のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

遠ければ遠いほど

2009年10月27日 13時55分28秒 | Weblog
 どんぐりの木工オルゴール


 大きな木製のどんぐり! びっくりですね。まだまだあるのですよ、工芸品の数々。

 ゆずりは  裂織。


 裂織のカフェエプロン


 ゆずりはオリジナル木のクラッチバック


 曲げわっぱのお弁当箱(ゆずりは)1/2


 曲げわっぱのお弁当箱(ゆずりは)2/2


ゆずりは  馬具職人のバッグ 1


ゆずりは  馬具職人のバッグ 2


ゆずりは  馬具職人のバッグ 3


ゆずりは  馬具職人のバッグ 4


ゆずりは  馬具職人のバッグ 5



☆ エスコートして下さったのは、東北の町興しのオピニオンリーダー、田中陽子さんです。ラジオ深夜便で、お話なさっています。上の工芸品の説明とダブるところもありますけど、読み飛ばさないでください。心打たれること間違いなしですから。

NHKラジオ ラジオ深夜便ないとエッセイ Ⅰ


NHKラジオ ラジオ深夜便ないとエッセイ Ⅱ


NHKラジオ ラジオ深夜便ないとエッセイ Ⅲ


NHKラジオ ラジオ深夜便ないとエッセイ Ⅳ



 概略に「いい曲、見つけ!」と書きながら、楽曲はどこや~、最初のオルゴールだけかよ、とお怒りの方もいらっしゃることでしょう。そんな方は、スクロールして一番下の動画を再生してください。わっぱ太鼓の演奏が待ってます。(←今頃言うなって? ごもっとも)。

 
 さて、田中陽子さんのお話を聞いていて感じましたのは、地域興しと言う場合の自分の狭量さでした。何かを発信しようとすれば、「地元=近く」という枠組みに閉じ籠っていてはいけない、言い換えれば、「ゆずりは」の精神がないといけないのですね。

 「ゆずりは」の精神とは、一言で言うと、自分を明け渡す愛です。明け渡す相手のいる所は、遠ければ遠いほどよい、その方が明け渡してあげられるものが大きくなる・・・とまぁ、そんな感じです。

 僕がうだうだと説明するより、一遍の詩を紹介しますね、その方が気持ちが伝わると思います。作者は、大阪の詩人、河井 酔茗(すいめい)さんです。「子供たちよ」と言う語りかけで、この詩が始まります。子供たちって、いつも近くにいそうな相手なんですけど、お互いの関係を考えると、最も遠い存在なのかもしれないです。大きな可能性を残してあげたいですね。

≪ゆずり葉≫

子供たちよ
これは譲り葉の木です。
この譲り葉は
新しい葉が出来ると
入り代ってふるい葉が落ちてしまうのです。

こんなに厚い葉
こんなに大きい葉でも
新しい葉が出来ると無造作に落ちる
新しい葉にいのちを譲って――。

子供たちよ
お前たちは何を欲しがらないでも
凡てのものがお前たちに譲られるのです。
太陽の廻るかぎり
譲られるものは絶えません。

輝ける大都会も
そっくりお前たちが譲り受けるのです。
読みきれないほどの書物も
みんなお前たちの手に受取るのです。
幸福なる子供たちよ
お前たちの手はまだ小さいけれど――。

世のお父さん、お母さんたちは
何一つ持ってゆかない。
みんなお前たちに譲ってゆくために
いのちあるもの、よいもの、美しいものを、
一生懸命に造っています。

今、お前たちは気が附かないけれど
ひとりでにいのちは延びる。
鳥のようにうたい、花のように笑っている間に
気が附いてきます。

そしたら子供たちよ、
もう一度譲り葉の木の下に立って
譲り葉を見る時が来るでしょう。

 ――

 では、勇壮なわっぱ太鼓を、若い人たちの演奏でお楽しみください。

太鼓祭inSAITAMA SUPER ARENA2008 大館曲げわっぱ太鼓「忍」組






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