呑んだり食べたりフォトったり

GBのチョークケーブル・スターターバルブ交換



部品が揃ったのでクラブマンのチョーク復活に向けてメンテナンスです。取り寄せてみましたバルブセット,スターターは他車種と共用扱いとなったそうで品番変更されてました。



一見すると一緒に見えますが、比べると少しだけ細くなっているようです。ニードルも段付が幾分穏やかになってる様に見えます。



上が別途用意したチョークケーブル。タイホンダで生産されてるCBR150Rの旧キャブレターモデルのパーツ。ノブ式が欲しくて探したら白羽の矢が当たったわけですが、考えてみれば今やインジェクションが当たり前だから探すのも苦労するというか 苦労しようがないというか。



コレにした決め手はワイヤーのタイコが同じ様な大きさだったので、ポン付け出来るかと思いまして。あと、値段も安かったんです。シャドウやらスティードやらだと5千円はいくというころで、タイから送って貰っても1600円程でした。



ただしクオリティはお馴染みのそれだったりして、新品なんだけど色が塗り切れてなかったり。ここは自ら塗装して穴埋めしなければ。



ケーブルの相違点も発見。アウター口金の形状、左が純正で 右が本製品。このままだとクリップで留められないですね。



上記はおいといてバルブとスプリングを組みますが、実はワイヤーが純正より若干太く バルブの割に通りませんでした。割の内側をヤスリで慎重に削って通しました。結局色々と加工や工夫をしないと使えません。そりゃあCBRの流用例なんて聞いたことがないわけです。しかも前述の通りアウターケーブルと「バルブホルダー」とも言うべきネジ部が固定出来ていない為、インナーワイヤーが剥き出しの部分は遊んじゃうですよね。



そこで、剥き出しのインナーワイヤー部分にアウターチューブを被せる事にしました。お役御免になった純正のチョークワイヤーのアウターを切って再利用。



こうして外側を覆ってやれば、その中でインナーワイヤーの収まりはよくなります。アウターチューブには腰があるのでインナーを引っ張っても問題無し。



トップブリッジ側に配線を通して取り敢えず仮留め。当初の望み通り我がGBにチョークノブが着きました。ステイはそのうち考えるとして、ケーブル長も動作も問題ありません。デフォルトではバネが利いてチョークはしっかり閉じる。ノブを引っ張れば開き、離せば元に戻って閉じる。残念ながら引いた状態を維持固定は出来ないんですけど、まあこれもその内考えよう。



さて、あれ程燃費が悪くなってたわけですから 当然プラグはかぶりまくりだろうと思ったら案の定。掃除して綺麗になってエンジンON!




というわけで久しぶりのランデブー。アイドリングはずっと安定し、タコメーターの針の震えも小さくなりました。そしてエンジンのツキが良いこと。下から上まで滑らかに回りトルクフル。そもそもアイドリングの音からして違う、というか 信号待ちで聞き慣れないアイドル音に戸惑ったくらいです。本来の安定したアイドリングが 久しぶり過ぎて奇妙に感じたというオーナー失格っぷり。ワイヤーは元よりバルブの樹脂ネジ部がとっくに逝かれてたとみるべきですね。



気がつけば花の季節は終わってみどりの季節。薄手のジャケットで切る風も爽やかで、いや~GB本来のポテンシャルが蘇りました。悲しいことに、その当たり前の姿さえ久しく駆しってないと忘れてしまうものですね。またまたGBには申し訳ないことをしてしまいました。

だがこれで、あとは本来の駆しりを堪能するだけです。それが普通の事なんですけどね(笑)
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