上州からの山旅

凡人noyamaの山旅の記録

奥穂高岳(紅葉)

2021年09月28日 | 山2021
 
 

【山 名】奥穂高岳3190m(長野県)
【日 程】令和3年9月23日(木)~月25日(土)
【同 行】鈴
【天 候】3日間とも晴れ
【ルート】23日前橋2:50===03:30富岡===6:30沢渡7:00===07:43上高地バスターミナル----07:57小梨平-----08:35明神館08:36-----08:41徳本口-----09:21徳沢公衆トイレ-----09:3009:43新村橋------10:25横尾10:43------11:00横尾岩小屋跡------11:41本谷橋12:01-----13:21Sガレ------14:06涸沢ヒュッテ泊

24日 涸沢ヒュッテ05:52-----06:03涸沢小屋06:09-----08:55天場09:03----09:27北穂高岳北峰09:53-----12:32涸沢岳12:43-----12:58穂高岳山荘13:30------14:16奥穂高岳14:30-----15:07穂高岳山荘泊

25日 穂高岳山荘06:17-----06:58ザイテングラート-----07:22パノラマ分岐-----07:55涸沢ヒュッテ08:07-----08:33Sガレ----09:29本谷橋-----10:21横尾10:29------11:08新村橋------11:39徳澤園11:47-----11:49徳沢公衆トイレ11:50-----12:27徳本口12:31------明神館12:36明神橋------12:45嘉門次小屋------13:26岳沢湿原・岳沢登山口-----13:38河童橋13:39-----13:44上高地バスターミナル

【行 程】3日間L=39.7km  + -2810m  行動時間23日6:20  24日9:25 25日7:30
【温 泉】梓湖畔温泉 730円




【1日目(23日) 晴れ・稜線はガス】
 
 シルバーウイークの後半、紅葉の始まった上高地の大混雑を覚悟しながらの山旅
 9月19日発生した震度4の地震で北鎌尾根などで事故があった影響か
 はたまた、コロナ自粛のせいか上高地へのシャトルバスの乗車率は50%程度



 
 天候に恵まれ、お馴染み河童橋からの眺めは最高

 
 ここまでは、山歩きに向かない軽装のご婦人も多数



 
上高地から横尾までは梓川沿いに平坦な道
トリカブトが何株か咲き残っていた



 明神岳と前穂岳
 見るからに崩れやすい岩峰、梓川には崩れて来た砂礫が川から溢れるように積もっている



 
 横尾で一休みし橋を渡り横尾谷へ



 
 1時間程歩いて本谷橋
 吊り橋の上流にもう一本簡易な橋が渡してある
 ここでテントを担いだ元気なお姉さん3人組に抜かれる
 テント荷を背負った女性に抜かれるとは悔しい
 


 
 涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐
 涸沢カールが見えるところに来るとアタリは紅葉
 稜線はガスに覆われ北穂から奥穂の稜線は見えない



 
 涸沢キャンプ場は今の時季にしては空いている
 以前ここでテント泊したのは40年も前
 雨の中、下着にカッパだけを着て奥穂まで行き凍えた覚えがある



 
 デッキにある売店、生ビールを買う行列



 
 来週あたりが紅葉の見ごろだろうか?


 
 明日は、正面の涸沢小屋の背面にある急な尾根を登る
 南陵ルートだ、見るからに急斜面でルートがあるのか心配になる


 



 
 涸沢ヒュッテの寝床
 コロナ対策で区切られた3畳程の区画に2人
 最盛期の定員の半分以下だろう
 これだから1泊2食15000円は仕方ない
 置いてきた計画書の宿代を見た娘にホテル泊なのかと聞かれた



 
 夕食 御飯が粘った塊になっていたのが残念



 
 夜、月明りで満点の星空とは行かなかったが、テントの明かりが綺麗であった
 夜景の写真は重い高級一眼を抱えて登った同行のS君提供


【2日目(24日) 晴れ、午後稜線はガス】

 
 朝5時に朝食
 
 

 
 朝から快晴、北穂から奥穂への稜線も良く見える



 
 ここから先はヘルメット推奨地域とかいてあったので
 ヒュッテで1回千円也のヘルメットを借りて出発
 カールの中の小屋は山岳相談所とテントの受付



 
 正面の尖ったのが北穂高岳、結構な登りだ



 
 テント場から正面にV字のスリットの間に東天井岳と横通岳
 大天井岳と常念岳の間の山が見える



 
 涸沢小屋デッキから奥穂高



 
 いよいよ急斜面へ



 

 
 角ばった花崗岩は足場もシッカリしていて意外に登りやすい


 



 
 スラブを登り切った所で一休み



 
 イワツメクサが未だ咲いていた
 花は期待していなかったがホットする



 

 
 すると突然上空にハンググライダー
 飛び出すのに相当勇気が要りそうだ、何処に着地するのだろう?



 
 北穂高と涸沢岳分岐までもう一息
 晴天に山頂での展望が楽しみ



 
 分岐手前の石ころだらけのテント場。トイレも水場も無い



 
 分岐



 
 北穂高岳山頂



 
 山頂から槍ヶ岳


 
 表銀座(燕岳~大天井岳~西岳)~常念


 
 八ヶ岳・富士山・南アルプス(甲斐駒・仙丈ケ岳・農鳥・塩見など)


 
 槍ヶ岳の左に黒部五郎・三俣蓮華・鷲羽岳など


 
 笠ヶ岳から双六への稜線


 
 

 
 北穂高から展望を堪能しいよいよ涸沢岳へのハシゴとクサリの隘路を進む


 


 


 


 


 
 最低コル 
 ここまで下り、また登る



 


 
 急な岩峰の何処を登るのだろう



 
 足元にイワギキョウ
 不安な気持ちも少し落ち着く



 
 涸沢岳山頂手前にある三角点



 
 涸沢岳山頂 3103m



 
 山頂から穂高岳山荘



 
 山荘から涸沢岳
 


 
 山荘で受付を済ませ奥穂高へ向かう
 いきなりの急登を登る



 
 山頂へ向かうころガスに覆われてしまった



 

 
 西穂高からの稜線は細く尖ったゴジラの背中の様
 このルートは恐ろしくて歩けない、地震が来たら逃げらえないかも

 
 
 
 奥穂高岳山頂3190m
 以前山頂には穂高岳山荘の初代経営者今田重太郎が設けた祠があったが
 穂高神社へ山頂を譲り2014年に新しく穂高神社嶺宮が建立されたそうだ
 重太郎の祠は山荘近くに移されたそうだが、見逃した
 



 
 穂高岳山荘を見下ろす
 ヘリポート脇のテントは飛ばされないのか心配



 
 山荘に帰ると、涸沢カール側に大日如来が現れた



 
 寝床、ロールカーテンで区切られているが少し狭い
 今日は満室



 
 夕食 今日の御飯は美味しく炊けている



【3日目(25日) 晴れ】

 
 朝5時半、日の出



 
 小屋前石畳にウスユキソウの石板。昨日は気づかなかったが同行のS君に教えてもらった



 
 朝食 生卵が付いていた
 生卵は少し苦手だが、数年ぶりで卵かけご飯を食べた

 
 当初計画では、前武尊に登り穂高岳山荘初代経営者が拓いた重太郎新道経由で
 帰る予定だったが、午後の天候が心配されるのでザイテングラード経由で
 涸沢ヒュッテからは来た道を帰ることにした
 なお、岳沢ヒュッテは従業員にコロナが出たため9月中は閉鎖とあった


 


  
 北穂高を振り返る



 
 中腹の歩道がザイテングラードルート



 
 涸沢ヒュッテと涸沢小屋分岐から帰し方を振り返る



 
 横尾尾大橋から振り返る



 

 
 徳沢の「MICHIKUSA SYOKUDOU」で昼食「森の手造りカレー」(950円)
 ルーはサラリとしており「カレーは飲み物」を体現している
 今回は無性にカツカレーが食べたかったが無かった



 
 明神橋下に咲いていたトリカブト



 
 明神橋を渡り、穂高神社奥宮へ



 

 
 穂高神社奥宮
 今回山行の無事を感謝し今後の山旅の安全を祈願



 
 梓川右岸の自然探索路を上高地まで下った


 




 四十数年ぶりの奥穂高
 一年に一度は北アルプスを歩くのが楽しみですが
 奥穂高方面は何となく足が向きませんでした
 しかし、紅葉の涸沢は素敵です
 シルバーウイークで紅葉も重なり大混雑を予想しましたが
 地震とコロナの影響でしょうか驚くほどの混雑はありませんでした
 今の時季、平地では花粉症に悩まされていましたが高地では回復
 秋晴れの下、心身共に良い山旅となりました
 誘ってくれたS君に感謝です
 
 ↓そんな訳で  ボタンを押していただければ嬉しく思います










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