黒チョイ2609kmで入庫。
大々的なメンテナンス。整備を時系列で記録していきます。先ずミラーが左だけってのが解せません。右だけならOKですが、これじゃあ違反キップ切られちゃいます。
そのこころは、右側のミラーが根元から折れちゃったんですね。とにかくここにミラーを挿せないと公道を走れませんので揉み出してでも救済しなければ。
エンジンはスマートには掛からず、チョーク引っ張っててもスロットルを開けてないと始動しないのでキャブレターは要チェック。しかしトップキャップの割れ等みると内部のガスケット等細かな部品も劣化していて 外したら新品を奢らないといけないかもしれません。
エアクリ内にクモの卵(笑 フィルターは詰まっているものの直近はよく乗られていたみたいなんですが、しばらく放置期間があったのかな? フィルターは洗浄対応。ちみにリアフェンダーは固着していてどうしても取り外せず、キャブ本体をエンジンから外してクリーナーボックスをスワップしました。経年で最近は必至の症状になってきてますが、整備の要でもありますから 何もなくても一度は外してクセをつけておいた方がいいかもしれません。キャブは分解前にインテーク側からキャブレタークリーナーで洗浄しました。
オイルは直近400kmで交換も、乳化と嫌な色とメタリックな銀のキラキラが浮遊していたのが懸念されます。思わず写真に撮った程覚えが無い状態。なんでだろう?
そしてタイヤの空気が前後とも抜けてます。充填を試みるも入っていかないばかりか、バルブから漏れる始末。根元が裂けていて、触るだけで漏れます。エアバルブ交換決定。タイヤを外さなければならないことに。
といっても 山はあるモノのひび割れていて交換時期なんですけどね。チョイノリは軽いし、速度も出さないのであればそうシビアになることもない車体ではありますが。
ただタイヤ交換って、面倒で踏み切れないんですよね。先日の予備タイヤ、ここでまさかの登板。久々にやって汗だくです。タイヤレバーで外して組んではスムースに進むわけもなく、時間は掛かるは腰は痛いは肩は痛いは。間違いなく明日筋肉痛です。でも施行後以前よりダメージを受けてない感じは流石自転車生活で鍛えた身体。ただそれでも「もうやるもんか!」と思いました。毎度毎度思うんですけど(笑
その代わり施工後の爽快感も格別。周囲のブレーキ・アクスル・チェーン等もしっかりメンテ出来ますしね。元着いていたタイヤは前IRC MB520後DUNLOP D306。恐らくリアのみ一度換えてるんですね。そういえばこのサイズでも前の方が硬化してて取りづらかった。エアバルブは前後とも換えてなかったのが経年劣化したんでしょう。新品タイヤはダンロップのOEMと言われているDURO。
ご所望のプラグも交換して。
ここまでやったら駆動系もチェック。ベルトカスで汚れていたのを綺麗に掻き出してグリスアップ。しかし走行2000km辺りに見られるカスの多さではなく、Wローラーも減ってはいるけど編摩耗も無く良好な状態です。見かけボロボロな割に、スロットルワークは丁寧なオーナーさんみたいですね。
この車両、以前私が整備しているということなんですが、黒チョイはたくさんやったし、優等生だからか個体を特定できる覚えがないんです。細かな素性が気になり調べてみました。
2010/12/15に2146kmで入庫。その時ベルトとWローラーを交換しています。つまり2年半で460kmか。そう定期的に乗られてはいませんね。直近のオイル交換はバイク屋のシールが貼ってあったので間違いないから、ほぼこの半年のみ乗ってたんでしょう。各部のヤレはノーメンテ故か。やっぱりチョイノリは嘘をつきませんねぇ。
あと気になった所はキックレバー。どうもグラグラしてると思ったら、固定しているボルトが中まで入ってません。見るとネジ溝に傷が付いて、どうやら受け側(つまりキックレバー本体)の溝も変形しちゃってるようです。こういうのは大体キックレバーを、文字通りキックキックしちゃってガタガタにしたケースだと思います。「キックレバー」なんて名前が悪いのか「このシャフトでクランクを回す」感覚で操作して欲しい。前にジョグを買ってくれたお客さんが「脱落した」というので駆けつけて修理後実演して貰ったら、ガシガシとレバーに踵で蹴り入れてましたからね。ホント、バイク乗る以上頭は使って欲しいものです。写真は手持ちのボルトを加工して取付たもので、純正のそれではありません。
これだけの整備をすると仕上がりが楽しみです。今日は雨なのでキャブ調整以下試乗も明日へのお預けですが、バイク小屋を整理したから雨でも整備が出来て良かったです。タイヤ交換は何度やっても時間掛かるししんどいけど、丁度「バイク弄りしたい病」に罹っていたからなんとか乗り切れました(笑
追記テスト走行しました。
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