のんきに介護

母親と一緒の生活で、考えたこと書きます。

被ばくのリスク

2011年03月20日 10時16分46秒 | Weblog
今朝、20日の毎日新聞、朝刊に発がんリスクが増大するという

100ミリシーベルトにつき、

専門家の立場からする解説記事が載ってました。

それによると、

放射線を受けた累計値がこの量に達したならば、

がんの危険性は0・5%高くなるとありました。

具体的には、

50・5%になるということです。

この数字を見て

おそらく誰しも何とかしたいと願うのは、

小数点の左側にある大きな数、50%ではないでしょうか。

しかし、この数は、

現代医学では既成の事実なようです。

今回の東日本大震災で

日本が地震大国であることを

改めて思い知らされたわけですが、

がん大国でもあるんですね。

日本では、二人に一人ががんに罹るんだと、

東京大付属病院の准教授、緩和ケア―診療部長の

中川恵一先生が

こともなげに記事に書いておられました。

思うに、もし、本気で50%という、この数値を押し下げたいのであれば、

農耕民族らしく、

食生活の中心に五穀を持ってくるべきなのでしょうね。

それが出来ない内は、がんり病率は高止まりしたまま続くと思います。

さて、話を0・5%の方に戻します。

現在、最も値が高い福島県での放射能の数値でも

毎時数マイクロシーベルトだという指摘を

前記事で紹介させて頂きました。

屋内、

あるいは、東京、千葉、埼玉などにいる場合は、

その10分の1以下程度しか被ばくしないらしいです。

仮に、それより値の高い毎時1マイクロシーベルトの場所にずっといるとします。

どれほどの時間の経過の後に

人体に影響ありとされる100ミリシーベルトに達するかと言うと、

11年以上の月日を要するとのことです。

そんなわけで

先生がおっしゃるには、

事故の現状では、発がんリスクの上昇も含め、

一般の人たちの健康リスクは皆無だということです。

ちなみに、タバコを生涯、吸い続けて被る発がん発生率は、

0・1%です。

上に述べた被ばくに基づくリスクは、皆無、つまり、0ということなので、

なおこれより低いのだ、と言えます。

ところで、

人体に影響なしとされる、この100ミリシーベルト以下という基準、

何を根拠にして言われていると思います?

広島、長崎の原爆投下のデーターからのようです。

原発事故は怖いですけど、

オバマ大統領の

自国民に対する退避勧告一つで

大きな影響を受けている日本の今の現実を、

とても悔しく感じました。


※ 上記説明は、外部被ばくにしか触れていません

被ばくのリスクを云々するのであれば、内部被ばくも考察すべきです。

次の記事にその点の解説をしておきました。

リンクしてあるので、クリックしてご覧ください。

「体内被ばくの怖さ――放射能汚染水を飲ます危険度」

なお、ある程度以下の外部被ばくにつき、

国は「直ちに影響ない」としてます。

しかし、これは、短期での被ばくが前提です。

長期となると、かなり個人差があり、不透明です

この点については、「低線量被ばくの安全性ないし危険性」という記事で

実例を介して、具体的に納得できるよう触れておきました。

こちらも是非、ご覧ください。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (越後屋)
2011-04-10 16:57:15
中川恵一先生「魚を食べても大丈夫」
http://www.youtube.com/watch?v=R5gHts8iKA4

諸葛先生「1960年頃の大気中のセシウムの濃度は10000倍高かった」
http://www.youtube.com/watch?v=oH1v1qSgqpU

長瀧重信先生による非常に厳しい基準
http://www.youtube.com/watch?v=7PEXgxctzzI

高田純
http://www.youtube.com/watch?v=t3erSTN2sWQ
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☆越後屋さんへ (忠太)
2011-04-11 03:13:36
情報提供、ありがとうございます。じっくり検討させていただきます。
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Unknown (越後屋)
2011-04-12 18:30:28
こんな説もありますよ

「近藤誠・慶大医学部講師が緊急寄稿「100ミリシーベルト以下の被曝量なら安心」はウソっぱち!」
http://gendai.net/articles/view/syakai/129864
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☆越後屋さんへ (忠太)
2011-04-12 18:41:20
希望的観測としては「しきい値仮説」を支持したいですが、根拠ないですものね…考えさせられます。
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