シネマるマンガぁ?byちゃとと

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顔、顔、顔。まさしく『フェイシズ』

2009-08-19 10:54:50 | シネマる(ビデオ・TV編)
8/15記事にも書きましたが、ジョン・カサヴェテス監督作品を次々に借りて鑑賞しました。
そのうちの1本『フェイシズ』

監督:ジョン・カサヴェテス
出演:ジョン・マーレイ、ジーナ・ローランズ、リン・カーリン、シーモア・カッセル、ヴァル・エイヴァリー、ドロシー・ガリヴァー

ハリウッドに嫌気がさしたジョン・カサヴェテス監督が、私財を投じて作った独立資本作品だそうです。
舞台となる家も、カサヴェテスが抵当に入れた自宅とか。編集も自宅ガレージで、…ってホントに自主制作映画ですね。

ドキュメンタリーかと見まごうほど、自由なカメラワーク。
画面からはみ出る顔の表情のアップ多用。
テンションのあがった即興劇かと思うくらい、感情のぶつかり合う台詞の応酬。
カメラは自由にそのやりとりを追います。
淡々と、そのやり取りを追うカメラにジム・ジャームッシュを見た気がしましたが、こちらが本家ですよね^^

ジョークとバカ笑い。
本心を隠した表情、感情の高ぶっている表情。
求愛する顔、又その正反対の別離を願う顔。

それらにモノクロ映画の緊張感が相まって、一日半の限られた時間、限られた空間で起きた出来事が、なんとも心のひだに響きます。

『グロリア』のジーナ・ローランズが若い!美しい!奥さんをこんな風に撮るなんて、いいぞ!
セルDVDが廃盤。プレミアついてバカ高いので、再販希望♪

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【8/20追記】
カサヴェテスの出演した『ローズマリーの赤ちゃん』と同年1968年公開だそうです。
『ローズマリーの赤ちゃん』はスンゴイ昔の映画って感じだけど、『フェイシズ』はイメージとして、最近の映画って言うてもええくらいだと思います。古びてないというか、一周して又、最近の映画っぽいというか。
やはりインディペンデントなのだと思います、はい。
俳優としての出演料(ギャラ)を自分の映画に注ぎ込んだのね。

【9/10追記】
めでたい!リマスターで再販予定!
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