80歳でgooブログはじめました!

80歳にして初めてのブログ。はんどめいど作品も販売。やっと自分のやりたいことにたどり着きました。80歳の日常を綴ります。

お守り袋ができるまで

2023-08-23 17:33:41 | おばあちゃんのブログ

たくさんある布の中から、お守り袋に向く、縁起の良い布を見つけ出します。見つけ出すのです。この言葉が一番、ぴったりです。なぜなら、ものすごい量の着物と端切れがあるからです。足の踏み場もないとはこのことです。アトリエとは、そういうものです?

そして、布を見つけ出したら、一度、水通しをします。それを陰干し、やっと下準備が整いました。

それをカットし縫います。絹の風合いを損なわないためとちりめんは、布が動くので、手縫いをします。

丁寧に仕上げるために、しつけ糸をしてから縫います。裏もつけて、ひっくり返します。

角がきちっとそろうように気をつけます。

袋ができあがったら、水引の色の組み合わせを考えて『梅結び』『三段松』を作ります。

お守りに欠かせない二重叶結びを結びます。

それぞれが出来上がったら、袋の上に置いてみて、確認です。

この作業が一番、好きです。色の組み合わせ、布とのマッチング。ぴったりくると嬉しくなります。

袋にアイロンをかけて、形を整えて、『三段松』や『梅結び』を取れないように縫い付けます。

この作業がとても神経を要します。でも、お客様に末永くお使いいただくために、ノリで貼り付けるのではなく、縫い付けます。

二重叶結びを通して結んで完成です。

全てが手作業で、細かい作業ですが、目の手術をしてよく見えますし、まだまだ、ボケてはいられません。

母が身につけさせてくれたこの技術を次の世代に伝えたいですし、母への感謝もこめてこれからも作り続けます。

みなさまの手に日本の伝統工芸が渡り、つながっていきますように~願っています。


敬老の日に

2023-08-23 15:33:49 | おばあちゃんのブログ

和柄には、ひとつひとつ、意味があり、この矢羽根にも意味があります。

矢が引き戻されないことから、出戻りがない意味で女性に人気だったり、的を射ることから目標達成の意味があったり、魔除けの意味があったり・・。

今日は、嬉しいことが一つ。お守り袋が巣立っていきました。

ご縁があって、ある方のお手元に。

こんなばあさんでも役にたったかと思うと嬉しくてなりません。

敬老の日に向けて、新作を作成中です。自分もばあさんなのに・・敬老の日向け・・娘が笑っていました。

がんばります。


お守り袋 Lucky item

2023-08-22 15:36:29 | おばあちゃんのブログ

お守り袋を作るにあたって、大切にしていることの一つに布地選びがあります。

日本の伝統文様には、一つ一つに意味があり、その意味を考えて布地を選んでいます。

鬼滅の刃で人気を博した市松模様ですが、これは途切れることなく続いていくことから繁栄の意味があり、子孫繁栄や事業拡大に向いている柄として選んでいます。

矢羽根は、卒業式などでよく見かける模様ですが、魔を払う意味と的を射る意味があります。

ひょうたん柄は、ひょうたんが種子が多いことから子孫の繁栄や多福を呼ぶことを表す吉祥文様です。

その布地に合う『梅結び』を選びあしらいます。これが一番、好きな作業です。

みなさまの願いが叶うように・・今日、完成したものを販売することにしました。

Japanese traditional patterns

Hexagonal pattern:The toratoiseshell pattern  has been known as a pattern that brings good fortune since ancient times.

Itimatumoyou:This is a chequred pattern made up of alternating squares of two different colours.

Omamori is lucky item for protection.There are vairious types of Omamori.Omamori are belived to bring happiness and had meaning of "prosperity of descendants"and "longevity".

Thank you.

 

 


お守り袋

2023-08-21 08:14:00 | おばあちゃんのブログ

娘が日帰りで遊びに来た。

片道3時間もかけてきてくれて、来るなり、洗濯と洗い物をしてくれて、とても助かり、私は、制作の仕事に没頭することができた。今は、お守り袋を作っている。

予期せぬ出来事が多い昨今、お守りで心癒される方々も少なくない、と娘は言う。

それでお守り袋を作ることにした。

材質は、もちろん絹。絹糸は、高い強度と耐久性をもち、大変丈夫であることから、身体健康を祈るのにぴったりだということで、どこの神社でも絹を使用しているそう。

それから、そこに水引の『梅結び』をあしらうことにした。この結び方は、結婚式の引き出物などによく使われているが、固く結ばれた絆を意味しているのだそう。また、梅は、昔から魔除けの縁起木とされていたそうで、魔除けの意味もあるのだそう。

寒中に耐えて春先一番に良い香りの花をつけることから、幸先が良い、と言われており、運命向上を意味しているのだそう。

私にしかできないお守り袋を作ろう、と縁起の良い『梅結び』をあしらうことに決めた。

縁起の良い柄の絹地に『梅結び』をあしらい、お守り袋の口は、二重叶結びで願いが叶うと言われている結びにした。

みなさまの願いが叶うように丁寧に作っています。


賑やかな後

2023-08-16 19:17:55 | おばあちゃんのブログ

お盆はとても賑やかに楽しい時間でした。久しぶりに孫娘とお婿さんも一緒でとても賑やかでした。

楽しい時間はあっという間で、写真を撮るのが大好きな娘もこの日は、うっかり撮り忘れたほど、話に花が咲いたのでした。

 

今は、寂しさを紛らわすかのように、スカートを縫っています。

娘が滞在中にスカートを一着仕上げました。今は、自分のを縫っています。

台風で被害にあわれた方も多く気の毒に思います。だからこそ、被害にあわなかった私は、自分のできることを精一杯がんばりたいと思っています。