今日は東北大地震から一年。
亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
また、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
東北の再生、復興をお祈りするばかりです。
昔、仕事で訪れた東北ののどかな風景が懐かしいです。
今日は、震災前の、のどかだったころの風景を紹介します。
ところは、京都府木津川市の浄瑠璃寺(じょうるりじ)です。
その浄瑠璃寺を訪れたとき……。
門の前で、わたしを出迎えるかのように、のんびりとねこが居眠りをいました。
「にゃーお」と話しかけても、ちょっと目を開けて、「うん、わかった。」というようなふりをしただけで、また、のんびりと寝そべっていました。
門をくぐり、本堂をお参りして阿弥陀如来の九体仏を拝んだ後に……。
お庭を巡ろうとすると、さっきのねこが橋の所で、のんびりと昼寝をしていました。
「にゃーお」と話しかけても、ちょっと目を開けて「うん、あんたものんびりして行きや。」というようなふりをしただけで、また、のんびりと寝そべっていました。不思議なねこです。
そして、宝池のほとりでのんびり過ごして……。
帰ろうとしたら、今度は門の下で、また、さっきのねこが私を見送るかのように、のんびりと寝そべっていました。
本当に不思議なねこでした。
わたしの後から訪れた方も思わず見とれて、写真に撮っていました。
東北大震災、原発事故の前の京都ののどかな風景でした。
浄瑠璃寺は、「宝池を中心に、西に西方極楽浄土の阿弥陀如来を、東に東方浄瑠璃浄土の薬師如来を配した、平安時代に日本が生みだした浄土式伽藍が完全に残されているただひとつのお寺」と言われています。本堂の阿弥陀仏九体と薬師仏をまつる三重塔が有名です。