Welcome to『トンマッコルへようこそ』♪

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9/27　試写会へ行ってまいりました。

2005年、韓国で№１大ヒットを記録したという『トンマッコルへようこそ』
それも、新人初監督。名前だけで人を呼べるスター無し。
口コミで面白さが広がったというのですから、期待せずにはおられません。

監督：パク・クァンヒョン
脚本：チャン・ジェン
音楽：久石譲
出演：チョン・ジェヨン（『シルミド』）/シン・ハギョン（『ＪＳＡ』）/カン・へギョン（『オールド・ボーイ』）
　　　イム・ハリョン/ソ・ジェギョン


時は、朝鮮戦争。
田舎の村トンマッコルに、敵対する３組の兵士（人民軍、連合軍、米軍）が迷い込む。
そして巻き起こる笑いと感動のエピソード。
「韓国実写版ジブリ映画？」とは、言いえて妙。
パク・クァンヒョン監督が大好きだというジブリ映画に雰囲気が似ています。
音楽はもちろん、聴いた瞬間に「久石譲だ～♪」と分かるフルオーケストラ。
予告編を観ただけでも、ファンタジー色タップリなのが分かりますね。
そして予告編に出ていないリアルな戦いシーン（冒頭の飛行機墜落シーンもリアルというか、ファンタジーとはちゃいます）も、兵器マニア宮崎駿っぽいです。
↑皮肉に聞こえたらすみません；

監督が幼い頃暮したという自然豊かな田舎のイメージをスタッフに伝える為に、『もののけ姫』などのジブリ映画をスタッフに観てもらったそうです。
なるほどー。村の入口にある↓もモロにジブリ風!?


(C)2005Showbox/MediaplexInc

しかし「どうしてファンタジーなのにこのエピソードを入れたかな～？」と思う悲しい出来事もいくつかあります。
楽しく平和で美しく、いい事ばかりがある無邪気な村。
それに何もかもが巻き込まれるお話しじゃなかったの？
監督とジブリの鈴木プロデューサーの対談（チャンネルNECOの特別番組）を見ました。
それによると、鈴木氏は「もう一つの現実」と評価し、監督は「陰と陽、どちらか一方ではいけない」と撮ったとか。
主演のチョン・ジェヨンさんの言葉「この映画は実写映画でありながら、ファンタジーとリアリティが巧く融合している」
その通り！ファンタジーとリアリティの融合
監督から「できる限り、オーバーに表現してください」と注文の出たシーン（ブルーバックで撮ったシーンですよー＾＾）は、結構重要なシーン。
そのシーンに限らず、この映画は意図が明快でいいですね。
分かりやすいと思います。元々は演劇が原作と言うことですから納得ですね。
観終わってから、友人と「面白かったよね～」と語り合いたくなります。

【追記】実は私、韓国映画にあまり期待していなかったという過去があるのです。
知らなかった…というか、何というか…＾＾；
ヨン様は素晴らしいプロの俳優と思いますが、あまり興味もなく、韓流ブームに乗り遅れてしまった感が…。
友人には、冬ソナロケ地を訪ねるツアーに誘われましたよ。そういうお年頃ですからね＾＾
『MUSA－武士』を観て、お？ハリウッド？と思い直し…。
『猟奇的な彼女』はそこそこ楽しいと満足してましたけど＾＾
『親切なクムジャさん』にやられました。（よろしければ2005.11.14記事）
その後、『復讐者に憐れみを』『オールド・ボーイ』『JSA』『イルマーレ』…。
面白い！
韓国映画にはハリウッドにも邦画にもない、独特の存在感がありますね。

観るべし！観るべし！

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