のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

全国盲学校生徒作品展

2010年08月22日 10時02分07秒 | Weblog
「僕たち盲人もロダンを見る権利がある」。

この言葉とともにギャラリー・TOMが生まれて26年になるそうです。

「週間・金曜日」の今週号の記事、

「見えない世界 全身で 受けとめて」(中村富美子・文)に

毎夏、全国盲学校作品展がそこで開催されるとありました。

昨年度と今年度に出品された作品が

下記のブログにて、紹介されています。


  「黒蜜堂の日々是好日」


僕は、個人的には「クリック」という昨年度の作品に感銘を受けました。

盲人だとパソコンを扱えないと思うのですが、

だからこそ、造形のテーマになりえたということなのでしょうか。

見ていて“痛さ”を感じました。

しかし、その痛みこそ、表現することに意味がある証です。

消してはならぬ火と思いました。


思うに、「目が見えない世界」というのも一つの世界なのですね。

「目をつぶった世界」は、

世界から視覚情報を引き去ったところに成り立ちますが、

「目が見えない世界」というのは、

それでは説明のつかない、独自なものです。



※ なお、上に紹介した作品展は、8月29日(月曜休館)まで。

ギャラリー・TOM(tel: 03‐3467‐8102)
 





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