旦那宛てにあやしげな小包が届いた。
小包と呼ぶには大きすぎるダンボールだったが。
事件のにおいを嗅ぎつけた俺ことコングは旦那に詰問した。
「これはなんだ」
「いや、あの、その」
やっぱりだ。
違いねえ違いねえ、事件だ。
必死に止める旦那を無視し、俺は梱包を開けた。
すると、
「な、なんだこれは!!」
文字通りこれが何物なのかが分からない。
ラクダのぬいぐるみを掲げる……豊川誕(とよかわじょう)?
なぜこんなものが秘密基地に送られてくるのだ?
箱の中からはさらにこんなものが。
巨大なボール紙に70個もの小さなおもちゃが。
かわいらしいバッチや指輪、ミニチュア・トランプにプラモ、笛に知恵の輪……。
これらは何なのだ。
俺の頭はすでに混乱で破裂しそうだった。
パニックになっている俺の後ろで旦那がこそこそと動いていることに、遅まきながら気づいた。
「何をやっている!!」
「ヒっ!?」
旦那はダンボールの中から別のモノを取り出し、部屋に貼り付けていたのだ!
しかも、こんな風に!
気球?
しかも乗っているのは豊川誕と草刈正雄?
「おい旦那! これは一体何なのだ!?」
「これは70年代のロッテの販促グッズです」
なーんだ安心した。
事件は無事解決した。
※実際の旦那はこんな気弱な人じゃありませんし、実際のコングはこんな気丈な人じゃありません。
小包と呼ぶには大きすぎるダンボールだったが。
事件のにおいを嗅ぎつけた俺ことコングは旦那に詰問した。
「これはなんだ」
「いや、あの、その」
やっぱりだ。
違いねえ違いねえ、事件だ。
必死に止める旦那を無視し、俺は梱包を開けた。
すると、
「な、なんだこれは!!」
文字通りこれが何物なのかが分からない。
ラクダのぬいぐるみを掲げる……豊川誕(とよかわじょう)?
なぜこんなものが秘密基地に送られてくるのだ?
箱の中からはさらにこんなものが。
巨大なボール紙に70個もの小さなおもちゃが。
かわいらしいバッチや指輪、ミニチュア・トランプにプラモ、笛に知恵の輪……。
これらは何なのだ。
俺の頭はすでに混乱で破裂しそうだった。
パニックになっている俺の後ろで旦那がこそこそと動いていることに、遅まきながら気づいた。
「何をやっている!!」
「ヒっ!?」
旦那はダンボールの中から別のモノを取り出し、部屋に貼り付けていたのだ!
しかも、こんな風に!
気球?
しかも乗っているのは豊川誕と草刈正雄?
「おい旦那! これは一体何なのだ!?」
「これは70年代のロッテの販促グッズです」
なーんだ安心した。
事件は無事解決した。
※実際の旦那はこんな気弱な人じゃありませんし、実際のコングはこんな気丈な人じゃありません。