更年期の箱の中

更年期の毎日の中で思うことなどを書いています。

二重螺旋の心理 

2023-01-05 12:36:22 | メンタルヘルス

 秋頃から、月に数回心理カウンセリングを受けています。心理カウンセリングを受けようと思ったきっかけは2つ。まず、来年50歳になるし、留学・結婚・子育て・離婚・出会い・別れ・子離れ・出会い・再婚、そしてこの人生の悲喜交々を下支えしてきた仕事など、人生のイベントの中で自分が感じてきたことや考えてきたことについて心の処理が追いつかないまま歳だけ重ねてしまった感覚があって、立ち止まることはできないけれど、一旦このタイミングで人生の棚卸をした方が良いと思ったこと。それから、家族を通して知り合った知人との関係が、相手は30歳手前の立派な成人なのにも関わらず、その人の夫まで含めてなし崩し的に疑似子育てのようなものになってしまい、悩んで相談先を探した結果、たどり着いたところでもありました。

緊急性が高かったのは後者の方で、いろんな経験をしてきた中でも初めて会ったタイプの知人に対して、自分の立ち位置を完全に見失ってしまって、身体的な不調にも現れるようになっていました。

知人は端的に言うと、学習障害のない発達障害、いくつかのボーダーラインと自己愛性の特性が混ざったパーソナリティ障害、それと双極性障害のそれぞれの要素を複合的に持っているように、私には映っています。その言動に振り回されているのが彼女の家族でも友達でもない私なのでした。

知人と知り合ってから5年ほど経ちますが、コミュニケーションの取り方や言動がとても不安定で不自然で、且つ、私に対しては操作的というか、いわゆるパッシブ-アグレッシブな態度を取り、こちらは彼女の機嫌を損ねるとめんどくさいので彼女の意図するままに動いてしまいます。日常生活は明らかに健康ではない状態が継続しています。結婚をしているものの、家事はほとんどできないと言い、寝食のリズムもとても不安定です。

会うのは年に数回とはいえ、彼女と過ごす時間をとても苦痛に感じていることに、最近になってやっと気づきました。不思議なのは、彼女の夫と家族を含む周りの人間はあまり影響を受けていないように見えることです。なぜ私だけが苦痛に感じているのかその理由がよくわからないまま、ただ会うたびに疲弊して彼女が帰った翌日には寝込むほどになりました。

 カウンセリングでは、自分の人生の棚卸しとこの知人に関する困りごとを2つの別々のトピックスとして相談し始めたのですが、その2つが二重螺旋のように連結してきたので、ここに整理してみようと思います。でも難しいので上手く書けるかわかりません。

 カウンセリングの効果はカウンセラーさんとの相性に大きく左右される気がしたので、定期的な相談が続けられそうなカウンセラーに巡り合うまで、結果的に4人のカウンセラーに同じ相談をしました。おそらくまず最初に私が求めていたことは、知人の症状について、私の見解が的外れではないことを第三者に確かめてみたかったのだと思います。4人からのフィードバックはほぼ、私の見解と同じでした。中には、知人は入院が必要なレベルかもしれないと言う方もいました。この時点で少しだけ、私の気持ちが落ち着きました。家族が関係する悩み事は、なかなか気軽に人に話せないものです。知人に対して気持ちを乱している私がおかしいのではなく、彼女は病気なのだと、そう思うだけでも少し気持ちが楽になりました。誰かに話をすること、アウトプットの手段を持つことの重要さをしみじみと感じました。

それから、定期カウンセリングが始まりました。

続く

 



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