上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

車で四国遍路(区切り打ち 4日目 24番最御崎寺~34番種間寺)

2020年11月11日 | 遍路・巡礼
 4日目(11月2日月曜日 雨 走行距離 149km:24最御崎寺~34番種間寺)

 
 
 
 朝起きると、海は朝焼けに染まっていた
 天気予報は雨だが何となく期待させる空模様
 これから修行の道場土佐へ向かう
 6時半に朝食をとり7:15発


 
 24番 最御崎寺(ほっつみさきじ) 8:40 累計1031km
 着いたときは、天気予報通り土砂降り、やはり修行の道場は厳しい
 前の札所からここまで約80km、歩き遍路の人は2日はかかるだろう
 土砂降りの中歩いている人も見かけた

 歩き遍路に挑戦してみたくなっていたがすっかり気持ちは萎えてしまった

 
 本堂
 
 大師堂
 
 台風銀座の室戸岬、灯台も是非見たかったが崖崩れにより進入禁止
 土砂降りの雨にズボンと靴はずぶ濡れ、次はカッパと長靴は持って来ようと思う



 
 25番 津照寺(しんしょうじ) 9:20 累計 1038km
 漁港の近くにあり、海上の安全を守っている

 
 ここも、見上げるような125段の階段
 階段の先には竜宮城に入るような門

 
 本堂はこの中にあるが写真は遠慮した
 団体さんが雨の中、般若心経を唱えている

 
 大師堂

 
 駐車場は無いので漁港に車を止めさせてもらった



 
 26番 金剛頂寺(こんごうちょうじ) 9:50 累計 1044km 駐車料金200円
 階段には厄坂と書いてあり、33段で女厄、42段で男厄である
 階段には一段一段お賽銭があげられていた
 厄年はとうに過ぎているので厄除けはいらない

 
 山門 仁王様の代わりに大きな草履が納まっている

 
 本堂

 
 大師堂



 
 27番 神峯寺(こうのみねじ) 12:00 累計1078km 駐車料金300円
 車の交換が難しい狭くて急な道を登るとお茶屋がある
 幸い対向車に合わずに駐車場までたどり着けた
 少し階段を登ると手入れの行き届いた境内が待っていた
 

 
 境内の参道が美しい
 
 本堂
 
 大師堂
  


 
 28番 大日寺 12:45 累計 1116km
 お昼を過ぎてしまったが食堂らしきものが見当たらないので
 車中でコンビニ弁当を食べながら運転

 
 本堂
 
 大師堂
 依然、雨は降ったりやんだりだが、朝土砂降りの雨でぬれたズボンは乾いてきた



 
 29番 国分寺 13:30 累計 1127km
 「四国八十八カ所つなぎ遍路」(家田荘子)によれば枝垂れ桜の美しい寺らしい
 今の時季面影もなく、寺のホームページにもその様子は無い
  
 
 「こけら葺」屋根の本堂は重要文化財になっており
  ユーチューブで見ると、前に咲く枝垂れ桜との取り合わせは確かに美しい
 
 大師堂
 
 

 
 30番 善楽寺 14:00 累計 1135km
 これまでの札所と違い平坦な街中にある寺、車遍路に難路を通らずホットする
 
 本堂
 
 薬師堂
 どの寺にも弘法大師像があるが、ここのはコンパクトで等身大の像


 
 善楽寺山門まえには、土佐一宮「土佐神社」が隣接
 

 
 さすがに一宮、立派だ
 今のところ、神社の御朱印は集めていないので御朱印は貰わなかったが
 阿波・土佐と図らずも一宮を参拝で来た
 


 
 31番 竹林寺 14:40 累計 1144km
 池泉回遊式庭園が美しい寺とあるが見学することはできなかった
 それでも苔むした境内は美しく、今回最も気に入った札所の一つである
 

 
 
 
 本堂
 
 大師堂
 
 
 
 竹林寺駐車場に隣接して、牧野植物園がある
 全国を歩いて1600種以上の学名を付けた植物学者牧野富太郎を記念する植物園
 「雑草という植物は無い」という言葉が有名。小学校中退ではあるが理学博士にもなっている
 この植物園も是非訪れてみたいところだが、1日かかりそうなので後日の楽しみとした



 
 32番 禅師峰寺(ぜんじぶじ) 15:15 累計 1151km
 

 
 本堂
 
 大師堂
 
 境内からは土佐湾が良く見える。晴れていればどんなに美しいのだろうか?



 
 33番 雪蹊寺 15:50 累計 1161km
 仁王様の居る山門は無く石柱門
 
 本堂
 
 大師堂
 11番藤井寺とここの2か所だけが臨済宗のお寺だが、大師堂はある



 
 34番 種間寺(たねまじ) 16:15 累計 1170km
 本日最後、予定通りに安心したのか山門の撮影を失念する
 
 大師堂



 
 今宵の宿は高知市浦戸の民宿「まさご」
 GoToトラベルでと電話したら、おばあさんが出て
 「解らないから楽天トラベル経由でおねがいします」
というので心配しながら来た

   
 入り口には坂本龍馬と魚の木彫
 どんなに変わった家かと思ったら
 5~6歳位の女の子と若いお母さんが迎に出てきて
 GoToトラベルの手続きを手際よくやってくれた
 
 
 納め札
 食堂前の壁に、納札が沢山張ってある
 上段は錦の札、どんな人が遍路100回以上の人か聞いてみると
 大体は、旅行会社添乗の先達さんとのこ
 得心した


   
 夕飯
 
 朝飯
 






 さすが修行の道場土佐路
 朝から豪雨で傘を差してもずぶ濡れでした
 こんな日でも歩き遍路さんはいました
 歩き遍路の支度は、ゴアのカッパや靴など登山用具が役に立ちそうです
 しかし、修行の道場土佐路は札所間の距離が長いところが多く
 発心の淡路で芽生えた歩き遍路への思いも
 歩ききれるのか不安になってくる一日でした

                   南無大師遍照金剛

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