のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

ええ? 知らないのお?

2010年01月06日 11時47分09秒 | Weblog
先月20日ごろから、昼夜を問わず、お袋から声をかけられるようになりました。

きっかけは、お袋が夜中に「リンゴの唄」を歌い出し、

それを制止したことが原因かもしれません。

(プライドを傷つけられた感じがショックだったのかな…)

後悔しつつ、しかし、時々はやっぱり腹を立てながら、

介護してました。

28日、介護用品の会社に、ベッドのレンタルをお願いしました。

立ち上がってくれなくなったからです。

声をかけられる回数が多くなったことと

それが関係があるのかないのか、よく分かりません。

ところで、正月の2日、姉や弟が帰省しました。

なぜベッドに寝たままなのかと、おとがめ風の質問があり、

さぁ、これから盛り上がろうかという頃、

お袋が目覚め、

「いた~い」

を連発し出しました。

例年なら、夕方6時までいる義兄が早くも帰りたげな様子。

(このままだと、三々五々解散だな)

と思った僕は、いつもなら、お袋が心配で口に出せなかったことを申し出ました。

「初詣、行ってくるわ」と。

今、この時期を逃せば、弟や姉は親孝行の機会を無くすだろう

という風に思ったことが決断の後押しをしました。

お陰さまで、

今年、4年ぶりに初詣に行けました。

行った先は、住吉大社。

七・五・三以来です。

念願の初詣でした。

しかし、神社境内にて、

僕の後ろに立っていた男性が得意げに

「こんなとこ、一人で来るやつの気がしれん」

と聞えよがしに言ってました。

思わず振り返って、

「ええ? 知らないのお?
神社は、一人で参らんと、心がふっくらとしないし
ご利益はないんやで~」


と注意しそうになりました。

思うに、心がふっくらするのは、感応同交の力でしょう。

現代人は、みんなでやればいいことと、

一人でやるべき事柄との区別が逆になっているかのようです。

あるいは、もう感応同交って、とっくに死語なのでしょうか。

僕一人だけがそれを知らなかったのでしょうか。

寂しい限りです。

もちろん、家族みんなで初詣する光景は、傍から見て微笑ましいものです。

しかし、神社・仏閣を祈りの場と解する限り、

一人で参拝すべきです。

これは、宗教の如何に関わらずそうだと思います。

たとえば、聖書「出エジプト記」によると、

モーゼは、率いていたユダヤの民から離れて、

一人シナイ山に登り、神から十戒を授けられたことになっています。

大勢で山に押し掛けたら、感応同交はありえなかったでしょう。

古今東西、同じことが言えると思います。



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2 コメント

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Unknown (mu-mamu )
2010-01-06 16:42:15
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

初詣に行かれたのですもの♪
忠太さんにとって素晴らしい1年になる事を祈ってます。
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☆mu-mamuさんへ (忠太)
2010-01-06 19:56:55
コメント、ありがとうございます。

mu-mamuさんにとっても、今年がいい年でありますように。
返信する

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