「東京に原発を」って言わないで

2011-06-17 23:00:58 | なんとなく
最近気になる。

原発の是非を議論する場で、
「そんなに安全なのなら『東京に原発を』作ればいいじゃない。」
という話をする人がたまにいる。

ご存知のとおり、広瀬隆さんの※1986年の本、
「東京に原発を」
当時、友人に紹介されて、興味深く読みました。
でも、原発のあまりの危険さに、こんなに作っているのにまさか!
という気持の方が、強かったですね。
(まさか、じゃなかったことが証明されてしまったですが…)

おそらく、広瀬さんがこのタイトルを付けたのは、
次のようなことかな、と。

この本が出た頃には、
この本の内容をできるだけたくさんの人に伝え、
意識を呼び起こすのには、
こういったセンセーショナルなタイトルが
必要だったんじゃないか、と。

今は、もうそんな時じゃないと思うのです。
地に足がついた実質的な議論をしなくてはなりません。

第一、今こんなこと言っているのは、パクリ丸出しじゃん。
聞いてて、恥ずかしいし!!

ということで、このセリフ言うのはやめませんか。


※1986年 中森明菜「DESIRE」でレコード大賞2連覇の年