のんきに介護

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第三回甲状腺検査の結果がこっそり発表された… 

2012年12月04日 04時07分25秒 | Weblog
許されない事実隠しがあります。

第三回甲状腺検査の結果(リンク)です。

これは、福島県の県民健康管理調査検討委員会

(座長・山下俊一福島県立医大副学長)が

2012年9月11日に発表したものです。

小学生・中学生女児の過半数に

甲状腺の結節やのう胞が確認されたというのです。

マスコミ各社では

ほとんど報じられていません。

たとえば、朝日新聞は、

専門家は――として、名前が不明なまま

「福島の子どもの嚢胞は、

放射線の影響とは考えにくい」

とする説のみを紹介しています。

根拠は、

東京の子どもにも

2753人の調査結果により

36%が

嚢胞が見つかったという報告が

使われているわけですね。




ただし、これは、

記事によれば、

3・11以後を含めての集計結果です。

東京の子どもも

放射線の影響を受けた理由にこそなれ、

福島の

子どもが影響を受けていないとするには

余りに非科学的です。

福島の子どもへの影響は、

昨年より悪化しているようです。

昨年の検査では、

結節、のう胞が見つかった子どもは、全体の35.1%でした。

今年は、これが43.1%と大幅に悪化しているのです。

座長を務める山下教授が

2000年に長崎県でおこなった調査では、

のう胞が見つかった子どもはわずか0.8%だった
と言います。

チェルノブイリ事故から5~10年を経たチェルノブイリ地域でも、

子どもたちののう胞は0.5%と報告されているそうです。

福島県内で

子どもたちが直面している事態の深刻さがうかがえるデータなのに、

マスコミ各社は

ほとんど報じていないことに憤りを感じます。

――昨年発生した福島第一原発事故を受け、福島県内では子どもたちへの影響が心配されている。特に放射性ヨードによる被害は甲状腺に現れやすいため、県内では今年も検査がおこなわれた。

8月24日までの結果をとりまとめた資料によると、受診した子どもは42,060人。このうち、6歳~10歳では男児50.2%、女児54.1%に、11歳~15歳では男児48.6%、女児55.3%に甲状腺の異常が確認された――。

という記事(2012年9月20日 19:00)が

「税金と保険の情報サイト」(リンク

という

ところに掲載されていました。

「女児の過半数に嚢胞が見つかった」

という数値が

異常に高いので、

マスコミ各社におかれましては

注意して報道して

下さりますようお願いします。

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