さすがに前夜が遅かったので、かなりノンビリした島跳びツアー２日目の朝でありました。 当然ながらアサゴハンを食べる胃力はなく、ダラダラとゆいレール＆横着にタクシーでバイクのピックアップに向かいます。
今回はレンタバイクを移動の足にしたのです。 レンタカー激安の沖縄にあってバイクは日本標準というか、かなり高めの料金設定ですが、まあ仕方ありません。 いっそベム坊を空輸しようとも思いましたが、まあ地道な人生を歩むことにいたしました（嘘） バイクの点検を含む手続きを無事に終えていざ出発します！
アタマの中にあった地図と現実の道に少々ギャップがあったため思ったより時間がかかりましたが、高速に乗り北上いたします。 今年はＧＷでも気温が上がらないようなのと、比較的薄手のウェアなので少々寒い思いもいたしますが淡々とクルージングを続けます。
開店時間からほどなく到着できたのは、金武（きん）というか米軍のキャンプハンセンの正門前にあるパーラー千里です。 コチラはいまをときめくタコライス発祥の地であるとともにボリュームの良さでも有名です。 しかし、ヨイ雰囲気を出している店ですが、ちょっと前までは横須賀や福生にもこんな店が多かったんですけどねぇ…
さて頼みましたのはタコライス＋チーズ＋野菜です。 注文をして待つことしばしでカウンターに置かれましたのを、こわごわと運びますが、着地と同時にレタスの山が崩れます（笑）
レタスの層の下にはチーズ、チーズの層の下にスパイシーな挽き肉、ひき肉の下にようやく白飯が広がります。 野菜が多いこともあり、見た目ほどのヘビーさがないのは二郎と同じですかね？
雰囲気も含めて美味しくいただきまして、腹ごなしがてら金武の町をちょこっと散策しますと、面白い店は多いものの真昼間にやっているわけもありません。 そうそう、ここで今回の旅の相棒のご紹介デス♪
Kawasaki W800 という、昔々はＷ１ＳＡ、そこまでいかなくてもW3＝650RS を源流とする空冷並列２気筒のバイクです。 名前の通り800cc近い排気量はありますが、穏やかな出力特性で非常に乗りやすいバイクで、滑りやすい沖縄の道でもコントロールが楽そうで安心します。 でもって、しばしのお付き合いですが「ダブサン」という名前をつけてやります。
シンペーちゃんとは伊計島（いけいじま）というトコロで待ち合わせているので那覇に戻る感じで下道を走りますが、混んでいるわけでもないし陽射しも強くないので快適に進めます。 時間に余裕もあるのと、つい引かれまして浜比嘉島（はまひがじま）に立ち寄ります。
浜比嘉島は琉球神話の祖神であるアマミキヨが降り立ち、琉球の国づくりを始めた場所といわれており、アマンジという小さな島の中にアマミキヨの墓が祀られているのはうっすらと知ってはいたのですが、ほぼほぼ無意識のうちにたどり着いておりました。 ついつい、バイクを停めて岸側写真でも撮ろうかと思ったのですが、シャッターを押す気になれません。 ココはどこなのだろうなぁ…と、ゴソゴソとガイドブックを出して調べると、前述の通りなるほどなぁ…といったトコロです。
ふむふむと、簡単にご挨拶をして島に入らせていただきお参りを済ませれば、コッチからだった撮っていいですよ…という風景に行き当たります。
いやはやなんとも、沖縄の海でございます。
（続く…）
