毎日新聞、6月13日付夕刊に
菅首相の奥さんが
「(日本は)何も変わっちゃおらんわ」
と気炎を吐いてます。
ただし、この評価には
「大して」
と限定が付されています。
そして大して何も変わっちゃおらんけど、
旦那が浜岡原発を止めたのは偉いと付け加えられます。
(この言いよう!…これが噂の夫婦愛なんかな)って、
何だか巴御前を思い起こしました。
しかし、憎まれ口覚悟で、言わしてもらいます。
原発停止の要請をした背景には、
アメリカの指示・期待があったと囁かれています。
実際、偏西風のため、
浜岡の脅威が
アメリカ人を不安に抱かせる材料となっています。
地図を見ながら
考えて下さったらいいわけですが、
偏西風は、東向きの風です。
ということは、
もし、浜岡で事故が発生すれば、
厚木基地という
アメリカに取って戦略上大きな意味のある
基地が放射能のため
使用不能になるということです。
日本だったら、
情報を漏らさない形で対応するんでしょうけど、
アメリカは、人権にかかわるような情報に関しては、
さすがにオープンな国で
日本のように秘密のベールに包みこんだりしないようです。
だから、自軍の兵士が寄港を拒絶するような結果にならないよう
非常に神経質に目配りします。
日本だったら、
汚染に敏感に反応すると、
自民党の石原伸晃幹事長よろしく、
「お前、ヒステリー起こすなよ」
で済まそうとする凡庸な人物が
残念ながら、わんさかいるのではないでしょうか。
それでまた実際、
今回の大事故が起こるまでは、
原発に不具合があっても有耶無耶にされてしまうケースが
結構、多かった、と思います。
その点、日本とアメリカでは
事情が異なります。
菅首相の決断の背景に
アメリカの要望が強く働いたとする推測にも
説得力がある所以です。
ところで、この浜岡原発の停止要請がなされるずっと以前、
震災が東日本を襲った頃、
事故に対し政府の初動が遅れ
アメリカから非難が乱れ飛んだことがありました。
そのとき、
自衛隊によるヘリからの放水によって、
不信を払しょくしたと言われました。
つまり、首相は、
根拠のない楽観主義のため、
打つべき手を打たず
傍観をしておった埋め合わせとして、
アメリカという国に
事故収束へ向けての本気度を示す必要がありました。
そのためだけに
自衛隊に放水という
命がけのパーフォーマンスを敢行させたんだと、
何日かして新聞で報道されていました。
それと事情が似てます。
つまり、自衛隊の放水作業の要請と
浜岡原発停止要請との間には、
これあって、それありって関係があったと言えそうなこと。
すなわち、浜岡原発の運転停止というドラスティックな要請も
首相に何らかのビジョンがあっての
処置ではなかった――
と判断するのが自然です。
もっと直截に言えば、
アメリカへの配慮からのみした可能性があるということです。
さて、伸子夫人の受け止め方は、
どうでしょう。
そちらに話を戻します。
「菅さん、国会議員に初当選した
1980年にアメリカに出かけ…(中略)…
風力や太陽光エネルギ―こそ、
次の時代の基幹エネルギーになると信じてきた。
…(中略)…僕の最後は植物党をつくることだって、
今も真顔で言ってます」
という風な報告をされています。
自分の夫を指して
「直人さん」ではなく、
「菅さん」という呼称を使うのですな。
話の中身が本当か嘘かは別にして、
まずこの呼称に驚きました。
次いで、続く文章を読んで驚き直し。
“植物党”をつくるのが彼の夢だった…
という件(くだり)は、ほんと仰天ものです。
「ペテン師」との罵言、
鳩山氏も
この奥さんの言を斟酌してから
すべきだったでしょうね。
もし、植物党への思いが真実なら、
穿った見方ですが、
菅首相は、
あえて原発の事故対策を失敗されたんです。
そのことによって、
原発と聞いただけで
国民の誰しもに
悪寒が走るようになされた・・・
(え~~~、ほんとう!? )
菅首相が
政権トップの座に着いたとき、
彼は、原発推進の押しも押されもせぬ急先鋒でした。
しかし、にもかかわらず、
元々“反原発”が
彼の持ち味だったというなら、
上のようにでも解さないと、
行動の辻褄が合わなくなってきます。
確かに、今回のような福島の大惨事がなければ、
エネルギー政策の変更について論議がなされなかったでしょ?
というわけで、仰天したわけです、
何と言う深慮遠望なんだったのだ、と。
反面、何十万人という人たちを
罹がんの脅威に晒した、
それこそ反原発運動の風上にも置けない
人であることが、
他ならぬ奥様の口から暴露されたということです。
しかし、目的はすでに達せられました。
かくなる上は、
「めどがついたら」
などという悠長なことを言わなくとも、
新党結成に
ご尽力されるべく、
即刻、辞職されたらよろしいでしょう。
ただ、党名については、
もう一工夫して欲しいです。
なぜって、植物党という党名では、
“反原発”の匂いがするでしょ。
しかし、今求められているのは、
“反原発”でなく、
“脱原発”の方向を見出すことです。
これからは
原子力事故の後始末のため、
原子核工学科が
若い人の心を捕らえるに違いないです。
また、捕らえてくれないと困ります。
だからそうなる前に、
不要なイメージの刷り込みをして、
健全なアカデミズムの発展を阻害しないよう
して頂きたいのです。
菅首相の奥さんが
「(日本は)何も変わっちゃおらんわ」
と気炎を吐いてます。
ただし、この評価には
「大して」
と限定が付されています。
そして大して何も変わっちゃおらんけど、
旦那が浜岡原発を止めたのは偉いと付け加えられます。
(この言いよう!…これが噂の夫婦愛なんかな)って、
何だか巴御前を思い起こしました。
しかし、憎まれ口覚悟で、言わしてもらいます。
原発停止の要請をした背景には、
アメリカの指示・期待があったと囁かれています。
実際、偏西風のため、
浜岡の脅威が
アメリカ人を不安に抱かせる材料となっています。
地図を見ながら
考えて下さったらいいわけですが、
偏西風は、東向きの風です。
ということは、
もし、浜岡で事故が発生すれば、
厚木基地という
アメリカに取って戦略上大きな意味のある
基地が放射能のため
使用不能になるということです。
日本だったら、
情報を漏らさない形で対応するんでしょうけど、
アメリカは、人権にかかわるような情報に関しては、
さすがにオープンな国で
日本のように秘密のベールに包みこんだりしないようです。
だから、自軍の兵士が寄港を拒絶するような結果にならないよう
非常に神経質に目配りします。
日本だったら、
汚染に敏感に反応すると、
自民党の石原伸晃幹事長よろしく、
「お前、ヒステリー起こすなよ」
で済まそうとする凡庸な人物が
残念ながら、わんさかいるのではないでしょうか。
それでまた実際、
今回の大事故が起こるまでは、
原発に不具合があっても有耶無耶にされてしまうケースが
結構、多かった、と思います。
その点、日本とアメリカでは
事情が異なります。
菅首相の決断の背景に
アメリカの要望が強く働いたとする推測にも
説得力がある所以です。
ところで、この浜岡原発の停止要請がなされるずっと以前、
震災が東日本を襲った頃、
事故に対し政府の初動が遅れ
アメリカから非難が乱れ飛んだことがありました。
そのとき、
自衛隊によるヘリからの放水によって、
不信を払しょくしたと言われました。
つまり、首相は、
根拠のない楽観主義のため、
打つべき手を打たず
傍観をしておった埋め合わせとして、
アメリカという国に
事故収束へ向けての本気度を示す必要がありました。
そのためだけに
自衛隊に放水という
命がけのパーフォーマンスを敢行させたんだと、
何日かして新聞で報道されていました。
それと事情が似てます。
つまり、自衛隊の放水作業の要請と
浜岡原発停止要請との間には、
これあって、それありって関係があったと言えそうなこと。
すなわち、浜岡原発の運転停止というドラスティックな要請も
首相に何らかのビジョンがあっての
処置ではなかった――
と判断するのが自然です。
もっと直截に言えば、
アメリカへの配慮からのみした可能性があるということです。
さて、伸子夫人の受け止め方は、
どうでしょう。
そちらに話を戻します。
「菅さん、国会議員に初当選した
1980年にアメリカに出かけ…(中略)…
風力や太陽光エネルギ―こそ、
次の時代の基幹エネルギーになると信じてきた。
…(中略)…僕の最後は植物党をつくることだって、
今も真顔で言ってます」
という風な報告をされています。
自分の夫を指して
「直人さん」ではなく、
「菅さん」という呼称を使うのですな。
話の中身が本当か嘘かは別にして、
まずこの呼称に驚きました。
次いで、続く文章を読んで驚き直し。
“植物党”をつくるのが彼の夢だった…
という件(くだり)は、ほんと仰天ものです。
「ペテン師」との罵言、
鳩山氏も
この奥さんの言を斟酌してから
すべきだったでしょうね。
もし、植物党への思いが真実なら、
穿った見方ですが、
菅首相は、
あえて原発の事故対策を失敗されたんです。
そのことによって、
原発と聞いただけで
国民の誰しもに
悪寒が走るようになされた・・・
(え~~~、ほんとう!? )
菅首相が
政権トップの座に着いたとき、
彼は、原発推進の押しも押されもせぬ急先鋒でした。
しかし、にもかかわらず、
元々“反原発”が
彼の持ち味だったというなら、
上のようにでも解さないと、
行動の辻褄が合わなくなってきます。
確かに、今回のような福島の大惨事がなければ、
エネルギー政策の変更について論議がなされなかったでしょ?
というわけで、仰天したわけです、
何と言う深慮遠望なんだったのだ、と。
反面、何十万人という人たちを
罹がんの脅威に晒した、
それこそ反原発運動の風上にも置けない
人であることが、
他ならぬ奥様の口から暴露されたということです。
しかし、目的はすでに達せられました。
かくなる上は、
「めどがついたら」
などという悠長なことを言わなくとも、
新党結成に
ご尽力されるべく、
即刻、辞職されたらよろしいでしょう。
ただ、党名については、
もう一工夫して欲しいです。
なぜって、植物党という党名では、
“反原発”の匂いがするでしょ。
しかし、今求められているのは、
“反原発”でなく、
“脱原発”の方向を見出すことです。
これからは
原子力事故の後始末のため、
原子核工学科が
若い人の心を捕らえるに違いないです。
また、捕らえてくれないと困ります。
だからそうなる前に、
不要なイメージの刷り込みをして、
健全なアカデミズムの発展を阻害しないよう
して頂きたいのです。
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