シネマるマンガぁ?byちゃとと

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石川淳 と いしかわじゅん

2018-05-19 12:16:36 | 本 木月ン月(ほんだンナ)
チョー久しぶりにブログ開いてアクセス解析など眺めてみると、いまだに拙ブログ記事が検索に引っかかるようです。

その代表記事が2006年6月21日記事
「その後の『アルプスの少女』~石川淳による短編小説」

【以下再録】




この度めでたく実写化された『ハイジ』で思い出しました。

押入れの中から、高校時代の現代国語の教科書を発掘。
当時教わっていた、他称“現国ゲンちゃん”という若い先生は、かなりの読書家。
しかし、偏っていたような…。
安部公房氏を尊敬し、松尾芭蕉師を「あんな句、旅行すれば誰でも書けますね」と言い…。(オイオイ…いいの?教師でしょ^^;)
中間テストは几帳面な細かい字で横書き!解答用紙も横書きヨ

で、タイトルに戻るのですが…。
そんな先生なので、教科書を初めから順番に講義するはずはなく、プリント教材で授業と言うことが多々ありました。
しかし、数少ない教科書使用の授業で『アルプスの少女』(石川淳)を取り上げたのが、記憶に残っていました。
何故覚えているんでしょう?
うーん…。TVアニメは見てなかったけど、イメージとしてあった『アルプスの少女』とあまりにもかけ離れていたからでしょう。
物語は、誰でもクララの奇跡の話を知っている。知らない者はない、という『アルプスの少女』のその後です。
 
 【簡単なあらすじ】
 クララの足は自ら立つことを知り、動くことを知った。そして、ふもとに下り、遠くの町に行く。
 そこにあったのは、いくさであった。
 その地で偶然出会った兵士はペーテル。クララとペーテルは二人で、もとの山に戻りますが……。

童話が寓意的というのであれば、これぞまさしく子供向きでない童話。
ハイジは登場しますが、いつも不在として存在。単なるイメージでしかありません。
アルムじいさんも同様。実体を失った透き通ったような存在。
象徴として、消え残った水のしずくや、空高い虹。
美しいけれども、手に取ることはできない映像です。
登場人物でいえば、もう一人、牧師様も登場しますが、かなり諷刺的。
神の代理人であるはずの牧師は、いくさを高見の見物しているうちに、まっさかさまに塔から落ちて、頸の骨を折るのですから…。
  
石川淳 いしかわじゅん 
  1899(明治32)~。(筆者注:昭和50年当時の記事なので存命中。昭和62年逝去)
  斬新な発想、象徴的な手法による作品世界を形造っている。
  本文は、『黄金伝説』(昭和29年刊)によった。
         ㈱明治書院 昭和50年発行『現代国語二』より

この『アルプスの少女』今でも読めるようです。

おとしばなし集 (集英社文庫)
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集英社






戦後短篇小説再発見〈10〉表現の冒険

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そして、今回の記事の本題!!

CHAは漫画家いしかわじゅん先生のTwitterをフォローしているのですが、
(えーと、ン十年前ファンだったのです。ふゅーじょんぷろだくと1981年8月号いしかわじゅん特集号を当時読んで「いつか東京に行ったら、吉祥寺に行って井の頭公園に行って、偶然いしかわじゅん先生に出会えるかもしれない」と夢見る少女でしたw)
ある時(8年前ですが…w)、いしかわじゅん先生が作家・石川淳と原稿料を間違われた話をツイートされていて、思わずリプライしたところリリプライくださいました。





なんと!3回も間違われたんですね~

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