12/12につぶやきました『真由子の日記』ですが、ちょっと補足を。
真由子の日記〈上〉 (1977年) (講談社漫画文庫) 大和 和紀 講談社 このアイテムの詳細を見る |
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この漫画、ご存知の方いらっしゃるかしら?
大和和紀先生というと、明るく元気な主人公が活躍するイメージなのですが、この『真由子の日記』は全く違うんですよ。
原作付き漫画だからでもありますが、他の大和和紀先生の漫画とはかけ離れた雰囲気。
チが覚えているのは、主人公、真由子が裸で自分の姿を鏡に映して見るシーン。
当時小学校高学年だった私。ショッキングでした。
子供から大人の入口に入る少女が、自分の姿に戸惑い、自分とは何か?と立ち迷っているようなさまなのです。
もう1回読んでみたいなぁ~。ウロでしか覚えてないので;;
チは当時(1970年)この漫画を連載していた週刊少女フレンドをお小遣いで毎週買っていました。
元々、里中満智子先生やらの普通の少女漫画が好きで、小学校中学年頃から週フレ、別フレ、別マなど買っていました。(姉と共同で)
しかし、その前年1969年りぼんコミックが創刊され、一条ゆかり、もりたじゅん、山岸凉子、樹村みのりが普通じゃない(^^?)少女漫画を描いて活躍。
りぼんコミックとは、単行本のりぼんマスコットコミックスとは違いますよー。雑誌です。
付録付きのりぼんに対して、付録無しの増刊なのですが、りぼん本誌とは雰囲気が全然違っていました。
近親相姦を描いた もりたじゅん『うみどり』、レズを扱った山岸凉子『白い部屋のふたり』など、この頃他の少女漫画雑誌では載らなかった問題作が発表されたのもりぼんコミックでした。
(この頃、りぼんコミックで好きだった漫画家さんで、松田明姫さんという漫画家さんがいらっしゃるんですが、どなたかご存知ないかな~。ネットでいくら探しても出てこないので、ついでに呟いておこう)
しかし、りぼんコミックも1971年には廃刊。短い命だったんですね。
そしてその後は、私の集英社系購読雑誌は、りぼん本誌や りぼんデラックスになって行きます。
大矢ちき先生、内田善美先生もデビューしたし。
さて、りぼんコミックに前後して、私が買い始めた少女漫画雑誌は別冊少女コミック。
集英社でも講談社でもない、漫画後発である小学館!1970年創刊なんですね。
言わずと知れた、花の24年組と称される竹宮恵子(現在は竹宮惠子)、萩尾望都、大島弓子、ささやななえ等々が活躍した雑誌です。
創刊したばかりの新しい雑誌で、新しい少女漫画家さんを探していたんでしょう。
NHKBS2で放送された萩尾先生のドキュメンタリー番組『THE少女マンガ~ポーの一族』でも、デビューして間もない頃、竹宮先生に少女コミックの編集さんを紹介されたと仰ってたような気が…。
そして、りぼんコミック、少女コミックで少女漫画に目覚めたチは、その後、高校・短大・OLになっても、漫画雑誌総なめにするほど、買い続けるのでした。
◆歴代購読雑誌をざっとあげておきましょう。
- 週刊少女フレンド(上記の通り『真由子の日記』)
- 別冊少女フレンド(あんまり記憶にない^^;)
- 別冊マーガレット(美内すずえ先生の『13月の悲劇』とか面白かったー)
- りぼん(水野英子先生の『ハニーハニーのすてきな冒険』好きでした、横山光輝先生の『魔法使いサリー」も微かに覚えてる)
- なかよし(別冊付録だった萩尾先生『ケーキケーキケーキ』持ってましたよ)
- りぼんコミック(上記のとおり)
- (番外:ティーンルック)姉が買っていたのです。面白い漫画が載ってたんですが、漫画家さんの名前もタイトルも思い出せない!すっごい個性的な絵でした)
- 別冊少女コミック(ポー!)
- 週刊少女コミック(トーマ!)
- デラックスマーガレット(表紙が西谷祥子先生の美しいイラストでしたよね)
- ファニー(虫プロ、COMの妹と呼ばれてませんでした?)
- 花とゆめ(最初、隔週刊という発行形式が珍しいと思った記憶が)
- プリンセス(秋田書店、萩尾先生『アメリカンパイ』)
- LaLa(白泉社、創刊号表紙は萩尾先生じゃなかったっけ?)
- リリカ(サンリオ、初期はオールカラー横書き変形版で海外市場を狙ってたような。途中から二色刷りも入ってきたと思います)
- JUNE(竹宮先生の耽美な表紙に惹かれて。高野文子先生もデビューは、この雑誌)
- GALS LIFE、月刊セブンティーン、ボニータは時々
- ぶ~け
- 月刊マンガ少年
- 漫金超(これはいつかご紹介します!チャンネルゼロ、東京中心の出版界において異色の大阪発、5冊で廃刊)
- 少年少女SFマンガ競作大全集(これもいつかご紹介したい!)
- プチコミック
- プチフラワー
- Peke(ちょっとだけ)
- OUT(ちょっとだけ)
- コミックアゲイン(大友克洋先生の少女漫画にはびっくりしたな~)
- グレープフルーツ
- デュオ
- ギャルズコミック
他には、漫画評論誌だっくす、ぱふ、ふゅーじょんぷろだくととか、ペーパームーンも買ってましたー。
わーん、書き出すとキリなく、まとめられないので、いったんUP。
関連過去記事
なぜだかこの頃、急に「真由子の日記」のことが思い出され、無性に読みたくなり、ちゃととさんのブログを見つけました。
私は本屋で立ち読みしていて面白かったので買ってよみました。当時小学校高学年か、中学生だったかとおもいます。
すっごいショックでした!!
あまりの衝撃に、数日間『真由子』になりきっていました。
似た思い出を持つ方がいらっしゃると知り、嬉しくなりました。
ちなみに『ユーレイ談』もリアルタイムで読みました。あの正座して片手上げてる幽霊の話、怖かったU+203C
そういえぱちょいと思い出したのですが、私も美内すずえ先生の『13月の悲劇』は好きだったし、水野英子先生の『ファイアー』はドキドキして夢中になって読んでいましたねえ。
1964年生まれです。本当に衝撃的な内容と心理的場面の絵が素敵でマネして書いてました。
こんなに後をひくマンガはありません・笑
同じような方がいらしてつい、興奮してコメントを書いてしまいました。
もう一度読みたい…。