女は変わる

　女の子っぽさとか、乙女チックとか、母性とか．．．
そんな言葉から、およそ縁遠い感じだったモコ。
我が家では別名“ダイナマイトモコ”と呼ばれていた。

交配が済んで、少しお腹が膨らんできて臨月になっても
そのパワフルさは最後まで変わらなかった。


アッケラカンとしてて、自分が妊婦さんだとゆうことを
感じてないような身のこなし。
それ故に、こっちが心配になって　どうなっているんじゃいの、あの騒ぎ。
獣医に二度も出向いて、診てもらって！

　
そして翌日、難なくポロリ、ポロリ、ポロリと産んでくれた。
さほど、ハアハアする訳でもなく余裕のお産。


若さ、故か！　モコなるが故か！？



今は、この通りの“しっかり母さん”
ビックリするほど、まめまめしく世話をしている。

　
水を飲むのも、ご飯を食べるのも、赤ん坊にオッパイ含ませながら．．．
おしっこ散歩に出しても、用が済めばサッサと産小屋に戻る。

女は変わる。声を大にして言いたい。モコでさえ変わった！！

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