チョー久しぶりにブログ開いてアクセス解析など眺めてみると、いまだに拙ブログ記事が検索に引っかかるようです。
その代表記事が2006年6月21日記事
「その後の『アルプスの少女』~石川淳による短編小説」
【以下再録】
この度めでたく実写化された『ハイジ』で思い出しました。
押入れの中から、高校時代の現代国語の教科書を発掘。
当時教わっていた、他称“現国ゲンちゃん”という若い先生は、かなりの読書家。
しかし、偏っていたような…。
安部公房氏を尊敬し、松尾芭蕉師を「あんな句、旅行すれば誰でも書けますね」と言い…。(オイオイ…いいの?教師でしょ^^;)
中間テストは几帳面な細かい字で横書き!解答用紙も横書きヨ
で、タイトルに戻るのですが…。
そんな先生なので、教科書を初めから順番に講義するはずはなく、プリント教材で授業と言うことが多々ありました。
しかし、数少ない教科書使用の授業で『アルプスの少女』(石川淳)を取り上げたのが、記憶に残っていました。
何故覚えているんでしょう?
うーん…。TVアニメは見てなかったけど、イメージとしてあった『アルプスの少女』とあまりにもかけ離れていたからでしょう。
物語は、誰でもクララの奇跡の話を知っている。知らない者はない、という『アルプスの少女』のその後です。
【簡単なあらすじ】
クララの足は自ら立つことを知り、動くことを知った。そして、ふもとに下り、遠くの町に行く。
そこにあったのは、いくさであった。
その地で偶然出会った兵士はペーテル。クララとペーテルは二人で、もとの山に戻りますが……。
童話が寓意的というのであれば、これぞまさしく子供向きでない童話。
ハイジは登場しますが、いつも不在として存在。単なるイメージでしかありません。
アルムじいさんも同様。実体を失った透き通ったような存在。
象徴として、消え残った水のしずくや、空高い虹。
美しいけれども、手に取ることはできない映像です。
登場人物でいえば、もう一人、牧師様も登場しますが、かなり諷刺的。
神の代理人であるはずの牧師は、いくさを高見の見物しているうちに、まっさかさまに塔から落ちて、頸の骨を折るのですから…。
石川淳 いしかわじゅん
1899(明治32)~。(筆者注:昭和50年当時の記事なので存命中。昭和62年逝去)
斬新な発想、象徴的な手法による作品世界を形造っている。
本文は、『黄金伝説』(昭和29年刊)によった。
㈱明治書院 昭和50年発行『現代国語二』より
この『アルプスの少女』今でも読めるようです。
戦後短篇小説再発見〈10〉表現の冒険
講談社
このアイテムの詳細を見る
そして、今回の記事の本題!!
CHAは漫画家いしかわじゅん先生のTwitterをフォローしているのですが、
(えーと、ン十年前ファンだったのです。ふゅーじょんぷろだくと1981年8月号いしかわじゅん特集号を当時読んで「いつか東京に行ったら、吉祥寺に行って井の頭公園に行って、偶然いしかわじゅん先生に出会えるかもしれない」と夢見る少女でしたw)
ある時(8年前ですが…w)、いしかわじゅん先生が作家・石川淳と原稿料を間違われた話をツイートされていて、思わずリプライしたところリリプライくださいました。
↓
なんと!3回も間違われたんですね~
その代表記事が2006年6月21日記事
「その後の『アルプスの少女』~石川淳による短編小説」
【以下再録】
この度めでたく実写化された『ハイジ』で思い出しました。
押入れの中から、高校時代の現代国語の教科書を発掘。
当時教わっていた、他称“現国ゲンちゃん”という若い先生は、かなりの読書家。
しかし、偏っていたような…。
安部公房氏を尊敬し、松尾芭蕉師を「あんな句、旅行すれば誰でも書けますね」と言い…。(オイオイ…いいの?教師でしょ^^;)
中間テストは几帳面な細かい字で横書き!解答用紙も横書きヨ
で、タイトルに戻るのですが…。
そんな先生なので、教科書を初めから順番に講義するはずはなく、プリント教材で授業と言うことが多々ありました。
しかし、数少ない教科書使用の授業で『アルプスの少女』(石川淳)を取り上げたのが、記憶に残っていました。
何故覚えているんでしょう?
うーん…。TVアニメは見てなかったけど、イメージとしてあった『アルプスの少女』とあまりにもかけ離れていたからでしょう。
物語は、誰でもクララの奇跡の話を知っている。知らない者はない、という『アルプスの少女』のその後です。
【簡単なあらすじ】
クララの足は自ら立つことを知り、動くことを知った。そして、ふもとに下り、遠くの町に行く。
そこにあったのは、いくさであった。
その地で偶然出会った兵士はペーテル。クララとペーテルは二人で、もとの山に戻りますが……。
童話が寓意的というのであれば、これぞまさしく子供向きでない童話。
ハイジは登場しますが、いつも不在として存在。単なるイメージでしかありません。
アルムじいさんも同様。実体を失った透き通ったような存在。
象徴として、消え残った水のしずくや、空高い虹。
美しいけれども、手に取ることはできない映像です。
登場人物でいえば、もう一人、牧師様も登場しますが、かなり諷刺的。
神の代理人であるはずの牧師は、いくさを高見の見物しているうちに、まっさかさまに塔から落ちて、頸の骨を折るのですから…。
石川淳 いしかわじゅん
1899(明治32)~。(筆者注:昭和50年当時の記事なので存命中。昭和62年逝去)
斬新な発想、象徴的な手法による作品世界を形造っている。
本文は、『黄金伝説』(昭和29年刊)によった。
㈱明治書院 昭和50年発行『現代国語二』より
この『アルプスの少女』今でも読めるようです。
おとしばなし集 (集英社文庫) | |
クリエーター情報なし | |
集英社 |
講談社
このアイテムの詳細を見る
そして、今回の記事の本題!!
CHAは漫画家いしかわじゅん先生のTwitterをフォローしているのですが、
(えーと、ン十年前ファンだったのです。ふゅーじょんぷろだくと1981年8月号いしかわじゅん特集号を当時読んで「いつか東京に行ったら、吉祥寺に行って井の頭公園に行って、偶然いしかわじゅん先生に出会えるかもしれない」と夢見る少女でしたw)
ある時(8年前ですが…w)、いしかわじゅん先生が作家・石川淳と原稿料を間違われた話をツイートされていて、思わずリプライしたところリリプライくださいました。
↓
3度ほどあったよ。RT @nyorohatti: 石川淳は30数年前、現国の教科書で知りました。いしかわ先生とダブってる時期、ダブってる出版社があったのね^^! RT @ishikawajun 俺は「石川淳」の原稿料をうちに振り込んだんで返してくれっていわれたことあり。反対もあり
— いしかわじゅん (@ishikawajun) 2010年2月10日
なんと!3回も間違われたんですね~
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