水前寺清子 三百六十五歩のマーチ/故郷 (唱歌)

時刻は、午前三時。軽やかなメロディが聞こえます。

「ウサギ　おいし　かのやま～♪」

（なんや、なんや。。。）

お袋の声でした。

歌い終わった後、何を考えているのか分かりました。

「さぁ、帰ろか！」

「どこへや？　どこに帰るね～ん？？？　ここが家や。僕はここで寝てるんやで」

「じゃあ、一人で帰るわ」

「ちょっと、待った！　分かった～。付き合う」

眠い目をこすりつつ、起床。服を着替えさせながら、

「別の部屋に行くけど、送ったらしまいやで。僕は戻るよ」と念を押すと、

「そら、あかんは。あんたが戻るんやったら、ここにおるわ」とのこと。

これで、ひとまずは、一件落着。

着替えた服を元に戻し、またベッドの中へと誘導しました。

しかし、事は、こんなに簡単に済むはずがないのでありました。

しばらくして、また「故郷」のメロディ…。

そしてまた、「家に帰るで！」のお袋のご託宣が。

（∑・・　こうなるんは、初めから分かってたんや）

それで、決めました、付き合うことに。

（幸せは　歩いて来ない、だ～から歩いて行くんだね♪）

というわけで、夜明け前のお勧めの曲は、これ！

「３６５歩のマーチ」（水前寺清子）です。

それとやはり「故郷」は外せないですね。

ブログ記事をアップした今、お袋は夢の中――。

苦労して、またもう一度ベッドに運んでやれやれと思ったら、

また聞くのでしょうか、

「ウサギ　おいし　かのやま～♪」のメロディ！

そうなったら面白いかも。。。どうでしょう？　面白くないかな。



それでは皆様、お休みなさいませ。