アサギ郷・蝶の里山

Conservation&Research
蝶の里山保全活動
信州・小諸水石蝶の里

ゴマダラチョウの観察記

2019-06-17 | 蝶観図
        

糠地郷バタフライガーデン・観察棟
成長記録のハウスでの観察第一号はゴマダラチョウ
ハウス予定地のエノキの幼木に幼虫越冬を確認。芽吹き前の寒い日、ネットをかけて保護。ハウスが完成したのとほぼ同じ(5月10日)芽吹きが始まり幼虫は脱皮。枝先の芽を食べる行動が見える。葉の成長と共に個体の色も合わせて保護色となり確認するのに手間取った。終齢幼虫が蛹化(5月22日)蛹の色が変化し、翅の模様が微かに透けて見え、翌日羽化を確認した。(5月30日) 

糠地郷・春の蝶

2019-05-27 | 蝶観図


サカハチチョウ 夏型とは趣が異なる春型
5月の糠地郷の蝶は
冬越しの蝶と
新生蝶が入り交ざって賑やかな様相

      

ウスバシロチョウは一化性で 成虫の姿が観られるのはこの時期だけ
新緑の季節は初夏の陽気となって
夏蝶の出現も遠くない

ヒメギフチョウ

2019-04-17 | 蝶観図
春の女神 
ヒメギフチョウ

近隣の棲息地にて羽化のピークを迎えている
隣町の保護活動をされている知人の案内で訪ねたカタクリの群生地
魅惑の女神に会うことができた







古代より生息していたというヒメギフチョウ
信州は蝶の宝庫だ
人知れず清楚に咲くカタクリの渓

管理者が常駐してはいないので
捕虫網を持った人が平然と歩いていたり、盗掘者が後を絶たないという
条例はあるようだが
保全活動に力を注ぐ思いを秘めて現地を後にした