シネマるマンガぁ?byちゃとと

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最近ビデオ・TVで観た映画(F・トリュフォー)

2007-12-22 21:44:23 | シネマる(ビデオ・TV編)
2007.12.19 風邪っぴきの一日

洋画★シネフィル・イマジカで、フランソワ・トリュフォー監督作品一挙放送をゴロンとコタツで横になりながら鑑賞。
スミマセン;正座でなくて。

アントワーヌ・ドワネルを主人公にしたフランソワ・トリュフォー監督の自伝的シリーズ5作品。
しかし!朝からやってた第1作目『大人は判ってくれない』は見逃し。トホホ…。

アントワーヌとコレット・夜霧の恋人たち〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選2〕

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※第2作目『アントワーヌとコレット』元々世界各国5人の監督によるオムニバス映画「二十歳の恋」の第一話として製作された作品。
はい!そーです。2007.1.22弊ブログ記事『私のトラウマは怪獣映画だったのか…』にも石原慎太郎監督作品としてチラと登場した「二十歳の恋」です。
初恋ってこんなもん。…悶々。天にも上り、次の瞬間奈落の底。
※第3作目『夜霧の恋人たち』軍隊を素行不良で除隊になり、恋人の父の紹介で入ったホテルもクビ。次に就職した探偵事務所で依頼主の身辺調査のために店員に化けて依頼主の靴屋で働き始める。
この映画には、にまっと笑えるユーモアがありますね。靴はやはり男性のメタファ?美しい靴を履きこなす年上の夫人には手玉に取られてる感じ;

家庭〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選3〕

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※第4作目『家庭』日本女性キョーコと浮気。ステレオタイプな日本のイメージは滑稽。
でも意外に現代日本女性を掌握しているとも感じました。それはキョーコさんがルームメイトを彼のために追い出すシーン(あはっ、喧嘩しなくても…)やトートツに「勝手にしやがれ!」のメッセージが現れるシーン(大和撫子をとり繕ったイメージとかけ離れ、笑っちゃいました)から。
優柔不断の男には言いたくなるよね。小気味よかった^^

逃げ去る恋〔フランソワ・トリュフォー監督傑作選4〕

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※第5作目『逃げさる恋』自伝小説を出版したアントワーヌ。離婚が成立。若い恋人もいる。
「大人は判ってくれない」から20年間に渡った“アントワーヌ・ドワネル”シリーズ最終作。
そろそろ中年。しかし、不惑には程遠い永遠の少年アントワーヌ。
過去の回想シーンを挟み込み、完結編らしさを出そうとしていますが、この男、50歳になっても60歳になっても惑ってるんだろうなぁ。


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8 コメント

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レスが遅くなりごめんなさい; (大門屋健作様←ち)
2008-01-09 23:26:16
さびしい掲示板~いえいえ、奥深く、目からウロコなところですよー^^
気が向いたら、又書いてくださいね。お願いします。

『狂った果実』は仏ウケされたんですか~。なるほどー。
そして、『E.T.』の生みの親はトリュフォーだったんですね♪
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どうもどうも…(-_-#)v (大門屋健作)
2007-12-31 06:47:23
さびしい掲示板への書き込みありがとうございます…(-_-#)/))

あそこは気が向いたら書こう書こうと思いつつネタも薄いので過疎化してました…?

まあ節操なく映画やらなにやらをカジカジしてきたわけですがそのぶん世の中の常識には疎いわけで結果、自分でネクタイをロクに結べない有り様なんすよね…ハハハ(-_-;)/))



てなわけで『狂った果実』ですがトリュフォーらの強力なプッシュによって日本以上にフランスでの評価が高いのは事実のようです…(-_-#)

当時の若い才能同士共感する部分があったのかも知れませんね。



『未知との遭遇』

トリュフォーが指揮をしていたかどうかうろ覚えですが彼のキャスティングはスピルバーグのたつての希望だったようです…(-_-#)

聞いた話ではふたりで映画談義をしていたときのこと、トリュフォーがスピルバーグに

「君は子供を使った映画を撮ったらいい」

とおっしゃったのだそうです。

そして…

『ET』

が生まれたのだということです…(-_-#)
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ふむふむ… (大門屋←ち@帰省中)
2007-12-30 15:15:49
『カイエ~』うっすら聞いたことがあるような…。しかし、よく知らない;

ヌーベルバーグ。新しい波ですよね。私の生まれた年がヌーベルバーグ元年と聞きました。その後1960年代は波が押し寄せ。

以前、石原慎太郎氏も監督したオムニバス映画『二十歳の恋』についてネット検索していたところ、氏がトリュフォー監督について語った文章に出会いました。

トリュフォー監督自身から聞いた話として「慎太郎氏原作の映画『太陽の季節』『狂った果実』(共に1956年)を観て、大いに影響を受けた」とか何とか。ヌーベルバーグの旗手は日活映画にインスパイアされたんですかね。

ま、慎太郎氏の自画自賛な感じもしますが…;



『未知との遭遇』満員の映画館に観に行きましたよ。多分実家にパンフあるはず。でも当時はトリュフォーなんて全然知らない^^;あの宇宙人との交信メロディを指揮するおじさん?

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(-_-#)v (大門屋健作)
2007-12-28 18:12:36
トリュフォー、ゴタールと言えばフランスの映画集団、

『カイエ・デ・シネマ』

のメンバーでした。

評論からスタートし当時のフランス映画へのキツい評論活動を展開すると同時にアメリカ映画を持ち上げたのでした…(-_-#)/))

その中にヒッチコックの名前もあり、アメリカでヒットメーカーとしての地位はあったもののトリュフォーたちは更に

映画史で重要な映像作家の一人

という評価をさらに上乗せすることでヒッチコックはアメリカや本国のイギリスでも再評価されることになったのです…(-_-#)

事実、ヒッチコックの編み出した映像テクニックが無ければ現代のエンターテイメント映画は違うものになっていたでしょう。

そんな『カイエ~』の作家たちが発表した映画は斬新さで

ヌーベルバーグ(新しい波)

と呼ばれ70年代の欧米の映画に大きな影響を与えたのでした…(-_-#)



トリュフォーは俳優としても色んな映画に出演しており『未知との遭遇』で宇宙人の存在を信じ続けた科学者役が印象的でした…(-_-#)/))
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カジカジいいですね! (大門屋様←ち)
2007-12-28 12:55:16
カジカジしたおこぼれを又教えてくださいね。
『新ヒッチコック劇場』CATVやWEBで時々、今でもやってますね。
私のようなヒッチ初心者にはとっつきやすいかも。
探してみようかなー。
ティム・バートンも1作監督してるとか…?

ゴダールかぶれ!凄そうな友人をお持ちだ~…^^;

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(-_-#)/)) (大門屋健作)
2007-12-27 05:29:24
映画のお勉強というかサブカルチャーというか節操なく色々かじりました…(-_-#)/))

まだこのトシになってもカジカジしてます…(-_-#)v



ヒッチコック劇場はウチの田舎ではやってませんでしたが二十年ぐらい前にモノクロのヒッチコックをCGでカラーに修復してリニューアルした『新ヒッチコック劇場』をテレ東がやっていたのを観ました…(-_-#)



フランス映画はゴタールかぶれの友人、知人がいて成り行きで足を突っ込んだんですがゴタールよりトリュフォーの方が私には相性が良かったのでした…(-_-#)v
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なるほろー (大門屋様←ち)
2007-12-26 20:47:06
大門さんとフランス映画…

何か意外な組み合わせのようでしたが…。
大門さん、もしかして若い頃、映画の勉強などされてました?
トリュフォー初体験のヘタレなチでしたが、風邪っぴきの体調には何故か、ほど良いお話でした。
ヒッチコックもよう知らんバカタレなチですが、熊倉一雄さん!懐かしいですね♪
TVでヒッチコック劇場をやってたのはいつ頃でしたっけ?
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トリュフォー…(-_-#) (大門屋健作)
2007-12-26 17:44:53
私はトリュフォーの『隣の女』が大好きなんすよね…(-_-#)

ジョルジュ・ドリュリューの音楽がマッチしていて観終えるとホント切なくなるんです。

トリュフォーは男のアホな部分を実にズバズバ描く人で、この辺は同じフランス映画の監督、

『髪結いの亭主』

のパトリス・ル・コントも似たような部分がありますな…私、ル・コントも大好きなんです…(-_-#)/))



トリュフォーといえば熱烈なヒッチコック信奉者として知られ、彼がヒッチコックにインタビューし根掘り葉掘り演出テクニックを聞き出したインタビュー集

『ヒッチコック/トリュフォー 映画術』

はヒッチコックファンのみならずプロの演出家さえ参考にする映画のテクニック教本である名著です…(-_-#)v



すごく分かりやすい解説、対談なのでこの本を読んで(ヒッチコックの声を熊倉一雄さんでイメージするとなおさら楽しめます♪)ヒッチコック映画を観ると10倍楽しめ、ヒッチコック、トリュフォーそれぞれの人柄も感じられるお得な一冊です…(-_-#)/))



この一冊もまたトリュフォーの大きな業績と言えるでしょう…(-_-#)v
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