PPKオーナーの奮闘コーナー

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追憶 3

2009-02-14 12:03:50 | リラックス

私が秋田県の湯瀬温泉で育った時の記憶は2つだけですが、前にも書きましたが実は後に母から言い聞かされて記憶と思っているのか、本当に自分の記憶なのか私にも解りません。

1つは小さな温泉場で旅館がいくつも並んでいるのですが川沿いに坂になって道路が走り、道路の山側に旅館・道路の反対はガードレールと空き地で直ぐ川ですが高さは相当川底まであったような気がしております。

この道路と川に掛かった、人のみが渡る吊り橋、そして吊り橋の向こうの川底に近いところにある天皇陛下も泊まられたという一番の高級旅館、そこが私達の遊び場でした。

川からも山沿いからも至る所からも湯煙が立っている山の奥深い所を想像して下さい、日本中何処にでもある光景だと思いますが唯一湯瀬温泉が変わっていたのは(長野県の志賀高原の下湯田中温泉郷などには見られない)、秋田県青森県岩手県の県境で雪深い所で、冬場雪下ろしが出来ない程狭い所に密集していたため、消防車が出て各旅館の屋根に温泉を放水して雪を溶かしていました。

これは私には異様な光景に写りながらもそんなものと思い遊んでいた様です。

話を戻しますがこの川沿いの坂道がとても好きで友達とよく三輪車に乗りながら遊んだようですが、ある日友達と何時もの様に坂の上まで行き私が先に三輪車で坂道のカーブを降りてきた後、友達が降りてきたのですがカーブを曲がりきれずガードレールの下から落ちてしまったのですが、私はそれを覗いて深~い川底に落ちちゃったと思ったけど何も無かった様にまた遊びに行った様です。

体の震える様な事ですが、このころから私の心は歪んでいたのかなーと思います。

当然の事ながらその後大騒ぎになり私も一緒に遊んでいたのだから知らないか?と聞かれたけれど「知らない」と言ったそうです、後で下流で水死体の友達がみつかったそうです。

私は人殺しではないけれど、何故騒いで近くの人か母に知らせなかったのだろう・・・今でも残る疑問です。


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