小さな花びらのひとりごと

キンラン2018

金の蘭と書くキンランです

 

少し暗い林道を行く途中

キリの花が落ちていました

「去年も落ちてたね」と言いながら咲いてるかなとドキドキ

 

 

 

 

キンランは人工栽培がきわめて難しいと言われています

その理由のひとつに

菌根への依存性が高い事があげられます

 

 

キンランは土の中の菌から栄養を貰って生活しています

キンランが依存している菌は

他のランのような腐性菌ではなく

樹木の根に外菌根を作るイボタケ科やベニタケ科のような菌種です

ちょっと難解になってきましたが

キンランのスネかじり先の菌も樹木の根に

土中のミネラルを供給するお手伝いをするかわりに

炭素源を根から貰って生活しています

キンランはこの菌と樹木の共生体系に入り込み

ちゃっかり上前をはねる・・

いえ、養分を横取り・・

いえ、頂いて生活しているのです

 

ですから

この樹木と菌の相互の関係がなければ

キンランは栄養を貰えず

いずれ枯れてしまいます

自然の微妙なバランスを

人間の力では作れず人工栽培が難しいのです

ましてや採取して自宅に持ち帰っても

何年もは咲きません

 

 

やはり人間は自然の力には勝てないのでしょうね

 

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

最近の「野生ラン」カテゴリーもっと見る