のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

介護の環境が深刻な状態なのに、そこに投げ込まれる。素知らぬ顔をしようとすれば――

2015年10月11日 22時12分03秒 | 介護
「素知らぬ顔をしようとすれば」に続けたい文章は、

最愛の人の

最後を看取るなど、

人としての欲求に封印をして、

私たちは、

人間を辞めなければならない、

ということだ。

然るに、

介護を支える社会的資源である

介護事業者の倒産件数が8月までで過去最多を更新する

(T. HIRANO @TOHRU_HIRANOさんのツイート〔19:24 - 2015年10月11日 〕参照)。


転載元:サイト「JOINT」の記事「介護事業者の倒産、8月までで過去最多更新 零細・新規事業者を中心に増加」。*http://www.joint-kaigo.com/social/pg1683.html

T. HIRANO さんは、こうツイートされる。

――高齢者の介護
ものすごく乱暴にいうと「排尿と排便と食事の世話」

人間が「普通の状態」なら、誰しもが普通に自分で出来ること。これができなくなる。この「人間としての基本的なこと」が、いずれ誰でも、高齢になれば、自分ではできなくなる時が来る。これを放置されたら死ぬ。介護=余生の手助け〔21:03 - 2015年10月11日 〕――だと。


ただ、

この単純に見える

「排尿と排便と食事の世話」という仕事の

大変さは、

やって見ないとわからない。

分からないまま、

今年4月頃から自民党がしている

介護施設などで働いてる人の給料を大幅な切り下げは、

直接には

介護労働者の

労働を軽視することであり、

間接には、

介護される者の命を軽視することだというのに、

議員たちに

罪の意識はなさそうだ。

せめて、

自分らのやっていることの支離滅裂さぐらいは

理解しろ。

支離滅裂は介護の問題に限られない。

しかし、介護は命に直結する問題だから、

支離滅裂では黙っていられない。

次の萩原博子氏の指摘に

目を通して欲しい。

10月10日付の日刊ゲンダイの

トップ記事に

紹介されてあった言葉だ

(下記〔資料〕)。

すなわち、

萩原氏は、言う。

「安倍首相は新3本の矢で『介護離職ゼロ』を掲げましたが、

要介護3以上でないと特養に入れないようにして、

『在宅介護』を推し進めてきたのが安倍政権です。

しかも、4月から介護報酬を引き下げたことで、

介護現場では

離職や事業の廃止が相次いでいる。

身内に介護が必要な人がいても、

要介護レベル3以上でないと施設に入れず、

その施設も減っているわけです。

そんな状況を自分で作り出しておいて、

介護離職ゼロを目指すだなんて、

言っていることと、

やっていることがアベコベなのです」。

一事が万事、この調子だ。

萩原氏の言葉が続く。

「被災地もそうですが、

本当に困っている人を置き去りにして、

1億総活躍などと言われても、

国民の心に響くわけがない。

自己満足のスローガン政治はやめて欲しいですね」と。

保護世帯が増え続けている。

今年7月の時点で

3カ月連続で過去最多を更新しているというのに、

社会保障費を今後3年間で

1・5兆円削減する

方針も決めた。

何が

「骨太の方針」だ。

ただの殺人政権の予定表じゃないか。


〔資料〕

「新内閣恐るべき市場の無関心 どこからも相手にされない1億総活躍」

   日刊ゲンダイ一面記事(2015年10月10日付〈9日発行〉)








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