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自走式移動胃袋 ~ The nomadic stomach ~

大人の遠足_2011_津軽編

【自選式ミステリーツアー_Part2のリマスター版です】
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 ☆ リアルタイムレポート(実況版)はこのあたりから…

一瞬、お休みしましたが大人の遠足を続けたいと思います。

五所川原の駅に着くとストーブ列車で有名な津軽鉄道に乗り換えるため、パタパタとホームを移動しますが、雪も吹き込んでいるし凍っていたりもするし結構気を付けないといけません。



ストーブ列車というのは、その名の通り社内にだるまストーブが備え付けられている列車なのですが、JRを中心とした青森キャンペーンの成果か大人気になっていて、かなり混雑しています。

あまりのヒトの多さに負けて、ワシは連結されているワンマン車の方に逃げ込みます。 まっ、こっちの方が余計な(?)300円の暖房費も取られませんしね(冗)



こちらは人気が無いので(?)ノンビリと雪景色なぞ眺めながらコトコトと雪原の中を走っていきます…って、同じ列車なんですけどね(笑) 津軽鉄道はまだ先まであるのですが、ワシは金木という駅で下車します。 



なんといっても早朝に軽く駅弁を食べただけなので、駅中の食堂ぽっぽ屋で十三湖名物のしじみラーメンをいただくことにしました。



透明な塩味のスープにはしじみのエキスがたっぷりで、麺とかはどうでもよいかなぁと思えるくらい滋味に溢れています。



リアルタイムレポートで物議を醸し出しましたが、この怪しい物体は若生(わかおい)こんぶおにぎりというヤツで、若布の昆布で暖かいご飯を巻いたおにぎりで、相当に磯臭いのですが、しじみラーメンとはしみじみとヨイ組み合わせです。 ええ、蜆もキッチリと全ての実をほじくっていただきました。



身体も温まったので、雪の降り出した中を太宰治の生家である斜陽館へと向かいます。



斜陽館の館内ですが明治の洋館という雰囲気で興味深く見学します。



実は太宰作品は中学時代に読んだきりと思うので、35年振りに「ああ、こんなヒトだったんだぁ…」というのが正直な感想でした。
斜陽館を後にして向かうのは、津軽三味線会館です。 時間を決めてのライブがあるので、それに合わせて向かったのです。



流石に津軽三味線の生演奏は鮮烈でフラッとなるくらいの衝撃でした。
ちょっと館内を見学した後は地吹雪とまでは言いませんが、風混じりの雪の中を芦野公園駅に向かいます。 元の金木駅に戻ればよいのですが、ちょっと訪問したいお店があるので遠回りをします。



雪に煽られながらも、ようやく辿り着いたのは駅舎を流用した駅舎という喫茶店です。



ほぼほぼ雪だるま状態になっての到着で表で雪を払っていると、お店の方から優しい言葉をいただきました。
店内はレトロな感じで、ココロも温まる感じです。



駅自体は無人駅なので、こちらで切符なども売っているようですが、なにより駅ホームに直結なので、それこそ電車が到着してからでも間に合います(笑)
そして、オーダーしたのが激馬かなぎカレーというヤツです。



生ミルクというか、コーヒーフレッシュをアクセントにかけるのを奨められましてワシワシといただきます。 馬肉好きのワシはその独特の食感を楽しめるこのカレーがナカナカ気に入りました。



しじみラーメンも食べていたので大盛りにするのを控えたところ、まだまだ胃力に余裕があります。

ということで、豚まんならぬ馬まんを追加で頼みます。



さすがにすっかりお腹も一杯になりまして、セットの暖かい烏龍茶をいただいてマッタリします。 会計と一緒に今度はストーブ列車の切符も合わせて購入してからホームに上がり列車を待ちます。



少々遅れて到着した津軽鉄道は、なんと行きには連結していなかった除雪用のキット(ミニラッセル車)を装着しています。



上り下りに関係なく多くのヒトは金木で乗り降りするので、芦野公園~金木の間はかなりのラッシュ状態でしたが、乗り換えにうまく当たりストーブ前の特等席に座ることができました。



ふむふむ、観光ツアーのヒトビトもドッと乗ってきてツアコンのヲネイサン=生粋の津軽美人=が一所懸命にスルメを焼いてくれます。 写真はヲヤジですが、大半の時間は津軽弁全開のヲネイサンがスルメと格闘しているのです。
途中でツアーのヒトとかに席を替わってあげたりとしているうちに、列車はノンビリマッタリと五所川原駅に向かって走ります。



途中で白鳥をみかけたりもしたミニ旅は雪で半分埋もれた駅のホームに滑り込みます。



再び五能線に乗り込んで青森に向かいます。



津軽鉄道の乗客のほぼ全員が五能線に乗り継いだので、おそらく五能線の最高乗車率を更新したであろうかと思われる五所川原→川部間を何とかクリアして青森方面行きの列車に乗るとようやく一息つくことができました。

偶然にもストーブ列車で席を譲ってあげた一人旅女子と並んで座ることになり、旅の情報交換などいたします。
なんと彼女は前日の夜行バスで弘前に入り、同日の夜行バスで東京に帰るとのことで、う~ん、若いっていうのはヨイですねぇ…その彼女はドコゾの温泉に入ると言って真っ暗な駅で途中下車していきました。

さてさて、ワシはどうしましょう?

続く…

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コメント一覧

とも2
ふふっ…
> kanサン

kanサンも50歳になれば(そして、その時まであれば…)楽しい旅ができますよ♪

というのはさておきまして、体調が回復されたらスルメでも焼きにストーブ列車に乗ってみてくださいませね(冗)
とも2
太宰
> かんべえサン

皆様ほどの腕はないのですが、シャッターチャンスにも恵まれまして、我ながらヨイ写真が撮れたと思います。

長い間の雪国暮らしはしたことはないのですが、まあ、ナカナカ大変そうですよ…
とも2
そうですね
> いそのサン

おそらく大人の休日倶楽部の最終週だったので、混んでいたのだと思います。
狙うなら平日ですけど、何年後になるのでしょうか?
kan
ストーブ列車
乗ってみたいです。
冬の寒い日、小学校の教室のストーブで牛乳を温めた記憶にも通じるような…
かんべえ
実際に生活している方や移動している方はたいへんでしょうが、雪景色は趣がありますね。特に斜陽館。

『斜陽』は世にも優雅なおかあさまのスウプの召し上がり方と、主人公が相手の男に手紙で「マイ・チェホフ」と呼びかけていたのが印象的です。←といううろ覚えなので確認せず書きました~。
いその爺
ストーブ列車は一度乗車したいな~と思っていました。
沢山の乗客が訪れて、存続していけるのは大変嬉しいです。
反面 ストーブ列車がラッシュ状態は趣きに欠けるかな?などと考えていました。(笑

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