新本堂建設に伴ない、境内の木々が移植されることになりました
切り倒す案もありましたが、それぞれの木には歴史があり
それをも絶つことは出来ない!!と移植することに
さすがの長老も「自分では手に負えない~」と
職人さんにお願いすることになりました
特に大きな樹は三種
・桜 :門前に立ち、先々代住職の時代から花が咲くと
春の象徴として大切にされ、朽ちると足元より若芽が
出てきて代を重ねて百年以上の時を重ねた桜です
・槙 :永い間本堂の裏にあったのを20年ほど前に上記の桜の
脇に移動した木で、百年近くの歴史をもつ大樹です
・紅葉:三十年ほど前に庭師の方が、自分が山から掘ってきた
紅葉の若木を二十代の頃から手塩にかけ育てた木を
「この寺が一番似合う!」と寄進してくれたものです
その庭師は三十年ほど前には八十代でした
と、やはりこの紅葉も百年は経っている樹です
桜は石段の東側に移植、心配しましたが、美しい花を咲かせてくれました
庭園に移植された紅葉は若芽が吹き、槙の葉は濃い緑で共に元気です