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夏だからバースデーきっぷで四国乗鉄~その7・志国土佐時代の夜明けのものがたり開花の抄~

2022年09月18日 21時00分00秒 | 2022年07月夏の四国乗鉄旅

窪川1513→高知1753 観8054D志国土佐時代の夜明けのものがたり開花の抄
窪川からは本日2本目の観光列車『志国土佐時代の夜明けのものがたり~開花の抄~』に乗車します。当初予定では高知発窪川行きの立志の抄に乗りたかったのですが、予約がどうしても取ることが出来ず前回乗車時と同様の開花の妙に乗車となりました。


前回2年前に乗車したときは1号車のKUROFUNEでしたが、今回は2号車SORAFUNEが指定されました。基本的な構造は同じですがSORAFUNEは個人利用を想定したカウンター席重視の構造になっています。KUROFUNEは基本的に対面テーブルのBOX席・高知家の団らんシートで運用する計画でしたが、感染症拡大防止のため営業運転では高知家の団らんシートは2号車同様窓側を向いたカウンターシートで運用されています。



SORAFUNE車両は柱部分に2席に1席の割合で液晶モニターが設置され前面展望などが放映されます。感染対策のアクリル板がちょっと邪魔ですが仕方のないことでしょう。車内フリーWi-Fiと各座席にコンセントがあります。最新改造車の伊予灘ものがたりでは個別モニターなしUSB(TypeA)端子となってしまいましたが、個人的にはコンセントの方が使いやすいかなと思います。


SORAFUNEは白を基調とした明るい車内で気に入りました。汚れやすい白の革シートもきちんと手入れがされており運行開始2年経過したようには思えない綺麗さでした。


乗車記念スタンプは2号車SORAFUNEの販売カウンター向かい側の席に設置されています。この席は車椅子対応席なのですが、車椅子旅客がいる時はどのように対応するのか少し気になりました。

参考までにKUROFUNE車両はこんな感じ。



今回は2周年記念運行で2周年缶バッチと2周年うちわが配布されました。そういえば伊予灘は毎年うちわ配ってましたけど今年は無かったのでしょうか(注:記念運行の時だけうちわ配布があったそうです)。


沿線の人に見送られて高知までのプチ旅行スタートです。


お食事メニュー
今回は「高知家満喫“土佐流のおもてなし”コース」も付けました。価格は5,000円。他の観光列車はお食事代が値上げされましたが、この列車は価格維持されています。


乗車時期が同じなので前回と代わり映えがしないのは残念なところ。でも美味しいので満足です。


海を見ながらの食事がこの列車のウリの一つだと勝手に認識していますが、この日はお天気が微妙でちょっと残念でした。


開花の抄では土佐久礼、須崎、佐川でおもてなしがあります。内容は2年前に乗車したときと同じ感じでした。2周年運行と言うことで期待していたのですが、コロナが再拡大しはじめた時期と重なったこともあり若干地味な印象に。


佐川駅でコーヒーを引き換えて、仁淀ブルーゼリーのデザートタイム。




伊野駅ではおもてなしはありませんが車外に出ることが出来ます。


伊野駅を出発すると終点高知駅となりますので、実質最後の撮影タイム。


JR四国観光列車の感想
今回は比較的アタリでした。珍しく3列車+1のすべて満足がいく内容でした。

伊予灘ものがたりは新車になり車内はより快適に。ただし料金が特急扱いとなり少し値上がりしました。しかし、初代の時同様のクオリティが維持されていて万人にお勧めできます。

四国まんなか千年ものがたりはハズレ率が高い印象(*個人の感想です)ですが、今回は満足度が高かったです。最初の頃の手探り感は無くなり安定したサービスが提供されるようになりましたが、そこがちょっと物足りない印象を与えているのかも。

志国土佐時代の夜明けのものがたりは2年前に乗車したときと代わり映えはしなかった印象。乗務員のサービスの安定感はかなり向上して他2列車と遜色ない印象でした。次回は高知発の列車やごめんなはり線方面の列車にも乗ってみたいですね。

四国の食事付き観光列車は予約が取りにくいのが難点でしたが、最近は以前ほど取りにくいことは無くツアー利用であれば1ヶ月以上前、指定席利用でも1ヶ月前の発売段階で申し込めば確保できる印象です。どんなに良い列車でも乗るのが難しいのでは話になりませんからその辺は嬉しいところ(営業的には簡単に取れないプラチナチケットの方がよいのでしょうけどね)。

瀬戸内の風を全身に受けながら瀬戸大橋を渡るアンパンマントロッコは最高!


そういえば、志国土佐時代の夜明けのものがたりも龍馬パスポート対象施設になってました。自分の龍馬パスポートは空きスタンプ欄がないので記念扱いでメモ欄に押して貰いました。


志国土佐時代の夜明けのものがたりは高知駅に17時53分着でしたので、到着後ダッシュで高知駅前土佐テラスに行き龍馬パスポートを更新。18時の閉店時間間際に行くとかはた迷惑な旅行者だな(^_^;)

翌日は松山空港を朝出発する飛行機に乗るので松山に向かいます。


高知1836→多度津2023 特56D南風26号岡山行 2804
安定のアンパンマン列車。土讃線アンパンマン列車は赤・黄の2編成ありますが頻繁に乗車すれば、特に意識せずともどっちも乗れる感じ。


多度津2026→松山2235 特25Mしおかぜ25号松山行 8004
多度津では3分乗換。階段位置は松山・高知方先頭車両付近なのでグリーン車からグリーン車への乗り換えは最短距離で可能です。3分あれば定刻なら余裕ですし、多少遅れても夜の時間帯なので接続を取ってくれるのでは無いでしょうか。


まぁ、乗換先のしおかぜが16分遅れでしたけど。


そして最終的に30分遅れになりました・・・


グリーン車は私以外に1組だけ。四国のグリーン車は基本的に空いている印象です。


終着松山には定刻から34分遅れの23時09分に到着。24時を回ってから到着する特急列車も設定されていたので、真の乗鉄ならその列車まで乗りまくるところですが、今は23時30分頃には最終の特急が到着するダイヤになっていますし、おっさんの体力で朝から晩まで乗鉄とかもう無理。


この日の宿は松山駅そばのホテルカジワラ。


駅前通りに面したお部屋で路面電車ビューでした。


最終日は路線バスで松山空港へ。


ジェッタで成田に到着して現実世界に戻ってきました。

おしまい


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