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セグリマンの街を出ると、アメリカン・マザー・ロード=ルート66をひた走ります。 メンバーも概ね各々のリズムを持てるようになったのでストレスなく、アメリカンロードを楽しみます。
しかし、前後にクルマの1台も見えないというのはナカナカですよね… ある意味、モンゴルより大自然が近いかもしれません。
このアタリのルート66は鉄道とも平行しているのでしょう。 何十両どころではない連結の貨物列車と並行して走ったりするのも滅多にない経験です。
さてさて、向かっておりますのでルート66の観光ポイントでもあるハックベリイという街ですが、見渡す限りの荒野の中にポツンポツンと駅舎やら家が散見されるようになると到着です。
街…というか、ドライブインが一軒あるだけ?
ドライブインというよりもスーベニアショップみたいなものですが、ミナサン思い思いにくつろいでおります。
ちょこっとレトロなショットで気分を出してみましょう。
トーゼンながらワシ達以外にも何人かが休憩を取ってはいますが、バスの観光客はほとんどこないのでノンビリした感じです。 少しばかり話をしたのはご夫婦のハーレー乗りで、御両名共に60歳は超えていると思いますが、なんともイカシテます! そして、ヲヒトリサマの20~30代女子は西海岸から東海岸まで歩いている途中とのことであります…なんでも2年計画らしいですが、なんともご立派な志であります。 ちなみに、その昔、ワシも東京から京都まで500キロばかり歩いたことがあるのですが、いやはやその10倍以上の距離ですかぁ…とにかくスケールが違いますね(尊)
あまりノンビリしすぎていると目的というかゴールのラスベガスにたどり着けなくなりますから、重い腰を上げて再びのハーレーライドです。 慣れるというのはスゴイもので、さすがにハーレーではスピンターンなんてできませんがサイドを上げると同時にバンクさせて出発くらいのカッコはつけられるようになりました(虚)
さて、かなり気温が高くなってきている中、ルート66にサヨナラして、後は一直線にラスベガス…じゃなくてヒルゴハンをいただくことにいたします。
ネバダ州に入りましたので、カジノでランチブッフェをいただくのです。 カジノは他でお金を使ってほしいので、割安に食事ができるのでうまく利用するのがヲススメです。
キッチリと空調が効いた室内は外とは段違いの涼しさで、アイスティーで喉を潤せば生き返ります。
窓の外を眺めれば水量豊かな河がたおやかに流れております。 いやはや、そとの酷暑が嘘の様ですね(涼)
アメリカンなブッフェですから餌給仕という感じは否めませんが、内容はそれほど悪くはありません。
バリエーションもイロイロありますし、暑さに負けないようにガッツリといただきましょう。
まずヒトサラメは、野菜を中心にライトな感じでいただきます。 この場合、どれくらい健康を意識したセレクトなのかという疑問は出されるかと思いますが、一応は、ほら、生野菜とかマメとか、肉も鶏肉だし…
そして、フタサラメは肉とコメをメインにシッカリとお腹に溜まるモノを選びます。
最後のミサラメは全体を落ち着かせるためにもスープでやんわりと〆るというような段取りで、ほどよき満足を得ることができました。
食休みを兼ねてということで、同じカジノの中にある自動車博物館へと向かいます。 幸いなことに(?)メンバーにギャンブル愛好家はいなかったようで反対意見は出ませんでした(笑) そして、ついパチリと撮ったのがエスカレーターで前にいたMe-1サンの背中であります。 ふむ、ハーレーが大好きなんですよね♪
KJKサンがどのように交渉されたかは不明ですが、個別に入場料は徴収されずに入りまして小一時間ほど中をウロウロいたしますが、昔ナツカシのクルマにワクワクしますのが、初期型ヲタクを少しでけ匂わせつつ…ごく一部をご紹介しておきましょう(選)
いわゆるジープです。 正式名称はウィリス・MBでいいのかな? 第二次世界大戦の真っただ中で投入されたモデルですが、日本では後継のMC(=M38)とかCJが有名だと思いますが、オリジナルはコチラになります。
コチラは有名なコルベット、シボレーブランドから始まった2シータースポーツデス♪ コチラはC3型で、呼称にスティングレイを使っているワシが一番好きなモデルシリーズですね。
そして、ピーター・フォンダ&デニス・ホッパー主演のイージー☆ライダーのチョッパーは、1965年型のパンヘッドで… なんて、どうでもヨイ話でしたね(謝)
まあまま、お腹もこなれましたので、暑いというよりも熱い空気の中を本当のラストランに向けて走り出します…が、出口のトコロで約1名が軽くバイクを倒し、ワシ達がかけつけるより早くアメリカンマッチョに助けてもらったというのはココだけの秘密です。 しかし、悪意の無いのは分かってはいるのだけれど、敷地内から車道に出る緩い坂道、しかも右折しようと軽くバンクをかけた状態で、目の前でいきなり前走車に停まられたらワシでもコケますよ… 車間距離を十分に取らなかった方がヨクナイとは思いません。
【旅のヒント・自動販売機】
アメリカは勿論ですが、諸外国に行くと飲料系の自動販売機の数が少ないのに気付かれるかと思います。 これは絶対数が少ないということもありますが、ストリートにポンと置いてある自販機がほとんど無いからなのです。 あったとしてもショッピングモールの中、駅ナカ、学校やイベント会場等々の屋内や準屋内の比較的安全な場所にありまして、日本のように「剝き出し」で置いてあることはほとんどありませんが、これは主として治安のワルサによるものと思われます。 それ以外にも人口の密集度や移動方法等々の違いもあるでしょうが、日本のように気軽に自販機で飲み物は買えないので暑い季節などは脱水症状にならないように用心する必要があります。 都市部であれば、買い物に不自由することはないのでしょうが、小振りなペットボトルを荷物の隅に忍ばせておくのがよいかと思います。
(続く…)
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