のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

タービン建屋の水位

2011年03月25日 17時33分53秒 | Weblog
原発に反対する科学者や技術者は、

今まで、村八分同然であったそうです

「鬼蜘蛛おばさんの疑問箱 パート2」参照)。

その人たちが事故後、ネットを通じて連日のように

情報発信しているようです。

僕も遅ればせながら、調べました。

その内の一人、

福島第一原発の圧力容器設計に関わった田中三彦さんによると、

4号炉までの主設計と指導は米国のGE(ゼネラル・エレトリック)社だそうです。

現在、当時のGEの技術者は退職していて、

この人たちもまた、福島の危険性を16日のCNNで訴えていたと言います。

さて、放水行為により、その危険は、去ったのでしょうか。

テレビでは、電源復旧により

今にも冷却装置が正常に働きそうな印象を与える

報道をしてます。

しかし、海水を注入したことを忘れてはいけません。

塩分が入ることにより、バルブが固着する危険性が新たに発生し、

その危険性を除去したとは言えないのです。

ところで、昨日、3号機で3人被ばくのニュースが流れました。

テレビは、放射線熱傷を

ベーター線に基づくものとして、

その特徴に重点を置き解説していました。

しかし、被ばくの場所であった

3号機のタービン建屋になぜ水があったかついては、

あいまいな分析になってます。

タービン建屋って、小学校の講堂がいくつも入るほど

巨大です。

わずか15センチて言ったって

相当な分量の水が注ぎ込まれたはずです。

どっから、どのように入ったのか、

NHKのニュース解説者は、

たとえば、原子炉への放水のとき、飛び散った水が流れ込んだ可能性を示唆してました。

しかし、この可能性、納得できないです。

だって、タービン建屋は、原子炉容器のあった建物とは別棟だからです。

しかも上に述べたように、広さが広さです。

簡単には水浸しにできないです。

あるいは、大量の水が炉内に溜まり、

それがバルブを突破して流れて行った、と推測する人がいるかもしれません。

しかし、それも可能性として、どうでしょうね。

塩分のため、バルブを開放しにくいと言うのならば、

了解できます。

その逆なわけでしょ?

水圧だけでバルブが勝手に開いたという事態は、

あり得ない気がします。

では、どうして水位が15センチになるまで水が流れ込んだのでしょうか。

これも、推測の域を出ませんが、

建物は配管で繋がっているということですから、

原子炉に亀裂が入り、

バルブのついている配管の外側を伝わって放射性物質が水と共に

タービン建屋の方に運ばれたのではないですかね。

もちろん、だとしたら、最悪の事態です。

ただ、認めたくなくとも、そのような最悪の事態を予想して対処しないと、

また収拾のつかないことになるのではないでしょうか。

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