりが好評です。
正式名称=メニュー名は忘れましたがトウモロコシの素揚げが予想以上の美味しさでした…が、特に山形の郷土料理というコトではありません(笑)
新潟アタリからやってきた岩牡蛎はちょいと残念なサイズというかリッチ感でした。
トーゼンながら山形なのでいただく芋煮(注4)は小鍋仕立てで頼みます。 ちなみに、芋煮は「牛X豚」+「醤油X味噌」の4区分をベースにローカルルールがイロイロとあるようですが、ワシは村山エリアの「牛&醤油」が好みなのでOKです。
注4:1600年代半ば。最上川の船着場の近くには里芋の名産地、小塩があり、当時の船頭たちは頼んで売ってもらった里芋と積み荷の棒タラなどを鍋で煮て食べたことが、芋煮のルーツだと伝えられています。明治に入って街の粋筋たちが、このような楽しみ方を身近な河原で行うようになりました。
〆も山形名物とは全く関係ありませんが、我妻リクエストのウニのクリームパスタですが、味のバランスもよく美味しかったのでヨシとしましょう♪
お店も少人数でのオペレーションでしたから、デリバリー速度に若干のムラはありましたが、十分以上のフロアのニイサンの気遣いにも感謝したいと思います… が、「密」を避けられたのはヨイのですが、少し寂しいのはやむを得ないということになりますか(嘆)
(続く…)