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自走式移動胃袋 ~ The nomadic stomach ~

界隈・松屋 で シュクメルリ鍋定食… そして、ソウルフードとは?

松屋で「シュクメルリ鍋定食」という世界一にんにくをおいしく食べるためのメニュー、にんにく&とろけるチーズの入ったホワイトソースで鶏もも肉を煮込んだ「ジョージア料理」が提供されています。 こちらでいう「ジョージア」はアメリカの州名ではなく、南コーカサス~北にロシア、東にアジア、西にヨーロッパ、南に中東と多様な食文化に囲まれた旧ソビエト連邦でいうと西の端っこにある国=少し前までは「グルジア」と呼ばれていた国になります。

ワシ達の世代で「ジョージア」というと、「ジョージア飲んだらアメリカフィーリング/おいしさとってもアメリカン、ジョ~ジア」というコカ・コーラ系の缶コーヒーのCMソングのイメージが強すぎますからねぇ… ちなみに米国のジョージア州にコカ・コーラの本拠地があろことからのブランディングらしいのですが、ジョージア産でもないのにジョージアを謳ってもよいのかといった論争もあったようです (昔)

しかし、なにゆえに「松屋世界紀行」とまで銘打ってコチラのメニューを導入したのかという疑問はさておくことにしても、なにゆえ味噌汁をデフォルトにするのかという疑問は残ります(笑)



さて、今回は一応はメニューの紹介もいたしますが、後半では昨日の記事で触れたソウルフードについても触れたいと思います。


そのシュクメルリ鍋ですが、ゴロゴロと鶏もも肉が入ったホワイトシチューに相当量のニンニクとチーズが入っているものですが、いかんせん日本式味覚を持つワシとしてはヲカズとして食べるというのが苦手で、一気に丼にしてしまいます。 ついでに千切りキャベツメインのサラダはドレッシングをかけないこともあり、入れ替わりにまだ固形燃料が燃えている鍋にぶち込んでしまいます。

 

ここからは「言葉/言語」そして「郷土食/常食/B級グルメ」に関してのちょいと気になることのワシ式の整理なので、軽くスルーいただけない方には先を読むことをヲススメいたしません(願)
ワシとしては「言葉/言語」そして「郷土食/常食/B級グルメ」は固定されたものではなく、ある程度の「揺らぎ」があるという前提で進めたいと思います。 違う言い方をすると、「いっしょ(う)けんめい」という言葉につき、未だに「一所懸命」が正しく「一生懸命」は間違いであると声高に言われるような方だとイライラされることは確実です(笑)



それでは、ソウルフードの定義について確認しておきますが、一般的には次の2つの意味があるとされています。

もともと: 米国南部の黒人=アフリカ系アメリカ人=の伝統的な料理で、奴隷制度の時代に彼らが生きるため、そして食を楽しむために工夫をした料理で内臓系の料理、ナマズのフライ、コーンブレッドなどのこと。 音楽の「ソウル・ミュージック」のように「ソウル=SOUL=魂」に影響を与えるレベルの料理の意味と思われる。

派生: その地域に特有、且つ地元民に親しまれている料理、または、自分の心にある、大切な食べ物のこと。 田舎のおばあちゃんや母親をイメージしての故郷を思い出すような食べ物という言い使われることが多いと思われる。

簡単で分かりやすい説明が思いつかないのですが、アメリカで「ソウルフード・レストラン」だと米国南部料理の専門店を指すのに対し、日本の郷土料理屋だと地元名産の料理が出てくるということかと思います。

ここでようやく冒頭の「昨日の記事」に戻るのですが、函館生まれ&育ちの我妻が「長万部のかにめし本保かなやのかにめしが自身のソウルフード」であるとの発言に対し「それはソウルフードではなく、お気に入りの駅弁というコトではないか?」と疑問に思ったということに加え、少し前のアヒルゴハンに山形のひっぱりうどん(注)を自作式であつらえたことが絡みます。 これは父方の出身が山形なので幼少の頃や田舎に行ったときなどに常食として頻繁に食べてきたものなので、ワシ式には準ソウルフードに区分されるのですが、我妻にとっては訳の分からない食べ物に分類されてしまうわけです。

注:山形県内陸部、特に村山地方におけるうどんの食べ方=乾麺(うどん、麦切り)を茹で上げて釜や鍋からすくい上げて、そのまま納豆やサバ缶などで作ったタレで食べる。

そんな前段がありまして、このシュクメルリ鍋定食がソウルフードというヤツなのか、そして日本のソウルフードであることに異論の出ないであろう味噌汁とのコラボは成立するのか等々がコノ記事を書くきっかけになったワケで、当初予定ですとソウルフードの定義から始まり、郷土料理と家庭内常食、そしてB級グルメの違い、さらには拙ブログにおけるカタカタ表記の意味合いについて論じようかと思ったのですが、ちょいと飽きてきたのでそのうち…ということにいたしますね(謝)

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