福島第一原子力発電所近くの避難区域の放射線レベルを測定するボランティア(2012年3月12日)
典拠:CBSニュース(リンク)
上の写真を掲載しているCBSニュースは、
「Some Japanese towns to stay dangerously radioactive for at least a decade」
題されている記事です。
和訳すると、
「 少なくとも10年間は、人が住めない程の放射能汚染が続く – 福島の市町村 」
ということです。
星の金貨プロジェクト というサイトの
小林順一氏が
全文翻訳されています。
☆ リンク
このニュース、
一概に外国の無責任な煽り記事とは言えません。
ニュースソースが
ジャパンタイムズに掲載された
最新の政府の報告書となっているからです。
上記、小林氏の記事、
僕自身の頭の整理のため、
まとめます。
――
福島第一原発に近い場所では、
一年あたりの被ばく線量は50ミリシーベルトに達し、
数千人がかつて住んでいた場所には戻れないと
複数の政府高官が認めています。
この報告に関連して、
アルジャジーラが
避難区域に指定された7つの自治体の内、
6市町村で、
今後10年間の放射線量が危険な値が続くと予想しました。
無秩序にだらだらと続く
除染作業について、
地元の人々は繰り返し報道機関に不満を訴えているとのことです。
「すでに一年が経ちましたが、何も改善されていません。」
61歳の地元の有機栽培農家、
狩野むねおさんがアルジャジーラに訴えました。
CBSニュースの特派員
ルーシー・クラフトは4月初め、
福島県の土壌の多くがすでにひどく汚染されていることを報告し、
椎茸栽培のような有名な特産品は台無しにされてしまったと話されます。
「私たちが一番悩んでいるのは、
これからどうやって暮らしていけばいいのか、という事です。」
44歳のキノコ栽培農家の佐久間しんいちさんがCBSニュースに語りました。
日本政府の対応については、
実に多くの 点について批判されていますが、
一部の人が指摘するのは、
被災地にいる人々の方が危機が及んでいる範囲を実際に把握している、
という点についてです。
この最後の、
「危機が及んでいる範囲を実際に把握している」のは、
被災地にいる人々だという指摘が
重要です。
除染の前提になる
汚染度の測定が被災地にいる人々任せである証です。
一番政府が責任を持ってやるべきことが
地元に丸投げされているのですね。
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