PPKオーナーの奮闘コーナー

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地球のくしゃみ

2011-02-11 15:39:51 | リラックス
昨年新しい宮崎県知事が誕生した途端、前の東国原知事と同様に就任した日に「鳥インフルエンザ」が発生して県内大騒動という不思議な出来事が起きています。

家畜伝染病の「口蹄疫」でさんざんダメージを受けて、やっと立ち直ろうとしている矢先のインフルエンザ、今回のは前回とは比べられないほどスケールが大きく、各方面に重大な影響を及ぼしているようです。

渡り鳥の野鳥が感染源のようで世界的規模で自然破壊が起きているように思えてなりません。
鹿児島から北海道まで発症は見られるようですが宮崎県での発症は桁違いに多く、殺処分になる鶏の数も物凄い数に膨れ上がり100万羽を超えそうな勢いです。

牛の殺処分の時は身体も大きく年数も掛かっているせいもあって、情が移り深刻になったのですが、鶏の場合は意外とあっさりしているように思えるのですが、命と言う点では一緒だと思うのですが皆さんはどう思われますか?

私は小学校の時から家の庭で鶏を飼い、私が世話をずーとしていましたのでとても身近に思えて悲しい出来事です、餌をやったり卵をとったり時々は締めて羽をむしって軒先に逆さまに吊るしておいたりでいやな思い出もありましたが、やはり家族の一員的な所はありました。

今のような豊かな時代は犬・猫ペットが家族の一員として子供同様に可愛がられ、中には人間様よりもエンゲル係数が高いものや生活費の係っているペットはいくらでもいるようですが、貧乏生活だった私達の小さい頃はどの家庭でも猫すら飼えなく、生産性のある鶏などが庭をうろうろしている光景や、山羊が飼われていてミルクを生産してくれていたようでした。

まーどちらにしろ宮崎県は自然に恵まれていて鶏舎が密集しているため、こんな確立でインフルエンザが発症してしまうのだと思います。

そんな時期に追い討ちをかけるように霧島連山の新燃岳の噴火、毎日のように噴火が続き50キロも離れている宮崎市でもすごい灰が降ってあたり一面灰の海、駐車場の車はすべて曇りガラス状態になります。

毎日毎日のため道路とか庭・広場・通路諦めて誰も掃除をしなくなりました、でも天気のいい日が続いているので灰は流れる事も無く、一部舞い上がり息がしずらい状態になっています。

先日私の商店街広場(毎月朝市を開いている場所)があまりに真っ白になり、中国当たりの砂漠の隣町みたいになってしまったので、夕方から一部ホースの届く範囲で灰を流してみたら、見違えるように綺麗に蘇りました。 そこで翌日ホームセンターへ行って50メートルの散水用ホースを買って来て、朝から広場を洗い流し始めました、私の店の水栓がちょうど広場の中心位に位置するので約100メートルの広場はホースが届きました。

しかし灰は濡れるととても重くて硬くなるので綺麗に流すのにはとても時間がかかりました、結局真っ暗になった夜の8時まで昨日から合わせると13時間程かかりました、商店街の半分だけでもと思い広場を清掃していたのですが、「きれいになったね!うちのところの通路も同じぐらいの長さだから流してくれない?」と言われてしまいました。

勿論団地の業者として掃除している訳ではないので、お断りしましたがだれでもそう思うほど綺麗になったと言う事でした。

新燃岳の近隣の市町村の方達の不安と実害は計り知れません、火砕流の危険から避難勧告を受けて避難所で苦しい生活をしている方、とりあえず解除になり畑や家畜の世話をしに帰られた方も、いつ避難しなきゃならないか心配でたまりません。

高原町の農家の方がほうれん草をやっと刈り取り、総勢で水洗いをして灰を一本一本流して尚且つ「綺麗に洗ってありますが灰がついているかもしれませんので、よく洗ってお使い下さい」と但し書きまでして平常の8割の値段で出荷したとテレビで流れ、言葉では言い表せないほどのご苦労が伝わってきます。

この先まだ何があるのか? もしかしたら日向灘沖地震でも・・・・  わかりませんね。

こんな事ってなんだろーと考えると、我々人間にとっては今の1分1秒が大きく影響しながら生きていますが、宇宙や地球にとって何十万年の事でもあっと言う間の事かもしれません。
もしかしたら宮崎で今起きていることも、世界中の色んな所で大洪水が起きたり、大寒波が襲来したり、大干ばつが起きたり、していることも地球にとって「鼻にほこりが入ったか・冷たい風が吹いたか・はたまた誰かがこよりでもつっこんだか」してくしゃみが出た位の事なんではないでしょうか・・・

自然の力って凄いですよね、それだけに我々人間は人間だけのエゴイズムで生きるのではなく大きな宇宙に生かされているという事に感謝して、世代を越えて地球に優しい生き方をしないと何時かは淘汰される時が来るように思います。



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