会社勤めでは
同僚に筋違いな悪口を言い触らされたり、
上司から無視されたり、といった類の様々なストレスに曝されます。
まして、パート勤めなら、
境遇は「使い捨てライター」です。
大げさでなく、そう思います。
しかし、ビジョンが明瞭でない会社の、
その場しのぎの対応のために右往左往させられる
下っ端が往々、
そんな会社を支えていたりします。
その人たちは、どう考えたら、与えられるストレスを軽減できるでしょうか――。
「戦国策」という中国の古典に、
次のような話が載ってます。
斉(せい)の国に孟嘗君(もうしょうくん)という人物がいました。
領主と考えて下さい。
今なら、さしずめ会社の社長です。
この人、
夏候章(かこうしょう)という者を食客(しょっかく)を抱えていました。
食客とは、居候(いそうろう)みたいなもんです。
しかし、馬4頭と百人扶持(ふち)の厚遇でした。
下っ端ではないですね。
会社で言うなら、部長クラスの要職に就けたも同然です。
使える車が4台に、
養う者百名分の手当て付きです。
周りには色々な人が寄ってきたでしょう。
それで、この手厚いもてなしを受けた夏候章さん、何をしたかと言うと、
領主の悪口を言い触らしました。


見るに見兼ねた者が
領主の孟嘗君に御注進です。
「あの食客、あきまへんで。御領主様の悪口ばっ・・・」
「まぁ、よい。放っておけ」と、孟嘗君は家来の言葉を制し、
それ以上に取り合おうとしません。
夏候章という人、仕事はしないけれど、口が達者なのですね。
もてなされたことをよいことに、
言いたい放題を言ってるようにしか見えません。
当時、同じ立場の食客が
領主殿がお聴き下さらないのであらばと、
主(あるじ)の悪口を言わないよう夏候章に直談判することにします。
これに対して、夏候章が答えます。
「孟嘗君殿は、
領主と言うには、まだまだ小物じゃ。
なのに、わしを馬4頭と百人扶持でもてなしておられる。
わしのような、無法松を大事にすることによってな、
殿は諸国の者に有徳の士と認められるのじゃ。
無法松になるのは、誰にでもできそうじゃがな、考えて見よ、
そちにわしの真似ができるかどうか。
悪口を言う相手は、殿様じゃぞ。
わしという人間を生かしもできりゃ、殺しもできるのじゃ。
悪口たって、
目下をこき下ろすのとはわけが違うんぞ。
殿は、そちと違って、人を見る目がおありなのじゃ。
そして、わしもそちと違って、人を見る目があるのじゃ。
わしには孟嘗君殿の度量、人柄が見える。
しかし、だからと言うてじゃな、それをそのまま口にし
「こちらの殿様は、度量があるぞ。優しいぞ」と幾ら宣伝しても、誰も耳を貸さん。
悪口を言い触らすとじゃな、
(あそこまで言われて、殿様は、怒らんのか。黙っている御仁なのか)
ということになるはずじゃ。
そのときなって、
初めて殿様の懐の深さ、真価が分かるというものよ。
そこまで考えての悪口三昧じゃ。
命が惜しくて立てられる功績ではないのじゃ!
止めるわけにはいかぬ」と。
さて、ここで、話を戻します。
会社なんかで、無茶苦茶な悪口を言われたとき、
(あいつは、夏候章かも!)
と思えれば、幾分かは怒りが静まるのではないでしょうか。
到底、そのような忠義の人に思えないですか・・・
しかし、実際問題として、
無視されたり、悪口を言われることを通して、人は育ちます。
要は、他人の否定的な評価を、真実として受け入れなければいいのです。
水の入り込まない舟は、沈まないですよ。
ストレスによる飲みすぎ、食べすぎを防げそうなら、ポチっとお願いします。
同僚に筋違いな悪口を言い触らされたり、
上司から無視されたり、といった類の様々なストレスに曝されます。
まして、パート勤めなら、
境遇は「使い捨てライター」です。
大げさでなく、そう思います。
しかし、ビジョンが明瞭でない会社の、
その場しのぎの対応のために右往左往させられる
下っ端が往々、
そんな会社を支えていたりします。
その人たちは、どう考えたら、与えられるストレスを軽減できるでしょうか――。
「戦国策」という中国の古典に、
次のような話が載ってます。
斉(せい)の国に孟嘗君(もうしょうくん)という人物がいました。
領主と考えて下さい。
今なら、さしずめ会社の社長です。
この人、
夏候章(かこうしょう)という者を食客(しょっかく)を抱えていました。
食客とは、居候(いそうろう)みたいなもんです。
しかし、馬4頭と百人扶持(ふち)の厚遇でした。
下っ端ではないですね。
会社で言うなら、部長クラスの要職に就けたも同然です。
使える車が4台に、
養う者百名分の手当て付きです。
周りには色々な人が寄ってきたでしょう。
それで、この手厚いもてなしを受けた夏候章さん、何をしたかと言うと、
領主の悪口を言い触らしました。



見るに見兼ねた者が
領主の孟嘗君に御注進です。
「あの食客、あきまへんで。御領主様の悪口ばっ・・・」
「まぁ、よい。放っておけ」と、孟嘗君は家来の言葉を制し、
それ以上に取り合おうとしません。
夏候章という人、仕事はしないけれど、口が達者なのですね。
もてなされたことをよいことに、
言いたい放題を言ってるようにしか見えません。
当時、同じ立場の食客が
領主殿がお聴き下さらないのであらばと、
主(あるじ)の悪口を言わないよう夏候章に直談判することにします。
これに対して、夏候章が答えます。
「孟嘗君殿は、
領主と言うには、まだまだ小物じゃ。
なのに、わしを馬4頭と百人扶持でもてなしておられる。
わしのような、無法松を大事にすることによってな、
殿は諸国の者に有徳の士と認められるのじゃ。
無法松になるのは、誰にでもできそうじゃがな、考えて見よ、
そちにわしの真似ができるかどうか。
悪口を言う相手は、殿様じゃぞ。
わしという人間を生かしもできりゃ、殺しもできるのじゃ。
悪口たって、
目下をこき下ろすのとはわけが違うんぞ。
殿は、そちと違って、人を見る目がおありなのじゃ。
そして、わしもそちと違って、人を見る目があるのじゃ。
わしには孟嘗君殿の度量、人柄が見える。
しかし、だからと言うてじゃな、それをそのまま口にし
「こちらの殿様は、度量があるぞ。優しいぞ」と幾ら宣伝しても、誰も耳を貸さん。
悪口を言い触らすとじゃな、
(あそこまで言われて、殿様は、怒らんのか。黙っている御仁なのか)
ということになるはずじゃ。
そのときなって、
初めて殿様の懐の深さ、真価が分かるというものよ。
そこまで考えての悪口三昧じゃ。
命が惜しくて立てられる功績ではないのじゃ!
止めるわけにはいかぬ」と。
さて、ここで、話を戻します。
会社なんかで、無茶苦茶な悪口を言われたとき、
(あいつは、夏候章かも!)
と思えれば、幾分かは怒りが静まるのではないでしょうか。
到底、そのような忠義の人に思えないですか・・・
しかし、実際問題として、
無視されたり、悪口を言われることを通して、人は育ちます。
要は、他人の否定的な評価を、真実として受け入れなければいいのです。
水の入り込まない舟は、沈まないですよ。
ストレスによる飲みすぎ、食べすぎを防げそうなら、ポチっとお願いします。
私もナニか言われてるだろうか・・
気がつかないから 幸せと言うべきでしょうか
勝手にリンクして
勝手にトラックバックさせていただきました
これじゃ 怒られるのも無理はないかもしれないけど
「よきにはからえ」と言って下さる忠太さんは大物です~♪ エヘヘ
どうぞよろしくお願いいたします ぺこり♪
「あいつ、実は、男みたい・・・!」(男やっちゅうに)とかね、
「変な日本語」(時代に媚びてないだけや)とか、
「頭、禿げ散らかしてる」(知ってる!)とか、
悪評の中身を知っても、心乱さずにいられるなら、それだけでも大したものです。
人の評価などは、「綺麗は、汚い。汚いは、綺麗」(シェークスピア)という風に逆の視点で見て丁度いいものではないか、と思います。かと言って、独善的になってはいけないでしょうが。
「気がつかない」という素質は、ある意味、大物の条件です。baniramamaさんをからかってるんじゃないですよ。他人の誹謗中傷のために人生を台無しにする人って、案外にいるのではないかということです。
ところで、僕のブログは、リンクフリーです。というか、リンクがフリーなのは、ネット空間を利用する者のルールのようなもので、「禁じます」と書いている人の気がむしろ知れないです。リンクされるのは、たとえ僕を害する意図のもとになされても黙認します。野球の選手が敵チームの応援団を拒否しないのと同じ理屈です。
なお、トラックバックについては、baniramamaさん、成功していないですよ。これをするには、下に「投稿する」と書かれたボタンがあるでしょ?
その下の段に、トラックバックの表示があって、Ping-URLが記されているでしょう。そのURLをブログの記事をアップするとき、示しておかなければならないのです。トラックバックの練習と思ってもう一度、記事をアップされてはいかが? 僕の方は一向に構わないです。
私が出来なかったトラックバックをして下さったのね
ありがとうございます
ブログ友のキッツさんから「TBするよ」と言われ待ち続けていた
キッツさんから「気がついた?」と言われてあちこち調べたら私が承認することになってたのね エヘヘ
よく分からなくてブログしてて すみません
三ヶ月して気が付くなんて~ バカな私
折角の好意だったのに、ごめんなさいね
そして、ありがとうございます♪
今後ともよろしくお願いします
僕も人に教えられるほど、PCには詳しくないです。トラックバックについては、Gooの「トラバ練習帳」というのがあって、一度、挑戦して覚えていたまでのことです。
リンク付けをするというのとトラックバックするというのは、全く異なる操作ですので、僭越ながら、トラックバックさせて頂きました。
実は、反応がまるでないので、失礼なことをしたのかな、と気を揉んでいました。
色々と行き違いってあるものですね。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。
>気を揉んでいました
きっと気になさってると思って、気になりました
気がつかないというだけでも、
ヒトに気を使わせることになるんですね
私・・今迄(この歳まで)失礼がいっぱいあったと思います
反省・・・えへっ 今迄の事をココで反省されても忠太さん困りますね
こんな私ですが 今後もよろしくお願いします