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01/10(木)、今回の第一目標のワキアカツグミに出会えすっかり気分を良くして、つぎの目標カツオドリを求めて西に向かいました。目的地の漁港に着くと、立って居られないほどの強風が吹いて、カモメが数羽時折舞うだけ、釣り人や漁協の人に尋ねると、此処ではあまり見られないとか、昨日も見たとかはっきりしません。しばらく探索しましたが、見つけることは出来ませんでした。
この近くには古事記にも登場する、天孫瓊々杵尊と木花之開耶姫が出会った笠沙の岬とされる所があり、また瓊々杵尊と木花之開耶姫などを祀る野間神社もあります。そこで急遽、神社参拝に切り替えました。(一度は参拝と思っていましたので念願が叶いました。)
風も強く止みそうになく早めにホテルに入り、翌日に期待しました。
翌朝01/11(木)は快晴の好天で風もありません、8時過ぎに到着、丁度定置網漁から帰った漁船が荷揚げの最中でした。多くの鳥がおこぼれを狙っていました。近づいて見ると、期待に反してトビとカモメのみ、その後かなり広範囲に探索しましたが、全く見つけることができませんでした。
11時頃この場所に見切りをつけ、桜島を望む、錦江湾に向かいました。12時30分頃に到着、早速釣り人を探して情報収集、そこから見られる多くの釣り人が居る突堤ではないかとのこと。急いで駆けつけました。ほどなく上空を一羽が横切っていくのが見られました。期待して釣り人に尋ねると年末には30羽以上が直ぐ近くに来て釣り糸の餌にも飛びつく?!ほどだったが、年明けからはあまり見られなくなったとのこと。なにを釣っているのか聞くと、なんとブリ、背広姿で来て、8~9kgもある大物を釣り上げた人もいたとか。子魚を狙ってブリが来て、小魚が浮いてそれを狙う鳥が来ると言う訳です。
しばらく談笑しながら待ちましたが、見られるのは10羽以上の多くのミサゴ、とウミネコなどカモメのみ海面には小魚が飛び跳ねていましたが、目標のカツオドリは最初のみで来てくれる気配がありません。
なかばあきらめかけた頃、一羽が海面すれすれを飛ぶのを発見、見失いましたが、しばらくしてかなり遠くの黄色いブイに止っていました。良く見るともう一つのブイにも居ます。飛び立ちを待ちましたが直ぐそばを船が通っても我関せず平気です。かなり待たされましたが、ようやく飛び立ってわりと近くにも来てくれました。ただ陽が傾いて光線の具合が悪く、多分に自分の技術のなさですが写真は良くありません。
今回の鹿児島遠征は色々と紆余曲折ありましたが、色んな人とも出会え楽しい旅となりました。野間神社にも参拝できたことは小生にとっては願ってもないことで大変満足です。
撮影機材:カメラ:Nikon D300S
レンズ:Nikon AF-S NIKKOR 500mm f/4G ED VR+Ai AF-S Teleconverter TC-14E II
撮影日時:2013年01月11日12:40~
撮影場所:鹿児島県鹿児島市
おまけ(オシドリ)
沖合い上空を眺めていたら、なにやらカモの10羽くらいの群れが飛んで来るのを発見、あわててシャッターを切りました。ファインダーで追っていくと港内に着水しました。写真で確認すると、なんとオシドリです。
オシドリは山間の樹木に囲まれた池や川に居るものと思っていましたが、こんな南のしかも海に浮かぶ姿は初めてです。昨年5月、十和田湖で見られたユリカモメにもこんな山奥でとびっくりしましたが、野鳥の生態には興味がつきません。
全部をフォトチャンネルにしました。スライドショーでご覧ください。
カツオドリ(鹿児島県鹿児島市)
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